中国に来てから早くも5年になるが、いろいろな思い出がある。
旅行で行った国はどこも素敵な思い出ばかりだが、仕事をした国では嫌な経験もたくさんあり複雑な気持ちだ。
急に皆さんに話すのでビックリすると思うが、今日で中国を離れることになった。
鞄1つで大連空港に着いてから5年、今度は上海の浦東空港からまた鞄1つで旅立つことになる。
先日、中国は「微笑みのない国」と書いたが、自分と一緒に過ごした店のスタッフや周りの人達とは、いつもこぼれるほどの笑顔があった。
そして困った時には必ず誰かが助けてくれたし、スタッフと一緒に酒を酌み交わすことも多かった。
多くのスタッフがうちの店で勉強をして巣立ち、今では他の店で活躍している連中も多い。
そして、たまに様子を見に行くと皆、笑顔で迎えてくれる。
5年前は自分もどこか中国人を見下していたところがあったのか、中国人スタッフと打ち解けることもなく、孤立していたし怒ってばかりいたような気がする。
段々と中国に慣れ、中国人が分かってくると、彼らと一緒にいる時間も増えたし、一緒にまかないを食べたり、美味しいまかないがあると作り方を教えてもらったりもした。
ずいぶん、いろいろな、まかないを食べたが、今日はその中でも一番を決めて「まかない大賞」としよう。
それは、「鶏ガラとじゃがいもの煮込み」だが、鶏をバラした後は、モモ肉の骨には肉は付いていないが「鶏ガラ」にはけっこうたくさんの肉がついていて、特に首のところの肉はとても旨い。
その「鶏ガラ」と「ジャガイモ」を香辛料と一緒に炒めて中国のたまり醤油で味付けしてから、水を加えて煮込むといういう簡単な料理だが、「鶏ガラ」と「じゃがいも」という安い材料を使って、この味は「まかない」としては最高だと思う。
この料理は大連の家庭料理ということだが、ぜひ、作って食べてみて欲しい。
◆「鶏ガラとじゃがいもの煮込み」の作り方。
1)用意する物。
手前の写真の左から「鶏ガラ」「ニンニク」「生姜」「長ネギ」。中央の写真「じやがいも」。奥の写真の左から「中国のたまり醤油」(老抽)「コショー」「塩」「八角」。(写真には無いが万能ネギの小口切りを少し用意しておこう)
2)作り方。
*******下処理*******
①鶏ガラを食べやすい大きさに切る。(モモ肉の骨は使わない)
②切った鶏ガラは皿などに並べておく。
③ジャガイモは皮を剥き一口大に乱切りする。
④ニンニクは皮を剥いて包丁で叩いておく。
⑤長ネギは包丁で叩いてから粗くみじん切りする。
⑥生姜は皮を剥き包丁で叩いて5㎜幅に切る。
⑦鷹の爪はヘタのところの軸が残っていたら切り取っておく。
⑧鍋に湯を沸かし鶏ガラを入れ、さっと色が白くなったら火からおろす。
⑨ザルに上げて水気を取る。
*******本調理*******
①フライパンを弱火に掛けてサラダ油を大さじ1入れる。
②ニンニク、生姜、ネギ、鷹の爪、八角を加える
③香りがでるまで炒める。
④鶏ガラを加える。
⑤ジャガイモを加える。
⑥中国のたまり醤油(老抽)を大さじ1加える。
⑦5分程炒める(ここでしっかり炒めて味を染み込ませるのがポイント)
⑧塩を大さじ1加える(最初大さじ1/2を加えて、味をみながら足していくといいだろう)
⑨コショーを振る。
⑩鍋に移す。
⑪ひたひたになる位まで水を加える。
⑫全体をかき混ぜる。
⑬蓋をして20分程煮込む。
⑭アクをすくい取る。
⑮スープが1/3位になるまで煮込んだら火から下ろし皿に盛り、万能ネギの小口切りを散らす。
⑯出来上がり。
今日で中国を離れることになり、たいへん申し訳ないがこのブログもしばらくお休みになる。
また、どこかの国からブログを再開するので暫く待っていただきたい。
そして、5年間の中国生活の最後に一言。
ありがとう中国。そしてさようなら・・・
旅行で行った国はどこも素敵な思い出ばかりだが、仕事をした国では嫌な経験もたくさんあり複雑な気持ちだ。
急に皆さんに話すのでビックリすると思うが、今日で中国を離れることになった。
鞄1つで大連空港に着いてから5年、今度は上海の浦東空港からまた鞄1つで旅立つことになる。
先日、中国は「微笑みのない国」と書いたが、自分と一緒に過ごした店のスタッフや周りの人達とは、いつもこぼれるほどの笑顔があった。
そして困った時には必ず誰かが助けてくれたし、スタッフと一緒に酒を酌み交わすことも多かった。
多くのスタッフがうちの店で勉強をして巣立ち、今では他の店で活躍している連中も多い。
そして、たまに様子を見に行くと皆、笑顔で迎えてくれる。
5年前は自分もどこか中国人を見下していたところがあったのか、中国人スタッフと打ち解けることもなく、孤立していたし怒ってばかりいたような気がする。
段々と中国に慣れ、中国人が分かってくると、彼らと一緒にいる時間も増えたし、一緒にまかないを食べたり、美味しいまかないがあると作り方を教えてもらったりもした。
ずいぶん、いろいろな、まかないを食べたが、今日はその中でも一番を決めて「まかない大賞」としよう。
それは、「鶏ガラとじゃがいもの煮込み」だが、鶏をバラした後は、モモ肉の骨には肉は付いていないが「鶏ガラ」にはけっこうたくさんの肉がついていて、特に首のところの肉はとても旨い。
その「鶏ガラ」と「ジャガイモ」を香辛料と一緒に炒めて中国のたまり醤油で味付けしてから、水を加えて煮込むといういう簡単な料理だが、「鶏ガラ」と「じゃがいも」という安い材料を使って、この味は「まかない」としては最高だと思う。
この料理は大連の家庭料理ということだが、ぜひ、作って食べてみて欲しい。
◆「鶏ガラとじゃがいもの煮込み」の作り方。
1)用意する物。
手前の写真の左から「鶏ガラ」「ニンニク」「生姜」「長ネギ」。中央の写真「じやがいも」。奥の写真の左から「中国のたまり醤油」(老抽)「コショー」「塩」「八角」。(写真には無いが万能ネギの小口切りを少し用意しておこう)
2)作り方。
*******下処理*******
①鶏ガラを食べやすい大きさに切る。(モモ肉の骨は使わない)
②切った鶏ガラは皿などに並べておく。
③ジャガイモは皮を剥き一口大に乱切りする。
④ニンニクは皮を剥いて包丁で叩いておく。
⑤長ネギは包丁で叩いてから粗くみじん切りする。
⑥生姜は皮を剥き包丁で叩いて5㎜幅に切る。
⑦鷹の爪はヘタのところの軸が残っていたら切り取っておく。
⑧鍋に湯を沸かし鶏ガラを入れ、さっと色が白くなったら火からおろす。
⑨ザルに上げて水気を取る。
*******本調理*******
①フライパンを弱火に掛けてサラダ油を大さじ1入れる。
②ニンニク、生姜、ネギ、鷹の爪、八角を加える
③香りがでるまで炒める。
④鶏ガラを加える。
⑤ジャガイモを加える。
⑥中国のたまり醤油(老抽)を大さじ1加える。
⑦5分程炒める(ここでしっかり炒めて味を染み込ませるのがポイント)
⑧塩を大さじ1加える(最初大さじ1/2を加えて、味をみながら足していくといいだろう)
⑨コショーを振る。
⑩鍋に移す。
⑪ひたひたになる位まで水を加える。
⑫全体をかき混ぜる。
⑬蓋をして20分程煮込む。
⑭アクをすくい取る。
⑮スープが1/3位になるまで煮込んだら火から下ろし皿に盛り、万能ネギの小口切りを散らす。
⑯出来上がり。
今日で中国を離れることになり、たいへん申し訳ないがこのブログもしばらくお休みになる。
また、どこかの国からブログを再開するので暫く待っていただきたい。
そして、5年間の中国生活の最後に一言。
ありがとう中国。そしてさようなら・・・