@幕張日記

@幕張が日々を想いのままに綴る日記

私信Ⅱ:14年前の思い出

2005-06-06 10:00:02 | @幕張の日本小紀行
 前の会社から持ってきた私物を入れたダンボールを整理していると、懐かしいトロフィーが出てきた。
湾岸戦争の翌年、沖縄の米軍嘉手納空軍基地で、前年のボランティアから選ばれた10人に授与されたトロフィー。"TOP GUN"ならぬ"TOP 10 VOLUNTEER OF THE YEAR"として、基地の中にあるAIRMENS CLUBで催された晩餐会で、基地司令官から直接もらった@幕張の宝物。

あの頃の沖縄は@幕張の前で眩しく輝いていた。

F-15パイロットの友人と夜通し語り合い、海兵隊の友人と飲み比べ、そして地元の短大生に恋をした。初めて結婚を意識したのもこの頃。
基地の上司に誘われて、本気で沖縄に移り住み、米軍基地に就職する事を考えていたあの頃。

@幕張の、ちと甘酸っぱい思い出が沢山詰まった小さなトロフィー。

翌年、長野オリンピック組織委員会に出向した事が運命の分かれ道になってしまったが、あのまま沖縄に移り住んだら今頃どうしているだろう…、と想像するとちょっと複雑。

歴史に「if」はないけれど、もし自分が二人いたならもう片方は躊躇せずに沖縄に移り住んでいただろう。

ここしばらく沖縄に行っていない。
その間に何人もの友人が亡くなり、何人もの友人が消息不明となってしまった。

沖縄は東京よりも時間がゆっくり流れる、なんて言われているけれど、@幕張的には沖縄の方が時間の流れが早い気がする。
楽しい時間ほど、泡沫の夢のようにあっという間に過ぎ去るんだろうか。

@幕張の、心の奥底のもう一つのドアを開けてくれるのが、この小さな時計のトロフィー。
     

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