社員のおしゃべり

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行ってきました・・・

2015-07-21 09:49:11 | 楽しく楽しく
 周南市美術博物館で、滝平二郎氏の切り絵を見てきた。 とても突然(いつものことだが)主人が「もう最終日が近いから行こうかあ・・・」と言いだし、「えっ!!そうねえ」で行ってきた。

 「幼い時分から絵が好きで、木版画を作り始め、その後切り絵も作り始めた・・・。 木版画は大変で、自身の億劫な性格から切り絵へと移行し始めた」という経緯が最後に書いてあった。 

 必ず誰もが見たことのある切り絵があるはずだ。 それほど日本人にはなじみのある滝平さんの切り絵。 

 日本児童文学名作集には挿絵として随分掲載されている。 私がいちばん記憶に残っているのは「花さき山」と「モチモチの木」だ。 どちらも人の心の奥深くをサッとなでるような・・・そんな内容と挿絵だ。 大好きな作品である。 原画の前で、立ち止まってしっかり見てきた。 

 都会に生まれ育った人でさえ、きっと田舎のふる里を想像するような、どこか懐かしい、優しい切り絵が沢山ある。 私が幼い時分の昭和の農村の風景や暮らしを想像することができる。 「うんうん、確かにこんなだったような・・・。 細部を見るとそこには祖父母の家(もう建て替わってしまった)の思い出があるような・・・。 夏休みに遊びに行き、広い広間に、布団を並べて敷き、いとこたちが全員蚊帳の中で寝た思い出。 蚊帳の上に枕を1つ入れて、中から蹴り合いをして遊び、祖父に怒られたこと・・・。 いろんな思い出が繋がって広がっていく。 田圃の消毒もさほどきつくなかった当時、蛍がまだまだ飛び交っていた。 灯りを消して蚊帳の中から眺めたり、蚊帳の中に取り込んでふわふわ飛ぶのをキャッキャ言いながら眺めたり・・・。 それぞれの切り絵の中に、見る人それぞれの思い出が広がる。  

 優しさだけではない。 人間の影の部分も描いている。 力強く、時には怖さも感じるようなそんな作品もある。 一人で見ていると怖いような・・・。 それも見る人それぞれの思いの中で広がっていく。 

 素敵なひと時を過ごし、リフレッシュ。 本をたくさん購入し、自宅でも余韻に浸っている。 「いいねえ・・・。」


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