マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

シーチャン島周辺で何を釣る?(2)ライトトローリング

2014年09月17日 | シラチャー ジャスミンホテル
ここ2週間程、熱帯低気圧がこのあたりに停滞しているのか、毎日、夜になると決まって大雨になる。

昼間は曇り空の日が多いが夕方7時頃からの大雨はやはり客足が遠のいてしまう.

しかしシラチャーはバンコクとは違い大雨になっても車が大渋滞でまったく動けなくなることはないので、7時に予約のお客様が8時半に到着というようなことはない。

また、バンコクには800軒以上もの日本料理店があり日増しに競争が厳しくなっていることを考えると、このシラチャーという街での生活も海も近くなかないいいのではないかと思う。

先日、このブログに渡辺さんという方からコメントをいただいた。

シーチャン島での陸っぱりの釣りには最近ほとんど行かなくなったが下記の赤い丸の場所がよく釣れるので試してみていただきたい。



陸釣りの場合にはやはり船釣りに比べると釣れる魚のサイズは小さいが、小さなリールと長めの竿、そして小さなクーラーBOXに缶ビールと氷を入れて、投げ釣り仕掛けとサビキ仕掛けとイカの切り身などの餌を持って、1日中のんびりと釣りをするのもいいものだと思う。

しかし、日差しが強い日には熱中病対策をしっかりしないと頭がクラクラするので気をつけよう。

さて、昨日(9月16日)は2週間ぶりにシーチャン島周辺で船釣りをした。

今回はメンバーが多く6名となったので、いつのもキャプテン・タンの船より大きなワンチャイ船を予約した。


釣りのメンバーは全員が60歳以上で60歳以下は自分だけだが、人生の大先輩だけあって皆さんユーモアのセンスもあって何時行っても楽しい釣りとなる。

また、皆さん土曜、日曜はゴルフなので平日の釣りとなるが船着き場のあるカムヤーイの桟橋まで行く連絡船も平日はガラガラなので、のんびりした1日を過ごすことができるのがいい。

そして昨日の釣りだが、前回(9月2日)には「弓角」で爆釣したこともあり、ライトトローリングを試してみることにした。

船のポイント移動の時に「トローリングラビット」の後ろ3m程に弓角を付けて曳いて主に表層の魚を釣ろうというものだ。


前回、あれだけたくさんの「マブタシマアジ」や「マテアジ」が弓角で釣れたのだから、ライトトローリングでも掛かるのではないか?また、もしかしたら大型の「クイーンフィッシュ」までが掛かるのではないかという期待を抱いていた。

下が今回のライトトローリングの仕掛けだが、ベイトリールにPE5号を400m巻いてラビット110㎝で弓角は4㎝と一回り大きな5㎝を用意した。



船のポイント移動のたびににするするとこのライトトローリングの仕掛けを海面に下す。

ラビットが勢いよく水しぶきをあげている。なかなかいいではないか・・・

しかし、結果的には何の魚も食ってくることはなく残念な結果となった。しかし、船の移動中に何もしないよりもこういうライトトローリングを試してみるのもいいのではないかと思う。

次回、バンサレーでは「ラパラの魚そっくりのルアー」を曳いてみようと思うが、今回は何となくライトトローリングの面白さに触れることができたようで、魚は掛からなかったが楽しい釣りだった。

肝心の釣果の方だが、全員、ほぼ「ボウズ」のような釣果となった。

とにかく、海が「アオコ」で緑色に濁っていて、魚のバイトがまったく無くポイント移動を繰り返すもどこも同じでまったくアタリなし。

途中、船のアンカーを海に落としてしまうというアクシデントがあり、新しいアンカーを取りに帰港する為に大移動ということもあり、本当に魚の釣れない1日となった。

最後に灯台のある島の周辺に行ったが、たくさんの釣船がここに集結しているところをみると、どこに行っても釣れずに最後にここに集まっているという感じだった。

そんな中、大きな「土佐かぶら針」で何とか釣ったのが下の写真の「フエダイ」だった。

この一匹が無かったら本当に寂しい結果となってしまったと思う。

いつもならクーラーBOXいっぱいの魚となるのだが、今回は全員が僅かづつの魚しか釣れず『宴会をやろう!』という声が誰から出ることもなく皆さん帰宅。

自分は店に行きキッチンで仕事だが、昨夜はお客様も少なかったので、コロダイの刺身と小さなアジ(カン・ルアン)を少し刺身に切ってパックに入れて持ち帰り遅い晩酌をした。


もし、コメントをいただいた渡辺さんがこのブログを見てくれていたら、こんな日もありますが次回、ぜひ、釣りにご一緒しましょう。

さて、今回のリベンジの計画と新しい釣りの仕掛けを考えて出直しだ。。。