袴田さんよかった。本当に。まだ無罪が確定したわけではないけど、刑の執行停止になり拘置所からでれたこと、当たり前なことが、ようやくかなえられて心ふるえるよ、私は。
村山浩昭裁判官の
DNA鑑定の結果の不一致という事実をうけた証拠について
「捜査機関によって捏造された疑いのある証拠によって有罪とされ、死刑の恐怖のもとで拘束されてきた」
略
「これ以上拘束を続けることは耐え難いほど正義に反する」
ここまできっぱりいってくれて、頼もしい。
あたりまえに言わなきゃいけないことを言えない裁判所が多いと思う中、信頼できる。尊敬できる。
鬼畜としかいいようのない犯罪、突然の自然災害・・・・・・病気、事故・・・・・
いろんな不幸、死に方があるけど、私は冤罪ほどむごたらしい死は無いと思う。
自分のいう事がだれからも信じてもらえず、避難の中自己否定される。
すくなくっても、他の場合は涙を流してくれる人いるものね・・・。でも、被疑者・被告・死刑囚にはいないのだ。
今回の裁判官の言葉は、ほんとにそのむごさをよくあらわしている。
司法といえども、人がすること、間違いはあって当然。捜査も同じ。だけど、捏造までして死刑案件を進めるとは、殺人行為ではないかと思う。
国家機関の故意ある殺人。そして、真犯人だと思いその被告を憎むことで心の悲しみを癒したかもしれない被害者遺族にとっては、違うと知ったときの二重の苦しみ。真犯人をのがしたという点もあわせれば、ほんとに多重の犯罪行為だとおもうよ。
もし、かりに死刑案件でなくとも、やっぱ冤罪はむごい事。権力のすることだから、慎重に慎重に、それが徹底されてないような冤罪は犯罪といっても言い過ぎではないと思うな。
袴田さんのお姉さんには、もう、ほんとにお疲れ様。自分が健康で生きてなければ弟の再審請求もできなくなると頑張って法律事務所につとめながら、健康管理して、人生を捧げてきたそうだ。
これからまだまだ先がながいだろうけど、
この人たちの失われた時は帰ってこない。その重みが、よろこびと隣り合わせかなぁ。
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