社員のおしゃべり

日々の生活の中でのできごと

楽しきブーム

2015-11-16 09:58:08 | 楽しく楽しく
 最近、わが家で一大ブームになっているのがレース編みだ。 何を思ったのか突然長女が「母さん、私レースが編みたいんだけど、教えてね。」と言い始めた。「いいよ。」と即答。

 まだ保育園の年中の頃から、私のそばで編み物を見よう見まねでしていた。 それは毛糸だ。 主人や妹にあの小さな可愛らしい手でマフラーを編んでプレゼントしたり、中学校時分には大好きだったお祖父ちゃんに暖かいだろうと純毛のマフラーをプレゼントしたり・・・。 お祖父ちゃん子だった長女は一生懸命に編んでいたなあ・・・。 今でもその時の様子が目に浮かんでくる。 いつも父はそのマフラーが暖かいと言って愛用していたようだ。 だから亡くなった時には棺にそのマフラーを入れておいた。

 そんなこんなで毛糸はずいぶん編んでいると思うが、模様編みはまだ経験がなかったように思う。 私は白内障の手術をしてからというもの、細かいことをするのが億劫で、編み物はしなかった。 縫物も読書も以前ほどできなくなっていた。

 でも娘の一言で、「伝えられること、教えておけることは少しでも・・・」と思い、一緒に開始。 ドイリーを私に編んでくれるというので、じゃあ私も・・・と開始。 人生初の長女の作品が仕上がった。 遅れて私も仕上げ、娘にプレゼントだ。

 亡き母がレース編みが得意で、大作をずいぶん編んでいる。 ちょっとした物も私が小さなときから編んでくれていた。 幼稚園くらいの時にはかわいいお財布も編んでもらったなあ・・・。 一度それを小学校のグランドで遊んでいて失くしてしまい、暗くなるまで友人たちと探した末にようやく見つけて帰宅し、遅く帰宅したことで母を心配させた思い出もある。 懐かしい思い出だ。 

 母の影響で私も毛糸やレースを編んでいたが、結婚してからは毛糸ばかりだった。

 そんな長女や私の姿を見て、次女も今レース編みにはまっている。 私は長女に教えるついでに、ドイリーを編み上げたので、目下休憩中だが、二人の娘たちは、秋の夜長、そばで編んでいる。 とても幸せな光景だ。 いつまでこの素敵な時間を共有できるのかしら・・・などと見ていると、「母さん、なんだか見守っているって目をして見ているねえ・・・。」と長女。 

 「そうだよね。いつだって見守っている・・・。見守ってきた」と思いながら、また微笑んでいる。

 編み物の記号が少しずつ分かるようになり、次の作品に二人ともうつっている様子だ。


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