チェロ奏者の憂鬱。。。

チェロ弾きの安野英之です。
演奏のほかアマチュアオーケストラ指導・指揮、音楽高校の非常勤講師などしています。

昨日のオーケストラ千里山(9月14日)

2014-09-15 | オーケストラ
昨日はオーケストラ千里山の練習に行ってきました@ファッチャ京橋。

まず午前は(10時から!)弦楽器分奏を。

チャイコフスキー「交響曲5番」(1楽章)を細かく練習しました。

とにかく皆さんには、アタマで思っていることと、カラダにはタイムラグがあることを十分理解してもらい、その誤差をなくしていくべく、ゆっくりから細部を練習しました。
2時間弱分奏しましたが、効果はてきめんで、午後からの練習がはかどったのは言うまでもありません。

そして午後は12時30分から団内指揮者によるショスタコービッチ「祝典序曲」から。

この曲は作りがシンプルなだけに全く”ごまかし”がききません・・・
4分音符ばかりの簡単な譜面の部分に落とし穴があり、ウラハクの軽さや、長さ・処理が今後の課題でしょう。
逆に細かい8分音符の旋律は、上手くいっていました。

その後、私がバトンを受けてブラームス「交響曲3番」を練習しました。
「1楽章が合わない!」と言うことでしたので、1楽章を練習しましたが、木管楽器も朝からひたすら分奏(1楽章を!)してくれていたおかげで、タテが合わないということはありませんでした。
全体的には伸ばしているオト(長いオト)や、アクセントのオトでテンポ感が狂う傾向でしたので、そういったことをなおしました(字で書くとわかりずらいですが)。
少し3楽章も練習しましたが、午前の弦分奏が功を奏して、弦楽器はずいぶん柔らかいオトが出ていたかなと。
木管・ホルンも個人練習のタマモノでしょうかとても善戦していました。

最後はチャイコフスキー「交響曲5番」を練習しました。
ブラームス同様、1楽章の6拍子が難しいということでしたので1楽章を徹底的に練習しました。

強奏のときむやみにアタックを付けないよう、そして休符はいつでもきっちり休符を演奏するように等、こちらも細部にこだわった練習でした。
昨日は終始「アタマとカラダ」の時間差にこだわって練習をしましたが、ずいぶん修正されたと思います。
これが本番指揮者の前で発揮できることを祈るばかりです(笑)

本番は10月13日です。ぜひご来場下さい!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする