今更・・・？なことが沢山

　こんな年齢になって？？と思うが他人に聞くに聞けないようなことだったことが、何だか最近では逆に聞けていると言うか聞いている・・・ような気がする。　「ああそうなんだなあ」と自分でも妙に思えるほど感心することしきりだったり、妙に納得したり・・・。　年を重ねるとはこういうことなのかしらと思ったり・・・。　実家の母とお台所に立った経験が本当に少ないと痛感する。　学校を卒業してからと言うもの、すぐに勤務。　母に甘えてほとんど頼りきり。　その挙句は島で３年勤務。　そして結婚。　あらためて思う。　やはり生き字引である人と一緒にいるときに、あれこれ教えてもらうと言うことの大切さ。　どんな些細だと思えることも今となっては聞けない。　母が普通にこなしていたことが、あらためて「そうだったんだあ・・・」と言うことが最近多いように思う。　友人たちに話すと「そんなものよ」と返事が返ってくるが、やはりなあ・・・。

　お台所に立って炊事仕事をしている際に最近思うことは、「ずいぶん汚い水を流していたんだなあ」と言うことである。　もう数年も前になるが友人がくれた排水溝用のネット・・・。　ずいぶんきめが細かいものだ。　私はそれまでは銀行やら商店などで何かの折に貰ったネットを何とはなしに使用していた。　それと比べるとかなり目が小さくてすぐに目詰まりしてしまうのだ。　野菜や特に魚類を調理したり、食器を洗うとすぐに水が流れなくなる。　その都度その都度綺麗にネットをしぼって再利用するが、これだけのものを以前は流していたということにハッとさせられる。　この年になって気付いた。

　またおしゃれの話にしても、以前だったら聞きたくても聞かなかったこと。　ヘアカットがとても素敵だったり、ヘアカラーが好い色だったり・・・そんな相手に「どこの美容院へ行くの」とか「どんなヘアカラーを使ってるの」とか聞けなかったなあ。　でも友人たちが「どこの美容院に行くの」とか「それ何使ってるの」と聞いてくる。　聞かないのは私だけ・・・と思っていたら、やはり年齢とともにあれこれ普通に聞くようになったんだとか。　またお化粧にしてもあれこれどんどん気になることを聞く。　まあそれだけ気を使わない気取らずに済む仲になったと言うことだろうか。　

　草花のことについても、「水仙は花の茎だけをきるようにしないと、葉っぱまで一緒に切ると来年用は期待できない」とか、「アマリリスは球根が見えるように植えないといけない」とか・・・。

　何かにつけて聞くことができる先輩たちが多くいると言うことはとっても助かる。　私にとっての生き字引・・・。

つつじが少しずつ開花し始めている。　山つつじはもう満開かしら。

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