@幕張日記

@幕張が日々を想いのままに綴る日記

ニセモノの国 中国

2005-06-05 21:13:33 | @幕張の主張
 TBSニュースで中国の贋物商品についての特集をやっていた。
贋物といえば、@幕張的には韓国の方が贋物商品が多いという印象が強いのだけれど、最近は中国もすごいのだとか。

 中国は個人に対して何事にも「無限の義務」を課す共産主義の国、だから中国人は自分達が主張できる数少ない「権利」については異常に主張が強い。拡大解釈どころか、こじ付け解釈なんて日常茶飯事。
中国は2001年にWTOに加盟したはずだが、そんな自分に都合の良い、もっと言えば「自分さえ良ければ、他はどうでも良い」、という意識が、WTO加盟国に課される「知的財産権の遵守」という事項を蔑ろにしている。

「自分さえ良ければ、他はどうでも良い」という意識は「自分の物は自分の物、他人の物も自分の物」という思考につながり、それが何時しか「欲しいモノは殺してでも奪え」という自己チューが極大化した犯罪へと繋がる。
日本でも僅かな金品の為に、青龍刀を振り回して日本人一家を惨殺する事件があったが、中国では子供の教師を親が気に入らないからといって殺してその肝臓を取り出して食べたとか、ちょっと信じられないような事件が起きている。種の中で共食いは倫理的には最悪なのに、中国ではつい30年ほど前まで頻繁に行なわれていたとか。

おっと、話が逸れた。

そんな知的財産に対する意識が薄い中国に対して、@幕張が懸念する事がひとつ。
それは、いよいよ3年後に迫ってきた北京オリンピック。
オリンピックでのマーケティングはオフィシャルパートナー制となっている。つまり競合排除、競合対策として1業種1社と限定されて、スポンサーとなる企業がオリンピックというコンテンツを利用した営利事業に独占的な権利を持っているのだが、果たして、北京オリンピックではこれが通じるのかどうか。
現状として粗悪な贋物が出回り、売る側は「売れれば良い」、買う側も「安ければ良い」という意識の低さが罷り通っている今の中国で、「守られるべきマーケティングの権利」、「知的財産に対する認識」がどの程度、改善される見込みがあるのか。

今までは「ナンでもあり」の中国にとって、北京オリンピックは知的財産の保護というものに対する、いわば倫理観のグローバルスタンダードを試される大きな試金石になるのではないかと考えるのである。

広東語では「贋物の商品」を「假物」と書く。日本語に訳すと「偽造した物」の意味。
日本語のように「コピー商品」とか、曖昧な言葉でごまかす国民性とは違うのだから、ヤル気になればできる国のはず。
ただし、無神論を唱え、特に文化大革命から行なわれた徹底的な共産党崇拝(=個人崇拝)と唯物主義により、古来から育まれてきた倫理観、そして相手を尊敬し、敬う気持ちが霧散していなければ、だけれど。

しかし、SONY がSQNY とか、Canon がCanona とか、Panasonic が「松下の星」とか(w
中国人って結構、オヤジギャグのセンスは高いと思うゾ。
     

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