マグロチャンピオンの料理道場

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天使の都バンコクで日本の「かきおこ」風のお好み焼きを作ってみよう。

2013年02月18日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
今日のバンコクはとても暑くて、お店のエアコンが悲鳴を上げるような状況だが、いよいよこれからバンコクはもっと暑くなっていくのだろう。

さて、先日、(A)さんよりコメントをいただき、「牛タンのインジェクション」について詳しく知りたいとのことだが、「インジェクションビーフ」に付いては、ブログ内に詳しく書いてあるので、探してもらいたいと思う。

下記の写真のように、「ピックルインジェクター」とう、注射針が100本程付いている機械を使用して、水と脂を乳化した「エマルジョン」を注射するのが「インジェクションビーフ」という商品で、日本でも価格の安いステーキチェーン店の牛肉はほとんどこの「インジェクションビーフ」と言っていいだろう。



「牛タン」へ「インジェクション」をする場合には皮が堅く、針が刺さらないので事前に牛タンの皮を剥いておくのがポイントだ。

もっと詳しく知りたいのなら、お手数だがバンコクに来ていただければと思う。

このインジェクションビーフだが、粗悪品も多いが、良い材料を使用し牛脂100%をインジェクションすることによって、価値の低い赤身肉をとても美味しく食べることができる。

よく、「いんちき」な商品と勘違いされるが、これからは世界中で食べ物の奪い合いになる中で、日本で開発された画期的な方法であると思う。

この「インジェクション」の話を続けるとまた話が長くなってしまうので、今回は「かきおこ」という岡山県のお好み焼きの話をしよう。

この「かきおこ」は岡山県、備前市日生町の名物だが、とにかく獲れたての「たっぶりの牡蠣」と「キャベツ」と「ネギ」だけというとてもシンプルなお好み焼きだ。

今回は牡蠣の代わりに「ムラサキイガイ」で代用するが、水分が多い場合には生地と混ぜる前にさっと、フライパンで炒めておくといいだろう。

また、ふっくらした生地が好きならば、生地に生卵を1個加えるといいだろう。

それでは早速作ってみよう。

◆「かきおこ」風のお好み焼きの作り方。

<用意する物>


写真手前の左から「万能ネギ」50g、「かつを出汁」200ml、「小麦粉」カップ1(100ml)、「ベーキングパウダー」小さじ1、写真中央の左から「ムラサキイガイの剥き身」300g、「キャベツ」小の1/2、
写真奥の左から、「お好み焼きのソース」適量、「マヨネース」適量。

<作り方>
①キャベツを太目の千切りにする。


②ボウルに小麦粉を入れる。


③かつを出汁を少量ずつ加えながらかき混ぜる。


④ベーキングパウダーを加える。


⑤よくかき混ぜる。


⑥キャベツを加える。


⑦貝(ムラサキイガイ)を加える。


⑧万能ネギの小口切りを加える。


⑨具材全体を混ぜ合わせる。


⑩フライパンを弱火に掛けて、サラダ油少量(小さじ1)を敷く。


⑪生地を流し入れる。


⑫蓋をして蒸し焼きにする。


⑬両面をこんがり焼く。


⑭ふっくらと焼き上がったら皿に盛る。


⑮お好み焼きのソースを掛ける。


⑯マヨネーズを掛ける。


⑰お好みで「花かつお」を上から散らして出来上がり。


今回は牡蠣の代わりに「ムラサキイガイ」を使ってみたが、やはり「牡蠣」には適わないかな?という感じを受けた。

次回も「ムラサキイガイ」を使って、「ムラサキイガイ」をもっと美味しく食べられる料理を作ってみようと思う。。。








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