亡き母を思って・・・

　今夕、友人が届けてくれた「本」。　以前陶芸教室へ行き、そこでお会いしてお地そうさまの作り方を教えていただいたことがある。　その方が書かれた本である。　「ちょっとトボけたばあちゃんのお話」と言う本だ。　4年間ずっと介護をされ、その間にブログに書いておられたものを本にまとめたものとのこと。

　さまざまなエピソードを、大変な状態であったろうにユーモアを交えて綴っておられる。　読みながら私も亡き母のことを思い出しては、何か重なる面があり、泣いたりほくそ笑んだりしながら読んだ。　ここまである面客観的な対応ができるなんて凄いの一言だ。　もしもこの年になってからならもっと違うやり取りができたかしらと思ったりもするが・・・後悔ばかりである。　今こうしてキーボードをたたいていながらに、思い出すと涙が止まらない。　「今だったら・・・」「こうもああもしてあげられたんじゃないか」「もっとよくしてあげておけばよかった」とただただ涙・・・。　長女を産んだばかり産後間もない時期ではあったが、それでも・・・と思ってしまう。　その時はその時で必至だった・・・。　後悔してもいたしかたない・・・今からはこんな後悔がないように・・・と願うばかりだ。　

　それにしてもたくましい生き方をされている。　絵も書も素晴らしい。　そして文章も・・・。とても前向きな生き方を見せられた気がする。私も前向きに・・・。


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