ご褒美

　昨日は久しぶりに、車を走らせて次女と広島方面へ出掛けた。　運転が嫌いな私は、運転だけで疲れる。　娘が「交代しようか」と言うが、やはりまだ車の多さを考えると、遠慮。
　そう言えば、長女がいとも簡単に言っていた。「そのうち私が連れて行ってあげるから」と。　でも長女はここのところ運転していないなあ・・・。

　まあそんなこんなで今日は久しぶりの娘とのデート。　実に楽しいものだ。　服選びも「これいいじゃない？」「こっちの方がいいよ」「これも買えば？」などなど。　ひとりで行ったら絶対買わないような服まで買ってしまった。

　主人と出かけると全く買わない。　見て歩くのは主人のものばかりだ。　まあ昨日も何気に探しているのは主人の服。　一着ほどいいと思うものをまずは購入。　その後娘の服を見て歩きながら楽しむ。　でも娘は自身のものも見ているが、私に似合いそうな、私が好きそうな服を探している。　そして「これ、好きそうだよね」「これ、どう？」と鏡の前で身体に沿わして見せてくれる。

　学校勤務をやめてからほとんど服は買わなかった。　まず欲しいと思わなくなり、昔からだが、流行云々がどうなの？と思うほうだ。　「年齢相応で、下品にならない・・・」で良いと考える。　

　娘たちが気を遣い、あれこれ買ってくれるが、自分では買っていなかったことに驚く。
そんなこんなで、本当に久しぶりに自分のために服を買った。　毎日頑張っている自身へのご褒美かな？！などと思う。

　でも実に楽しかった。　自分以外の他人のために何かを選ぶのは楽しいものだが、その感覚とは違い、どこか新鮮で、とても興奮した。

　次女曰く「どこかへお父さんと行かないとね」。　「そうしようね。　お洒落してお父さんとデートしようかな・・・。」


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