術前ケモ+ハーセプチン、オペ、放射線、術後ハーセプチンとフルコース治療を終えてまる2年になった。
2年前の9月13日に最後のハーセプチンを終了した。
早いものだ。
ホルモン治療をしてる人たちはもっと治療期間が長いわけで、その分安心もあれば副作用の波もあるだろう。
よく、解放されたい反面、無治療になるのが怖いとも聞く。でも、私は無治療でいる期間、ほとんど不安ってなかった。と、今は感じている。
副作用は今も残っているけど、再建もしたし、リンパ浮腫対策も順調にできてるし、なんだかんだQOLの高い2年だった。と、今は思う。
乳がんも今となっては、そんなに嫌なことばかりではない。キャンサーギフトの方が、今は気持ちの中で溢れている。嫌だったこと、辛かったことは今はそんなに思いださない。そんな無治療2年目。
偶然だけど、
定期的にお食事会みたいなのをしてる会が昨夜あった。
今回は北浜の創業90年という☆をとった天ぷらと鯛料理のお店「与太呂」に連れて行ってもらった。(今回はうちがゲスト)
新しいモダンなビルに埋もれるようにポッと灯った看板は、意外なほど目立つ。あたりと格の差をみせつけるように目を惹いた。そして吸い込まれる感じの優しさだった。90年の趣。少しずつ手入れしながら、和室も洋間の設えに変えていったのだろう。テーブルの高さ(低さ)がたまらなくくつろげる。
鯛めし。鯛はやっぱ嬉しい。喜びの魚だね。
いくつもの手のひらに包まれてきた湯のみは私好み
明日は最後のハーセプチン。そう思って自分をねぎらいながらも、不安にゆれてた2年前の夜とはおおちがい。
私はいつまで、この今の穏やかな無治療を過ごせるのだろう。
ふと思う再発のこと。
90年とはいわないけど、
少しずつメンテしてもいいけど、
もうしばらく続いてほしい。
それでも、もし再発があっても、今のQOLがそんなに変わらないなら、怖さはない。と、今は感じる。
「今は感じる。」
その事に感謝して、鯛めしをたいらげた。私もみんなも90年のオーラにやられてしまった感じ。
ふんわりと包まれてた・・・・・・
ps
天ぷらも絶品だった~~次はカウンターで決めてみたい
こんな天ぷら屋さん探していたんだ~~