マグロチャンピオンの料理道場

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電子レンジで作れば煮物も簡単(1)ふろふき大根

2013年03月06日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
ここのところ「魚やす」2号店の準備もあって、なかなかブログの更新ができなかったのだが、先週の土曜、日曜とバンコクの市長選挙の為、お酒の販売ができずお客様も少なかったので、今回のブログ用の写真を撮ることにした。

タイではこのように選挙の前日や当日の深夜までお酒の販売が禁止されていて、もしお店でお酒を飲んでいるところを見つかるとお客さんでも懲役6か月以下、1万バーツ以下の罰金となる。

お店の方は1万バーツでは済まずに、3万バーツ以上も取られる場合もあるようで、うちの店ではタイの法律は守ることにしている。

罰金のことより、もし見つかった場合にお客様がトラック(平ボデー)の後ろに乗せられて連れて行かれることを考えただけでもゾッとする思いだ。

タイではお酒が飲めない日(お酒を販売してはいけない日)はこのように選挙の前日や当日だけではなく年に数日あり、先月(2月25日)も万仏節(マーカブーチャー)でお酒の販売ができなかったのだが、特に仏教関係の日や国王や王妃の誕生日にはチェックも厳しいようだ。

しかし、どこのお店でもお酒を販売できず、もちろん「セブンイレブン」等でもお酒は販売していないが、前もってお酒を買っておいて自分のアパートやホテルの部屋で飲むことについては問題ないので、こういう日は自宅でゆっくりお酒を飲むのもいいだろう。

さて、今回は「電子レンジ」を使って簡単にできる「煮物」を紹介しよう。

「魚やす」では周年、お通しは日替わりで「煮物」を出しているが、「肉じゃが」や「ひじきの煮物」や「筑前煮」など、お客様からとても好評だ。

言い換えればこういう昔のおかあさんの「おふくろの味」を皆が好きなのは、どんなに時代が進歩して変わっても人間の根本的な味覚というのは変わらないのではないかと思う。

しかし、最近では「煮物」は難しいからと作らないお母さんが多いと聞く。

でも、煮物というのは野菜や肉等の材料を切って調味料と一緒に鍋に入れ煮ればできてしまうとても簡単な料理で、昔のおかあさんは掃除機も洗濯機もなくて一日中忙しかった時代に「煮物」という簡単な料理法で美味しい「おかず」を作っていたのだと思う。

今では「電子レンジ」という優れものの調理器具もあり、この「電子レンジ」を使えば元々簡単な煮物を10分も掛からずにもっと簡単に作ることが可能だ。

そんな、簡単に作れて美味しい「煮物」をこれから何回かに渡って作ってみよう。

さて、今回は最も簡単な「ふろふき大根」を作ってみよう。

◆電子レンジを使った「ふろふき大根」の作り方。

①ピーラー(皮剥き器)で大根の皮を剥く。


②2㎝位の輪切りにする。


③ピーラーで両面の面取りをする。(角が煮くずれないように)


④包丁で5㎜~7㎜程十文字に切り込みを入れる。(早く火が通るように)


⑤大根を耐熱容器に入れて、ひたひたになるまで水を入れる。


⑥ラップで蓋をする。


⑦電子レンジに入れる。


⑧500Wで6分間加熱する。(ワット数によって時間が変わるので竹串がす~っと通ればOK)


⑨ボウルに味噌(100g)、砂糖(80g)、酒(60CC)を入れる。


⑩よく混ぜ合わせる。


⑪大根に火が通ったら器に盛る。


⑫味噌を上から掛ける。


⑬お好みで「白ごま」を振る。


⑭お好みで「刻み柚子」を天に盛る。


⑮出来上がり。


さて昨日はお店のアイドルタイム(午後2時~4時)に、また神様にお参りに行ってきたのだが、バンコク伊勢丹の前の「トルムルティの祠」の前にいつにも増して多くの若いタイ人がお参りに来ていた。

この「トルムルティの祠」は以前にも書いたが、ヒンドゥー教の3大神である、ブラフマー神・ヴィシュヌ神・シヴァ神が一体となった神様(三神一体)で、この神様をお参りすると恋愛成就の効果が抜群とのことだが、特に木曜日の夜9時半には神様がここに降りてくると言われていて、赤いバラ9本と線香9本をお供えすると最もご利益にあやかれるらしいが、昨日は火曜日だったのに多くのタイ人の若者がいた。

もしかしたら、本当にすごいパワースポットなのかも知れないと思った。。。



さて、次回は今回に続き「電子レンジ」を使って「かぼちゃの煮物」を作ってみよう。







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