マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

いよいよソンクランのお休みが始まった。

2013年04月13日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
タイにはお正月が3回あって西暦の1月1日のお正月、そして中華系タイ人が祝う中国の旧正月、そしてタイ歴のソンクランだが、タイ人にとってはやはりソンクランが一番大切のようで、今年は4月12日~4月16日までの4日間が国民の祝日になっている。

しかし、この期間は故郷に帰る人が多く一週間程休みを取る企業も多いので、うちの店も4月12日から4月17日までの6日間をお休みとすることにした。

さすがに元旦の今日は街中ガラガラでひっそりしているが、今年は4月8日の「チャクリー王朝 記念日」が月曜日だったので先週の土曜日から3連休になり、先週の土曜日から既に故郷に帰っている人も多いようだ。

さて、店がお休みの6日間をどう過ごそうか、いろいろと考えたのだが結局バンコクに残ることにした。

パタヤの海岸でのんびりするのもいいかな?などとも考えたのだが、TVのニュースでは欧米人の観光客でごった返しているので、これではのんびりするどころか逆に人混みを見に行くことになってしまう。

また、日本への一時帰国も考えたが、既にソンクラン期間中の飛行機は満席だった。

しかし、こうやってバンコクのアパートで独りでのんびりするのも悪くないと思う。

近所の大型スーパーはソンクラン期間中も毎日開いているし、マクドナルドもバーガーキングも年中無休で更に24時間営業だし、セブンイレブンも24時間営業となればとりあえず何も困ることはないのだ。

せっかくの6日間の連休なので、この休みの間にタニア2号店の新メニューをじっくりと考えたいと思っている。

さて、今回の料理だが電子レンジを使って「豆腐の水切り」をしてみよう。

豆腐というのはご存じのようにほとんどが水分のような食品だ。

そこで料理に使う時には適度に水切りをするが、重しを乗せて水切りするとしても30分以上は掛かってしまう。

そこで便利なのが電子レンジによる豆腐の水切りだ。

豆腐をキッチンペーパーで包んで電子レンジに入れて1~2分加熱するだけで水切りができ、また、電子レンジで予熱することで調理時間も短縮される。

今回は豆腐を電子レンジで水切りして油で揚げて厚揚げとし、更にその厚揚げをサラマンダーで焼くが、電子レンジで予熱することで揚げ時間も半分程に短縮されている。

これから夏に向かいビールの美味しい季節なので、ぜひ、手軽に作れる「おつまみ」として作ってみて欲しい。

尚、家庭ではサラマンダーの代りにフライパンでじっくり焼くといいだろう。

◆厚揚げの炙り焼きの作り方。

①木綿豆腐を用意する。


②周りの堅い部分を包丁で切り取る。


③食べやすい大きさに切る。


④キッチンペーパーで包む。


⑤電子レンジに入れる。


⑥1~2分加熱する。


⑦電子レンジから取り出し水気をぬぐう。


⑧170℃に熱した油の中に入れる。


⑨表面が堅くなるまでじっくり揚げる。


⑩揚げた豆腐を網の上に乗せサラマンダーに入れる。


⑪サラマンダーで両面を色よく焼く。


⑫皿に盛り生姜のすりおろしを盛る。


⑬ネギの小口切りを盛る。


⑭花かつをを盛る。


⑮完成写真


さて、6日間も一人でアパートに籠ることになったが、先程、食材を買いに近くのスーパーに行くだけで、道路の2か所で水鉄砲と大きなホースでの放水を受けてシャツもジーンズもビシャビシャになってアパートに帰ってきた。

子供の頃に戻って自分も水鉄砲を持って街に繰り出せばいいのだろが、さすがにバカバカしくて一緒に参加はできそうもない。

この6日間でタニヤ店の新メニューを作るが、問題なのは1階をBar(バール)にするので、欧米人の好むような料理を入れて欲しいとリクエストがあることだ。

2階、3階は日本料理店で1階はビストロ風の料理を出すのはいいが、キッチンは1つだけではキッチンのオペレーションが混乱してしまうのが心配だ。

そこで、あまり手間が掛からずに美味しい「南米料理」を加えてみることにした。

南米には若い頃に3年間程住んでいたので南米料理のコツは分かっているが、それを自分流にアレンジしてみようと思う。

そこで、次回は南米料理の「ケサディ-ヤ」を作ってみよう。








タイのデザート(かぼちゃのプリン)を作ってみよう。

2013年03月07日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
バンコクは3月中旬となり暑い日が続いているが、これから「ソンクラ-ン」(タイのお正月)に向けてもっと暑くなっていき、そしてうっとうしい雨季の始まりとなる。

日本の雨季のようにジメジメした気候ではなく、雨もスコールのように風が強くなってきたかと思うと空が真っ暗になって急に大雨が降りだすのだが、以前は20分も大雨が降り続いたら雲の切れ目から太陽が顔をのぞかせたものの、最近では1時間も2時間も大雨が降り続き、道路は水で溢れ、交通渋滞もますますひどくなっているような気がする。

さて、久しぶりのブログ更新となってしまったが実は「魚やす」2号店の出店計画があり、この話が決まれば4月中旬から5月上旬のOPENになるだろう。

2号店のOPENを控えて、調理道具等を購入する為に一週間程日本に一時帰国してきたが、3月に入っても東京は寒い日が多く、また、どこに行っても人が少ないと感じた。

実家の浅草も、昼は外国からの観光客が多いものの夜はひっそりとして、どこの飲食店にも僅かなお客さんしか入っていないような状況で、以前の浅草の賑やかさはいったいどこにいってしまったんだろう。
また、平日の銀座も同じで通行人がとても少なく、冷たい風の吹く街という印象だった。

さて、バンコクに戻った次の日にお店でTVの撮影が行われた。

撮影があることはメールで事前に知らされていたのだが、タイの有名な俳優や司会者が3名も来ての撮影になるとは思っていなかったので、撮影のスタッフが何人もカメラをセットしたり、化粧をさせられたりして、いったいどんな展開になるのか内心ハラハラしていた。

今回はタイのあるTV番組が美味しい料理のお店を紹介する、日本で言えば「グルメ番組」のような番組の撮影のようだったが、もし、お店側がお金を出す「有料広告」だったらかなりの額を請求されるのだろう。

こうやって番組側から取材撮影に来てくれるのはとてもありがたいことだと思う。

撮影風景を店のスタッフがデジカメで撮ってくれたので、何枚か写真を貼りつけておこう。







さて、今回の料理だが、かぼちゃを使った定番のデザートを紹介しよう。

この料理のポイントは「バイトゥーイ」の葉の香をココナッツミルクに十分に移すことと、砂糖は「ココナッツ椰子の砂糖」を使うとタイの味になる。

卵は「ダックの卵」が入手できなければ普通の鶏卵でも良いだろう。

では、早速、作ってみよう。

◆タイのデザート(かぼちゃのプリン)の作り方。

<用意する物>

写真左の手前から「バイトゥーイ」1束、ココナッツミルク250ml、ナムターン・ピープ(ココナッツ椰子の砂糖)大さじ3、ベーキングパウダー小さじ1、写真奥の左から「ダックの卵」5個、「タイのかぼちゃ」1個(約3㎏)。

<作り方>
①かぼちゃのヘタのところに包丁を入れて星形に切っていく。


②蓋の部分を切り取る。


③スプーンで中の種を取り除く。


④蓋の部分に付いている種も取り除く。


⑤「バイトゥーイ」の根本の固い部分を切り取る。


⑥ボウルに「ダックの卵」5個を割り入れる。


⑦「ココナッツミルク」250mlを加える。


⑧「ナムターン・ピープ」(ココナッツ椰子の砂糖)を大さじ3加える。


⑨「ペーキングパウダー」を小さじ1加える。


⑩「バイトゥーイ」を手のひらで丸める。



⑪「バイトゥーイ」をボウルの中に入れて、揉みながらココナッツミルクに香を移す。


⑫ホイッパーを使いよく混ぜ合わせ、完全に砂糖を溶かす。


⑬濾し器を通して濾す。


⑭かぼちゃの中に注ぎ入れる。


⑮湯気が立ち上っている蒸し器に入れて40分間蒸す。(蓋はしない。)


⑯蒸し器から取り出し火が通っているか確認する。(竹串をさして透明な水が出てくればOK)


⑰1時間以上そのまま冷やしてから、包丁でまず縦に2つに切る。


⑱中心がまだ温かいようなら、そのまま冷蔵庫で1時間程冷やす。


⑲ケーキのように食べやすい大きさに切り分ける。


⑳皿に盛り、スプーンを添えて出来上がり。


この「タイのかぼちゃのプリン」だが、かぼちゃを蒸してから粗熱を取ったら、あまり冷たくしないで、少し温か位で食べるのがタイ人には好まれているようだ。

少し温かいとデザートなのかアラカルト料理なのか分からないが、実際に食べてみると冷たくするよりかぼちゃの甘さが引き立つようだ。

この料理はとても簡単なので、ぜひ、トライしてみて欲しい。。。







電子レンジで作れば煮物も簡単(2)かぼちゃの煮物

2013年03月06日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
ついこないだお正月を迎えたと思っていたら、もう3月も中旬になろうとしている。

特にこういう南国の温暖な気候で生活していると時間の経つのも早いのかも知れない。

よくタイのことを「微笑みの国」というが、どこの屋台のおばさんもホテルのスタッフも皆、タイスマイルで優しく接してくれる。

そしてタイ人は決して出しゃばろうとはせずに、控えめで照れ屋の人が多い、。

本当に素朴で温かい人柄というのがタイ人の気質だろう。

しかし、旅行者にとってはいいことばかりな反面、お店を経営する側にとってはタイ人は時間にルーズで電話もせずに勝手に休むし、休んだ理由の嘘もへただと思う。

また、『バナナを持ってきてと頼むとリンゴを持ってくる』ような、気を効かしているのか、ただ頓珍漢なのか分からない連続の毎日だ。

特にタイ人は男性にいいかげんなのが多く、女性の方が真面目によく働くので事務職や営業職では女性ばかりを採用する会社も多いようで、社員は女性ばかりという会社もよく見かける。

うちの店の場合には、電話を掛けずに勝手に休むと500バーツの罰金ということにしているのだが、実際にはマイナスにしたことがないので、無断欠勤の常習者が2人程いる。

この2人のおかげでお店のOPEN以来休みも取れなかったのだが、今は2号店用のスタッフをこの店で教育していることもあり、最近ではやっと少しは時間が取れるようになってきた。

このタイ人の気質を一言で言うのなら「マイペンライ」という言葉がピッタリだと思う。

「マイペンライ」とは「気にしない気にしない」「大丈夫さ」とか、『ありがとう』と言った時に『どういたしまして』とかに使われる言葉だが、あまり細かいことや難しいことは考えずに、気楽にやろうよといった意味が込められている。

タイ人はこの「マイペンライ」を1日に何度も使うので聞いた人も多いかと思う。

この「マイペンライ」と近い言葉に「ケ・セラ・セラ」という言葉があり、ヒッチコックの映画の主題歌にもなっている。

http://www.youtube.com/watch?v=aImZEjetK5w

「ケ・セラ・セラ」の語源はスペイン語で、「Que sera' sera'」と書くが、Queは「何」という意味でsera'は英語のbe動詞に当たり、『何になるの?』と訳すのが口語では『何とかなるさ』となるのだろうが、スペイン人が「Que sera' sera'」などという文法のスペイン語を使うことは無く正確なスペイン語ではないと思う。

さて、この「ケ・セラ・セラ」を子供達が歌っている動画を最近見掛けたので見て欲しい。

http://www.youtube.com/watch?v=_m-JsdtkLRQ

もう一つ時間があったら見てもらいた動画がある。

http://www.youtube.com/watch?v=XK9XL_ggf8c

今、日本では「いじめ」が問題になっているようだが、昔はどこの学校にも「番長」という不良少年のリーダーがいて、先生を手こずらせる事はあっても決して弱い物いじめをすることはなかった。

もっと、皆が住みやすい世の中になって欲しいと思う。。。

さて、今回は電子レンジを使って「かぼちゃの煮物」を作ってみよう。

この料理もあらかじめ電子レンジで「かぼちゃ」に火を通してから煮るので、10分も掛からずに簡単に作ることができる。

「かぼちゃ」の代わりに「サツマイモ」を使っても美味しくできるので、ぜひ、作ってみて欲しい。

◆電子レンジを使った「かぼちゃの煮物」の作り方。

①かぼちゃを縦に切り、2等分する。


②さらに縦に半分に切る。


③スプーン等を使って種を取り除く。


④かぼちゃが大きければ、さらに横に包丁を入れて切る。


⑤一口大に切る。


⑥種に近い柔らかい身の部分を切り取る。


⑦薄皮を残して皮を剥く。


⑧かぼちゃをさっと水にくぐらせて、耐熱容器に入れる。


⑨ラップで蓋をする。


⑩電子レンジに入れる。


⑪500Wで3分間加熱する。(再度、煮るので電子レンジで加熱後に固めでもOK)


⑫出汁2カップ(400ml)を鍋に入れ弱火に掛けて、薄口醤油大さじ1と1/2を加える。


⑬砂糖を小さじ1加える。


⑭みりんを大さじ1加える。


⑮塩を少々(小さじ1/4位)を加える。


⑯電子レンジから取り出した「かぼちゃ」を加える。


⑰出汁はかぼちゃがひたひたに浸かる位の分量がよい。


⑱落し蓋(写真のようにアルミホイルを代用してもよい)をして、5分程煮含める。


⑲器に盛る。


⑳完成写真。


さて、お店でこの料理の写真を撮っていて、『タイではかばちゃはどのようにして食べるの?』とキッチンスタッフに聞いてみたら、すかさずにあのタイの定番デザートの名前が出てきたので、次回は「かぼちゃを使ったタイの定番デザート」を作ってみることにしよう。。。



電子レンジで作れば煮物も簡単(1)ふろふき大根

2013年03月06日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
ここのところ「魚やす」2号店の準備もあって、なかなかブログの更新ができなかったのだが、先週の土曜、日曜とバンコクの市長選挙の為、お酒の販売ができずお客様も少なかったので、今回のブログ用の写真を撮ることにした。

タイではこのように選挙の前日や当日の深夜までお酒の販売が禁止されていて、もしお店でお酒を飲んでいるところを見つかるとお客さんでも懲役6か月以下、1万バーツ以下の罰金となる。

お店の方は1万バーツでは済まずに、3万バーツ以上も取られる場合もあるようで、うちの店ではタイの法律は守ることにしている。

罰金のことより、もし見つかった場合にお客様がトラック(平ボデー)の後ろに乗せられて連れて行かれることを考えただけでもゾッとする思いだ。

タイではお酒が飲めない日(お酒を販売してはいけない日)はこのように選挙の前日や当日だけではなく年に数日あり、先月(2月25日)も万仏節(マーカブーチャー)でお酒の販売ができなかったのだが、特に仏教関係の日や国王や王妃の誕生日にはチェックも厳しいようだ。

しかし、どこのお店でもお酒を販売できず、もちろん「セブンイレブン」等でもお酒は販売していないが、前もってお酒を買っておいて自分のアパートやホテルの部屋で飲むことについては問題ないので、こういう日は自宅でゆっくりお酒を飲むのもいいだろう。

さて、今回は「電子レンジ」を使って簡単にできる「煮物」を紹介しよう。

「魚やす」では周年、お通しは日替わりで「煮物」を出しているが、「肉じゃが」や「ひじきの煮物」や「筑前煮」など、お客様からとても好評だ。

言い換えればこういう昔のおかあさんの「おふくろの味」を皆が好きなのは、どんなに時代が進歩して変わっても人間の根本的な味覚というのは変わらないのではないかと思う。

しかし、最近では「煮物」は難しいからと作らないお母さんが多いと聞く。

でも、煮物というのは野菜や肉等の材料を切って調味料と一緒に鍋に入れ煮ればできてしまうとても簡単な料理で、昔のおかあさんは掃除機も洗濯機もなくて一日中忙しかった時代に「煮物」という簡単な料理法で美味しい「おかず」を作っていたのだと思う。

今では「電子レンジ」という優れものの調理器具もあり、この「電子レンジ」を使えば元々簡単な煮物を10分も掛からずにもっと簡単に作ることが可能だ。

そんな、簡単に作れて美味しい「煮物」をこれから何回かに渡って作ってみよう。

さて、今回は最も簡単な「ふろふき大根」を作ってみよう。

◆電子レンジを使った「ふろふき大根」の作り方。

①ピーラー(皮剥き器)で大根の皮を剥く。


②2㎝位の輪切りにする。


③ピーラーで両面の面取りをする。(角が煮くずれないように)


④包丁で5㎜~7㎜程十文字に切り込みを入れる。(早く火が通るように)


⑤大根を耐熱容器に入れて、ひたひたになるまで水を入れる。


⑥ラップで蓋をする。


⑦電子レンジに入れる。


⑧500Wで6分間加熱する。(ワット数によって時間が変わるので竹串がす~っと通ればOK)


⑨ボウルに味噌(100g)、砂糖(80g)、酒(60CC)を入れる。


⑩よく混ぜ合わせる。


⑪大根に火が通ったら器に盛る。


⑫味噌を上から掛ける。


⑬お好みで「白ごま」を振る。


⑭お好みで「刻み柚子」を天に盛る。


⑮出来上がり。


さて昨日はお店のアイドルタイム(午後2時~4時)に、また神様にお参りに行ってきたのだが、バンコク伊勢丹の前の「トルムルティの祠」の前にいつにも増して多くの若いタイ人がお参りに来ていた。

この「トルムルティの祠」は以前にも書いたが、ヒンドゥー教の3大神である、ブラフマー神・ヴィシュヌ神・シヴァ神が一体となった神様(三神一体)で、この神様をお参りすると恋愛成就の効果が抜群とのことだが、特に木曜日の夜9時半には神様がここに降りてくると言われていて、赤いバラ9本と線香9本をお供えすると最もご利益にあやかれるらしいが、昨日は火曜日だったのに多くのタイ人の若者がいた。

もしかしたら、本当にすごいパワースポットなのかも知れないと思った。。。



さて、次回は今回に続き「電子レンジ」を使って「かぼちゃの煮物」を作ってみよう。







ムラサキイガイ(ムール貝)をバター蒸しにしてみよう。

2013年02月21日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
中国での5年の生活に終止符を打ち、バンコクに戻ってきて早くも1年以上経つが、バンコクに住んでいてとても感心することがある。

それは、朝の8時と夕方の6時になるとテレビの画面が変わりタイの国歌が流れることだ。

テレビだけではなく、駅のホームや広場などでもスピーカーから国歌が流れる。

するとどうだろう、すべての人が足を止めて直立不動の姿勢で国歌を聴いている。

そして何人かは自分でも国歌を口ずさんでいる。

下のURLをコピぺして見てもらいたい。

http://www.youtube.com/watch?v=IU5uWqnK3E4

http://www.youtube.com/watch?v=bvotwDzJEvM

ちょっと内容が難しいのだが、この歌を翻訳すると下記のようになる。

タイ国は、タイ国民の血と肉を結集して出来ている。

タイの国土はタイ国民すべてのもの。

タイ国民は平和を愛し調和を大切にする。
    
たとえ戦いとなっても勇猛果敢に戦い決して恐れない。

いかなるものにも侵略はさせない。
    
そのためには、国民すべての最後の血の一滴までも捧げる。
    
わがタイ国に永遠の栄光あれ、万歳!


このように、毎日、毎日、朝の8時と夕方の6時に国歌が流れる国というのはタイ以外に他にはないと思う。

それも嫌々そうしているのではなく、タイ人は本当に国王と国家に敬意を表しているのだと思う。

日本にも「君が代」という国歌があり、オリンピックで金メダルを取った選手が表彰台でメダルを受け取る時に流れる日本の国歌に胸がジ~ンとなる人も多いと思う。

しかし、日本では学校の卒業式に国歌を歌わない生徒が多いと聞く。それに国歌が流れても起立もしないという。

そして、それは何と先生が歌わないように生徒に指導をしているのだそうだ。

なんと悲しいことだろう。自分の国の国歌を歌えないなんて。。。

タイ人はとてもおおらかで自由な国民だが、タイという国を愛し王様をとても尊敬している。

日本も国歌を胸を張って歌えるような国になって欲しいと思う。

さて、今回の料理だが前回に引き続き「ムラサキイガイ」(ムール貝)を使った料理を作ってみよう。

とても簡単にできて、少し加える醤油と焦がしバターに貝のエキスが凝縮した味はワインにも合うし、日本酒との相性もピッタリだ。

とても簡単にできるので、ぜひ、実際に作って食べてみて欲しい。

◆ムラサキイガイ(ムール貝)のバター蒸しの作り方。

<用意する物>

写真手前の左から「ムラサキイガイ」(ムール貝)500g、「ニンニクのみじん切り」小さじ1、写真奥の左から「バター」10g、「万能ネギ」1束、「醤油」小さじ1、「酒」大さじ1、シメジ1/2パック。

<作り方>

①万能ネギを3㎝幅に切る。


②シメジの石づきを切り取る。


③フライパンを中火に掛けバター10gを入れて溶かす。


④ニンニクのみじん切りを小さじ1加える。


⑤ムラサキイガイ(ムール貝)を加える。


⑥酒を大さじ1加える。


⑦醤油を小さじ1加える。


⑧蓋をしてから火力を強火にして1分程蒸す。


⑨強火のまま蓋を取ってシメジを加えてさっと炒める。


⑩強火のままネギも加えて全体を混ぜ合わせる。


⑪皿に盛って出来上がり。


この料理は、あらかじめ材料の下処理をしておいて、さっと蒸し焼きにするのがポイントだ。

酒と醤油を加えたらフライパンに蓋をしてから火力を強火にして蒸すことによって、貝がいっせいに開くようにし、後からシメジと万能ネギを加えたら貝のエキスを凝縮させるように強火でさっと炒めよう。

貝は長時間火を通すと固くなり、またシメジも火を通し過ぎるとべシャっとした食感になってしまう。

尚、この貝を食べるコツは、まず1個目の貝の中身を食べたら、その貝を使って次の貝の中身を挟むようにして食べると食べやすい。(これはベルギーでムール貝を食べるやり方だ。)

ムラサキイガイ(ムール貝)は価格も安いので、べルギーの「ムール貝のワイン蒸し」のように、バケツ一杯分位を作って豪快に食べるといいと思う。

さて、次回は和食の煮物等、手間(時間)の掛かる「お惣菜」を電子レンジを使って簡単に作る方法について話をしよう。




天使の都バンコクで日本の「かきおこ」風のお好み焼きを作ってみよう。

2013年02月18日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
今日のバンコクはとても暑くて、お店のエアコンが悲鳴を上げるような状況だが、いよいよこれからバンコクはもっと暑くなっていくのだろう。

さて、先日、(A)さんよりコメントをいただき、「牛タンのインジェクション」について詳しく知りたいとのことだが、「インジェクションビーフ」に付いては、ブログ内に詳しく書いてあるので、探してもらいたいと思う。

下記の写真のように、「ピックルインジェクター」とう、注射針が100本程付いている機械を使用して、水と脂を乳化した「エマルジョン」を注射するのが「インジェクションビーフ」という商品で、日本でも価格の安いステーキチェーン店の牛肉はほとんどこの「インジェクションビーフ」と言っていいだろう。



「牛タン」へ「インジェクション」をする場合には皮が堅く、針が刺さらないので事前に牛タンの皮を剥いておくのがポイントだ。

もっと詳しく知りたいのなら、お手数だがバンコクに来ていただければと思う。

このインジェクションビーフだが、粗悪品も多いが、良い材料を使用し牛脂100%をインジェクションすることによって、価値の低い赤身肉をとても美味しく食べることができる。

よく、「いんちき」な商品と勘違いされるが、これからは世界中で食べ物の奪い合いになる中で、日本で開発された画期的な方法であると思う。

この「インジェクション」の話を続けるとまた話が長くなってしまうので、今回は「かきおこ」という岡山県のお好み焼きの話をしよう。

この「かきおこ」は岡山県、備前市日生町の名物だが、とにかく獲れたての「たっぶりの牡蠣」と「キャベツ」と「ネギ」だけというとてもシンプルなお好み焼きだ。

今回は牡蠣の代わりに「ムラサキイガイ」で代用するが、水分が多い場合には生地と混ぜる前にさっと、フライパンで炒めておくといいだろう。

また、ふっくらした生地が好きならば、生地に生卵を1個加えるといいだろう。

それでは早速作ってみよう。

◆「かきおこ」風のお好み焼きの作り方。

<用意する物>


写真手前の左から「万能ネギ」50g、「かつを出汁」200ml、「小麦粉」カップ1(100ml)、「ベーキングパウダー」小さじ1、写真中央の左から「ムラサキイガイの剥き身」300g、「キャベツ」小の1/2、
写真奥の左から、「お好み焼きのソース」適量、「マヨネース」適量。

<作り方>
①キャベツを太目の千切りにする。


②ボウルに小麦粉を入れる。


③かつを出汁を少量ずつ加えながらかき混ぜる。


④ベーキングパウダーを加える。


⑤よくかき混ぜる。


⑥キャベツを加える。


⑦貝(ムラサキイガイ)を加える。


⑧万能ネギの小口切りを加える。


⑨具材全体を混ぜ合わせる。


⑩フライパンを弱火に掛けて、サラダ油少量(小さじ1)を敷く。


⑪生地を流し入れる。


⑫蓋をして蒸し焼きにする。


⑬両面をこんがり焼く。


⑭ふっくらと焼き上がったら皿に盛る。


⑮お好み焼きのソースを掛ける。


⑯マヨネーズを掛ける。


⑰お好みで「花かつお」を上から散らして出来上がり。


今回は牡蠣の代わりに「ムラサキイガイ」を使ってみたが、やはり「牡蠣」には適わないかな?という感じを受けた。

次回も「ムラサキイガイ」を使って、「ムラサキイガイ」をもっと美味しく食べられる料理を作ってみようと思う。。。








天使の都バンコクのお好み焼き「ホイトート」にはビンロウを入れるの?

2013年02月16日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
今年も早くも2月の中旬になったが、「魚やす」2号店を出店する話があり、物件の下見や実際にお店を作る場合の厨房のレイアウトの作成などに追われて、ここのところブログの更新がなかなかできなかったが、このブログにちょくちょく立ち寄ってくれている方々には大変申し訳ないと思う。
さて、昨日は「エラワンの祠」に行ってきたのだが、セントラルデパートの前のクリスマスツリーはさすがに撤去されて、春の訪れを感じさせるような景色になっていた。



東京では3月の後半には桜が満開になると思うが、やはり日本の桜は世界で一番美しいと思う。

さて、タイの国のことを「微笑みの国」と言うことが多いが、バンコクの正式名称は下記のようにとても長い。

“กรุงเทพมหานคร บวรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยามหาดิลก ภพนพรัตน์ ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์ มหาสถาน อมรพิมาน อวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์

(クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット)と言い、世界中で一番長い都市名だそうだ。

この長い都市名の意味は、“天使の都、偉大なる都城、帝釈天の不壊(ふえ)の宝玉(エメラルド)、帝釈天の戦争なき平和な、偉大にして最高の土地、九種の宝玉の如き、心楽しき王都、数々の大王宮に富み、神が権化して(国王のこと)住みたまう、帝釈天が建築天ヴィシュヌカルマをして作らせたまいし”ということだが、どうやらラマ一世の詩がそのまま都市名になってしまったようだ。
 
今回の料理は「ホイトート」というタイの庶民が好んで食べる「貝のお好み焼」を作ってみるが、「天使の都」バンコクのお好み焼きと日本のお好み焼きはどう違うのかを比べてみるのも面白いと思う。

このお好み焼きには具材として、牡蠣や「ムラサキイガイ」(カラス貝)などを使うが、今回はタイの屋台等でもおなじみの「ムラサキイガイ」を使ってみることにしよう。

ヨーロッパのムール貝よりも小ぶりだが、価格も安いのでもし実際に作ってみて気に入ったら「おやつ」代わりにいつでも気軽に作れるだろう。

◆タイのお好み焼き「ホイトート」の作り方。

<用意する物>


写真手前の左から「もやし」一握り分、「万能ネギ」2束、「パクチー」2束、タイの「お好み焼きの粉」200g。「キンマーク」(キンマ)とも言う、大さじ1/2、「ベーキングパウダー」小さじ1。写真中央の左から「ムラサキイガイの剥き実」300g、「コショー」少々、「シーズ二ングソース」小さじ1、「梅ソース」大さじ1。写真奥の左から「酢」大さじ1/2、「ナンプラー」大さじ1、「スイートチリソース」大さじ2、「ホットチリソース」大さじ4。写真には無いが卵黄1個分。

<作り方>ソースを作る。

①ボウル等に「ホットチリソース」を大さじ4入れる。


②「スイートチリソース」を大さじ2加える。


③「梅ソース」を大さじ1加える。


④よくかき混ぜる。


<作り方>生地を作る。

①水200mlに「キンマーク」を大さじ1/2加える。


②ホイッパー等を使ってよく溶かす。


③ボウルに「お好み焼きの粉」を1カップ入れる。


④「ベーキングパウダー」を小さじ1加える。


⑤キンマークを溶かした水(200ml)を少しずつ加えて混ぜる。


⑥卵黄1個分を加える。


⑦よく混ぜる。


⑧シーズ二ングソースを小さじ1加える。


⑨「ムラサキイガイ」150gを加える。


⑩全体をよく混ぜ合わせる。


<作り方>パクチーと万能ネギを切る。

①万能ネギを小口切りする。


②パクチーを1㎝幅に切る。


<作り方>本調理

①フライパンを中火に掛けサラダ油を大さじ1敷く。


②生地を流し入れそのまま両面をじっくり焼く。


③別のフライパンを中火に掛けサラダ油を大さじ1敷く。


④「もやし」を加える。


⑤「酢」を大さじ1/2加える。


⑥「シーズ二ングソース」を小さじ1加える


⑦「塩」を少し振る。


⑧「コショー」を少し振る。


⑨炒めた「もやし」を皿に盛る。


⑩焼いた生地を乗せる。


⑪パクチーと万能ネギをを上から散らす。


⑫ソースを添えて出来上がり。


さて、この料理は生地の中に「キンマーク」(キンマとも呼ぶ)を少量加えるが、「キンマーク」とは「ビンロウ」(檳榔)という常緑樹の植物で、この樹の実に石灰をまぜたものを台湾ではビンランと発音し、ガムのように噛んで使用するのだが、今では台湾全土で煙草と並ぶ嗜好品として普及している。

この「ビンロウ」という植物には覚醒作用があり、興奮状態になったり精力増強強剤的な効能もあると言われており、長距離トラックやタクシーなどのドライバーの眠気さましとしても使われているようだ。

ただし、この「ビンロウ」を噛んでいると唾液が赤く変化し、それを口から吐き出すとまるで血を吐き捨てているようで異様な感じを受ける。

タイではこの「ビンロウ」は「キンマーク」(キンマ)と呼ばれ、キンマを噛む風習は、現在でもタイの農村部、山岳民族の間で残っていて、特にお年寄り(おばばちゃん)が好んでキンマを噛むようだが、昔のタイでは「歯が黒いほど美人」と考えられていたようで、その影響もあるのかも知れない。

さて、そのキンマだが、なぜ、「お好み焼きの生地」に入れるのかがどうしても分からないので、いろいろなタイ人に聞いてみたところ、どうやら生地をパリッと焼く為に入れるらしいが化学的な根拠はなく、昔からそのように伝えられているようだ。

「ビンロウ」=「キンマ」に付いては、発ガン性物質が含まれていて「口内がん」との関連性も指摘されているので、なるべくなら使用しない方が良いかも知れない。

さて、今回、タイのお好み焼きを作ったが、次回は「ムラサキイガイ」を使って日本のお好み焼きを作ってみたいと思う。

日本の岡山県は広島、宮城に続く牡蠣の水揚げが全国で3位だが、その岡山県の日生の名物に「牡蠣」をたっぷり使った「かきおこ」(牡蠣のお好み焼き)がある。

お好み焼きの生地には、これでもかと思う程の牡蠣と太目に切ったキャベツを加えて焼くというシンプルな料理だが、牡蠣の旨みを存分に味わえる大阪風とも広島風とも違うお好み焼きだ。

次回は「ムラサキイガイ」を使って、この日生の「かきおこ」風のお好み焼きを作ってみよう。



タイ人もこれが大好きかな?とんがりキャベツとソーセージのアンチョビパスタ。

2013年01月28日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
ここのところバンコクは気温が下がり30℃以下の日が多くなりとても過ごしやすい日が続いている。

深夜に大雨が降ってくれることも空気が乾燥せずにとてもよい。

さて、先日ちょっと面白いことがあったので紹介しよう。

お店に掛かってくる予約の電話のことで、そのお客様は「荒井さん?新井さん?」という名前の方だった。(もし、ご本人がこのブログを見ていたら失礼なのだが紹介させていただくとしよう。)

その電話には、たまたまうちの店の若いホールスタッフが電話を取って次のような会話が始まった。

リーン (電話のベルの音)

店の若いスタッフ : サワディーカー ウオヤス カー  こんにちわ 魚やすです。

お客様      : サワディーカー ワンニー ブッキング ダイマイ? 今日予約できますか?

店の若いスタッフ : ダイカー キーモン カー できます。何時ですか?

お客様      : ヌントゥーム ダイマイ? 7時は大丈夫ですか?

店の若いスタッフ : ダイカー キーコン カー 大丈夫です。何名ですか?

お客様      : サンコンカー       3人です。

店の若いスタッフ : チューアライカー     お名前をお願いします。

お客様      : アライ カー        アライです。

店の若いスタッフ : チンチン レオ チューアライカー えっ? 本当のお名前は何ですか?

お客様      : チューアライ カー     名前はアライです。

店の若いスタッフ : アライナ?         何ですか?(お名前は?)

と、ここまできて店の日本語の分かるスタッフに変わったのだが、この「荒井さん?新井さん?」のお名前の「アライ」はタイ語で「何?」という意味なので、店の若いスタッフとの間ではこのようなやりとりになってしまったが、お客様にはご迷惑をお掛けして申し訳ないと思う。

店の若いスタッフも日本人の名前に「アライさん」「何?」という名前があるとは思っていなかったので、勘弁していただきたいと思う。

もし、このブログをご覧になられていたら、美味しいワインをご馳走したいと思うのでご連絡をいただきたい。

さて、今回はアンチョビを使ったパスタを作ってみよう。

前回のアンチョビを使った「バーニャーカウダ」はうちの店のスタッフの評価はいまいちだったので、今回は前回のリベンジで同じくアンチョビを使って美味しい料理を作ろうと気合も入っている。

たまたま近くのスーパーでとっても柔らかくて甘い「とんがりキャベツ」を見掛けたので、キャベツとアンチョビのパスタを作ることにし、コクとボリュームが出るように ソーセージも加えることにした。

パスタはアルデンテ(芯が残る)はタイ人は苦手なので、芯は無くてもほどよい堅さになるように茹で、キャベツはとても柔らかいので、さっと30秒程茹でることにした。

パスタの茹で上がりの30秒程前にパスタを茹でている鍋にキャベツを加えて、パスタと一緒にザルに上げよう。

さっと水切り(湯切り)したら、水分がまだ残っている熱々の状態でソースのフライパンに入れて、ソースと混ぜ合わせたら強火にしてフライパンを振って油と水を乳化させてテカテカにパスタをコーティングし、ブラックペッパーを少し多めに振り、塩分が足りなければ塩で味を整えイタリアンパセリを散らせば出来上がりだ。

調理時間は下処理の時間も含めて20分もあれば作れるので、ぜひ作ってみて欲しい。

◆とんがりキャベツとソーセージのアンチョビパスタの作り方。

<用意する物>


写真手前の左から「ニンニク」10粒、「アンチョビ」6枚、「鷹の爪の小口切り」大さじ1/2、写真中央の左から「イタリアンパセリ」少量、「とんがりキャベツ」1個半、「粗挽きソーセージ」4本、写真奥の左から「スパゲッティー」200g、「EXバージンオリーブオイル」大さじ3、「塩・ブラックペッパー」各少々。尚、写真には無いが「白ワイン」を大さじ1用意しておこう。

<作り方>下処理

①キャベツを食べやすい大きさに手でちぎる。


②キャベツの芯のところは薄くスライスしておく。


③ニンニクは付け根の固いところを切り取り、縦半分に切る。


④ニンニクの芽のところは苦味があるので取り除く。


⑤粗挽きソーセージを斜めにスライスする。


<作り方>本調理

①鍋にたっぷりの水を沸かし塩を大さじ1加える。


②オリーブオイルを数滴垂らす。(吹きこぼれ防止と、パスタどうしがくっつかないように)


③パスタ(スパゲッティー)を200g沸騰した湯の中に入れる。


*タイマーをパスタの袋の表示(6分)より1分短めの5分にセットする。

④フライパンを弱火に掛けてオリーブオイルを大さ2加える。


⑤ニンニクを加える。


⑥鷹の爪を加える。


⑦ソーセージを加える。


⑧アンチョビを加える。


⑨白ワインを大さじ1加える。


⑩5分経ってタイマーが鳴ったらキャベツを加える。


⑪30秒程茹でてパスタと一緒にザルに上げる。(さっと水切りし、熱々のうちにスピーディーに。)


⑫さっと水切りしたパスタとキャベツをフライパンに入れる。


⑬素早く全体を箸を使ってかき混ぜる。


⑭鍋を振って、油と水気を乳化させる。


⑮ブラックペッパーを少し多めに振る。


⑯塩気をみてから塩を加える。(アンチョビの塩分とパスタの湯の塩分もあるので、塩気を見てから)


⑰皿に盛ってイタリアンパセリを散らして出来上がり。


さて、出来上がり(2皿分)のうちの一皿を店内に持って行き写真を撮ってキッチンに戻ってみると、もう一皿はあっという間にキッチンスタッフが平らげていた。

写真を撮ったもう一皿もホールの若いスタッフが奪い合うようにして食べていた。

ちょうど昼前の時間で皆お腹がすいていたこともあるかと思うが、今回の「とんがりキャベツとソーセージのアンチョビパスタ」はタイ人が好きな料理のリストに加えておこう。。。





本場イタリアの「バーニャカウダ」を作ってみよう。

2013年01月23日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
これまで3回に渡って「海老のニンニク蒸し」をタイ料理、中華料理、そして地中海風にと、それぞれの特色を出して作ってみたが、どの料理もニンニクを加熱することでニンニクの臭みが和らぎ、さらにニンニクの甘い旨みが効いたまろやかな味になっている。

特に前回の「海老のニンニク蒸し」地中海風では、アンチョビとニンニクの相性が良く、ニンニクが入っているとは感じられないだろう。

イタリアやスペイン等でもニンニクを使った料理は多いが、「生」のニンニクをすり下したり、スライスしてそのまま食べることはないと思う。

日本では生のニンニクをすりおろして「馬刺し」をニンニク醤油で食べたり、中国では餃子の具の中にはニンニクを入れずに、生のニンニクをそのまままかじりながら餃子を食べたりするが、イタリアやスペイン等でそんな食べ方をしたら生のニンニクの口臭がひどく、恋人同士ならば100年の恋もいっぺんで冷めてしまうだろう。

しかし、ところ変われば(国が変われば)で「韓国」では「生のニンニクの口臭」は失礼にはならないようだ。

さて、今回は、前回の「海老のニンニク蒸し」と同じように、にんにくとアンチョビとオリーブオイルを使った料理「バーニャカウダ」を作るが、最近では日本のイタリア料理店でもメニューの前菜によく見かけるのでこの料理が好きな人も多いのではないかと思う。

イタリア料理というと、どうしてもパスタ、スパゲッティー、ピザというイメージが強いが、イタリアにはそれぞれの地方に郷土料理があり、この「バーニャカウダ」(Bagna càuda)も北イタリアのピエモンテ州を代表する郷土料理で、特にワインの原料となるブドウの収穫時には、その収穫をお祝いするイベントとして「バーニャカウダ祭り」があちこちの村で開催されている。

その「バーニャカウダ祭り」のメインとなる料理が、ニンニクとアンチョビとオリーブオイルで作った温かいソースで、とれたてれたての野菜を食べる「バーニャカウダ」という料理だ。

この料理の「バーニャカウダ」という名前の意味だが、ピエモンテ語(イタリア語の方言)で「バーニャ」はソース、「カウダ」は温かいという意味なので「温かなソース」という意味なのだが、日本でこの料理を紹介している本を見ると「温かい風呂」と訳されていることが多いがこれは誤訳だと思う。

まず、温かいというイタリア語はカルド(È caldo)だが、ピエモンテ語では「カウダ」となり、これはどちらも「温かい」という意味だ。

問題なのは「バーニャ」の方で、スペイン語ではトイレのことをバーニョ(elban~o)と言うが、 イタリア語でもバーニョ(il bagno)で、どちらも語尾が「o」となり定冠詞は男性形だ。

「バーニャ」と発音すると語尾が「a]なので、定冠詞が女性形になってしまい、どう考えても「風呂」とは訳せないはずだ。

もし、どうしても「風呂」と訳したいならば、Bagno con vasca (バニョ コン ヴァスカ)で、風呂桶としないと、この料理のイメージは伝わらないと思う。

また、もしこの料理を「バーニョカウダ」と言ったならば、「温かい便所」という意味になってしまい、イタリア人に笑われてしまうだろう。

つまり、この料理名は「温かな風呂」ではなく、ピエモンテ語の「温かなソース」という意味が正解だと思う。

さて、この料理を美味しく作るポイントだが、ニンニクを牛乳の中でじっくり30分程柔らかくなるまで煮て、ニンニクの臭みを十分に取ることだ。

また、ニンニクとアンチョビの割合は1:1で、加えるオリーブオイルの量はニンニクとアンチョビを混ぜたペーストと同量だが、オリーブオイルはちょっと多く入れすぎてしまったと思ったら、その分だけを後から取り除けばいいだろう。(パン等を添えて食べる場合にはオリーブオイルが多い方が美味しいと思う。)

日本のイタリア料理店では、この料理にミルクやバターを加えてまろやかな味にした物が多いが、アンチョビの旨みが消されてしまうしイタリア人ならば絶対にバターは加えないと思う。

まずは、このレシピ通りに作って食べてみて欲しい。

◆「バーニャカウダ」の作り方。

<用意する物>
写真手前の左から、お好みの野菜「パプリカ赤、黄、緑」「ヤングコーン」「アスパラ」「プティキャロット」「大根」「キャベツ」等、「ニンニク」50g、「アンチョビ」50g、写真奥の左から、「ミルク」300ml、「オリーブオイル」100ml。

<作り方>

①ニンニクを縦半分に切る。


②ニンニクの芽を取り除く。


③鍋を弱火に掛け、たっぷりのミルクを入れる。


④ニンニクを加え30分程煮る。


⑤ニンニクを茹でている間にアンチョビをみじん切りする。また、この間に野菜をカットする。


⑥ニンニクが柔らかく煮えたらニンニクをザルに上げる。


⑥ニンニクをすり鉢(クロック)に入れてる。


⑦棒を使って叩きつぶす。


⑧アンチョビも加えてさらに叩く。


⑨オリーブオイルを加えてよく混ぜる。


⑩耐熱鍋に移して温める。


野菜とお好みでパンを添えて出来上がり。


さて、ニンニクをミルクで30分も煮るとミルクが煮詰まっていくので、ニンニクの味や香りが気になる場合には10分毎にニンニクを取り出し、新しいミルクでニンニクが柔らかくなるまで煮るといいだろう。

また、ニンニクを茹でている間に野菜をカットするが、今回はアスパラとヤングコーンはさっとブランチングして、プティキャロット、アプリカ等は生のまま、加熱はせずに食べやすいようにカットした。

この料理を作って、写真を撮って早速食べたが野菜、パン、野菜、パンと手が止まらない美味しさなので、うちの店のタイ人のスタッフにも勧めてみたが、反応はあまりパッとしないものだった。

どうも、オリーブオイルはタイ人には苦手な人が多いようで、特にオリーブオイル独特の香りが苦手なようだ。

そこで、余った野菜を使って、もう一品「スティックサラダ」を作ってみた。



ソースは以前にも紹介した「梅マヨネーズソース」で、マヨネースに梅肉、醤油等で和風に味付けしたソースだが、このソースの方はタイ人スタッフ全員が美味しいと言って、あっという間に野菜を平らげてしまった。

次回は、「タイ料理」にしてみようかな?とも思ったが、次回もアンチョビを使った料理を作ってみようと思う。

オリーブオイルとアンチョビを使って、タイ人スタッフにも「美味しい」と言ってもらえるような料理を作ってみようと思う。。。







とってもヘルシーな「海老のニンニク蒸し」地中海風

2013年01月22日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
1月も早くも22日となり、街のクリスマスツリーも消えてすっかりいつものバンコクの景色に戻ったようだ。

日本ではサンタクロースはその年のうちに街から姿を消すが、バンコクでは1月になってもあちらこちらにサンタクロースのおじさんの人形を見掛けるが、真夏のような日差しの中でとても暑そうでしのびないような気がする。

さて、前回、前々回と「海老のニンニク蒸し」をタイ料理と、中華料理で作ってみたが、今回は「地中海風」にしてみようと思う。

「地中海風?」と言うとどんな料理か分からない人も多いと思うが、日本では地中海風料理と言うとフランスのマルセーユの「ブイヤベース」、そしてスペインの「パエリア」等をイメージする人が多いのではないかと思う。

実際には、「地中海料理」とは地中海沿岸の料理の総称で、スペイン、イタリア、フランス、それにギリシャ、トルコ、モロッコ、チュニジア、そしてポルトガルの主に魚介類やオリーブオイルにトマト等の野菜やハーブを使った料理のことだが、「地中海ダイエット」という言葉があるように、地中海料理はとてもヘルシーでダイエット効果があるとも言われている。

また、その地中海式ダイエットとは、1960年始めのギリシアのクレタ島や南イタリアの伝統的な食事法をさしているという。

その研究を行ったのはイタリアのフィレンツェ大学のフランチェスコ・ソフィ(Francesco Sofi)氏らで、過去30年間のデータから、魚介類、穀物、果物、野菜、オリーブオイルが豊富な食事で、肉類や乳製品の少ない食事と適量のワインが健康を促進することを示した。

そもそも「ダイエット」という言葉は古代ギリシャの「DAITA」が語源で、「良い生活の方法」という意味が込められ、良い生活を送るにはバランスの取れた食事が必要ということで、痩せる方法という意味とはまったく違う。

現代では肉の摂取量も増え、ファーストフードで食事を済ませてしまう人が多い時代だが、『健全な精神は健全な肉体に宿る』というギリシャ時代から伝わる言葉を今こそ思い起こす必要があるのではないかと思う。

さて、今回の「海老のニンニク蒸し」地中海風だが、オリーブオイルにニンニク、鷹の爪、アンチョビを使ってソースを作って海老に掛けて、白ワインで蒸すことにした。

「アンチョビ」を使った料理の多いイタリアをイメージした料理だが、ニンニクとアンチョビの相性が良いので、ぜひ、実際に作って食べてみるといいだろう。

ソースを多めに作って、パンに付けて食べると美味しすぎてパンが止まらずダイエットどころではないが、バターではなくオリーブオイルなのでとてもヘルシーだ。

また、この料理と一緒に飲むワインは、よく冷やしたイタリアの白ワイン「Soave」 (ソアーヴェ)がお勧めだ。

それでは、早速、作ってみよう。

◆「海老のニンニク蒸し」地中海風の作り方。

<用意する物>

写真手前の左から「イタリアンパセリ」1株、「鷹の爪」4~5本、「アンチョビ」大さじ1/2、「ニンニクのみじん切り」大さじ2、写真中央の左から「海老」5本、「オリーブオイル」大さじ3、「白ワイン」25ml、塩・コショー少々。

<作り方>海老の下処理。

中華料理の海老のニンニク蒸し「蒜茸蒸蝦」の時と同じ。

<作り方>ソースを作る。

①アンチョビをみじん切りする。ニンニクもみじん切りにしておく。


②鷹の爪を水で戻して柔らかくなったら、ヘタを切り取り縦半分に切って種を取り除く。


③フライパンを弱火に掛けてオリーブオイルを大さじ3を加える。


④ニンニク大さじ2を加える。


⑤アンチョビを大さじ1/2加える。


⑥香が立つまで炒める。


⑦鷹の爪を加え1分程したら火を止める。(鷹の爪を焦がさないように注意する。)


⑧小さなボウル等に移しておく。


<作り方>本調理

①海老にうすく塩をする。(アンチョビの塩分があるので少しでよい)


②海老にコショーを振る。


③フライパンを中火に掛けてオリーブオイル大さじ1を加える。


④海老を並べる。


⑤海老の上にソースを掛ける。


⑥白ワインを25ml(大さじ2位)加える。


⑦直ぐに蓋をし、1分程蒸す。


⑧蒸し上がり。


⑨イタリアンパセリの葉をちぎって皿の上に散らして完成。


さて、日本ではイタリア料理と言うと、パスタやスパゲッティー、それにピザを思い浮かべる人が多いと思うが、実際にイタリアのいろいろな場所を旅してみると様々な特色のある郷土料理に出会うことができる。

今回の「海老のニンニク蒸し」地中海風には「アンチョビ」を使ったが、アンチョビはニンニクととても相性がよく、ニンニクを茹でてからペースト状にしてアンチョビとオリーブオイルを加えたソースが、「バーニャーカウダ」で、皆さんもイタリア料理店「で食べたことがあるかと思う。

次回は、その「バーニャーカウダ」を作ってみることにしよう。。。






今回は中華料理の海老のニンニク蒸し「蒜茸蒸蝦」を作ってみよう。

2013年01月18日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
ここのところ蒸し暑い真夏日が続いていたが、今日は日差しも穏やかでそよ風が吹く気持ちの良い日だ。

こんな日には何より洗濯物が早く乾いてくれるのがありがたい。

さて「魚やす」だが、昨日はとても欧米人のお客さんの多い日でフランス人やイギリス人、アメリカ人などの2~4名のグループが何組もあった。

うちの店では料理の写真を撮るタイ人や欧米人が多いが、きっと「Facebook」等で誰かがうちの店を紹介してくれているのではないかと思う。

昔はレストランに行って写真を撮ること自体とてもためらったし、お店によっては「写真撮影禁止」のような雰囲気が漂っている店もあったが、今ではカメラではなく「iPhone」等で気軽に写真を撮るお客さんがとても多くなったと思う。

作る側としては、いつ写真を撮られるか分からないので料理を作るのに気が抜けないが、料理という自分の作品を気に入ってくれて写真まで撮ってくれることはとてもありがたいことだと思う。

また、タイ人の場合はうちのメニューに無い物を注文するお客様もいて、とっさに対応して作ることがあるが、そんなメニューの一つが「鮭のカブト煮」だ。



この「鮭のカブト煮」だが、出汁を使わないで「酒」「醤油」「みりん」「砂糖」だけで煮ていくが、酒が旨さを引き出してくれてとても美味しいので鮭の頭がスーパーマーケット等で手に入ったら作ってみるといいだろう。

鮭を煮るタレの配合はお玉(100ml)で、酒が3杯、醤油が1/2杯、みりんが1/2杯、砂糖が1/4をよく混ぜて使う。

サーモンは一度熱湯にくぐらせてから水に取り、ウロコをヌメリや血を綺麗に洗ってから上記のタレでゆっくり煮ていこう。

ほとんどタレが無くなるまで煮詰めてから火を止めるが、焦がさないように注意しよう。

さて、今回は中華料理の海老のニンニク蒸し「蒜茸蒸蝦」を作るが、この料理は中国の広東料理で、日本の横浜の中華街等でもこのメニューを載せている店が多いのでこの料理を食べたことがある人も多いと思う。

本場の中国では、さっぱりと塩味だけの味付けにニンニクを効かせたものが出てくることもあるが、今回は醤油ソースで味付けをした海老を蒸し揚げ、そこに熱々の油を掛けた料理を紹介しよう。

◆中華料理の海老のニンニク蒸し「蒜茸蒸蝦」の作り方。

<用意するもの>


写真手前の左から「万能ネギのみじん切り」大さじ2、「パクチーの葉」(香草)1株分、「ニンニクのみじん切り」大さじ2、「生姜と長ネギの青いところのスライス」少量。写真中央の左から「中国の醤油」(生抽)大さじ3、紹興酒大さじ1、砂糖小さじ1。写真奥の中央から、鶏ガラスープ大さじ1、新鮮な海老5本。尚、写真には無いがサラダ油大さじ2を用意しておこう。

<作り方>海老の下処理。

①海老の口とヒゲを一緒にハサミで切り取る。


②海老の足をハサミで切り取る。


③尻尾の尖っているところをハサミで切り取る。


④背中から包丁を入れる。(皮一枚分残し、切り離さないように注意する)


⑤海老を丁寧に開く。(開きが足りないと加熱時に丸まってしまう)


⑥海老を開いた状態。(真ん中が少し切れてしまっても十分に開こう)


<作り方>ニンニクの下処理。

①ボウルに水を入れ、にんにくのぬめりを洗う。


②ザルに上げる。


③キッチンペーパーで水気を拭き取る。


④170℃に熱した油で色よく揚げる。


⑤キッチンペーパーで余分な油を拭き取る。


<作り方>ソースを作る。

①ボウルに「中国の醤油」(生抽)を大さじ3入れ、紹興酒大さじ1を加える。


②砂糖を小さじ1加える。


③鶏ガラスープを大さじ1加える。(水に市販の鶏ガラスープを加えた物でもOK)


<作り方>本調理

①海老を皿に盛り、海老の上にソースを掛ける。


②揚げたニンニクを海老の上に散らす。


③生姜と長ネギの青いところのスライス少量を乗せる。


④鍋にサラダ油大さじ2を入れて火に掛け始める。(中火位にしておく)


⑤蒸し器に入れて3分間蒸す。


⑥蒸し器から取り出し生姜と長ネギの青いところのスライスを外す。


⑦万能ネギの小口切りを散らす。


⑧パクチー(香草)の葉をちぎって散らす。


⑨鍋の油を強火にして220℃以上に熱々にして海老の上に掛ける。


⑩完成写真


この料理を美味しく作るポイントは何と言っても新鮮な海老を使うことだ。

蒸し物は魚でも同じだが素材の鮮度がストレートに感じられる料理なので、鮮度の悪い材料を使うと臭いも悪いし身がベタッとした食感になってしまう。

また、上から掛ける油を十分に熱してから海老に掛けるのもこの料理を美味しく作るポイントだ。

慣れないうちは怖いかも知れないが、海老の上に十分に熱したサラダ油を掛けた時に、煙と共にジューっという音がする位にサラダ油を熱しよう。

今回、ニンニクのみじん切りは一度洗ってから油で揚げたが、ニンニクの生ぐさみを取るのと、ニンニクを色よく香りよく揚げる為の中華の技法でなので手を抜かず同じようにやってみて欲しい。

さて、「海老のニンニク蒸し」という料理を、2回に分けてタイ料理と中華料理で作ってみたが、次回はオリーブオイルとニンニクを使い、地中海風の「海老のニンニク蒸し」を作ってみよう。。。







タイ料理のクン ヌン ガティアム(海老のニンニク蒸し)を作ってみよう。

2013年01月16日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
1月15日を過ぎ、日本では成人式を迎えた若者達が背広や振り袖姿で街を歩いている光景が目に浮かぶ。

自分が成人式を迎えた時には、日本の真裏の「ベネズエラ」という国に居て、スペイン語を話しながら天ぷらカウンターでベネズエラ人に天ぷらを揚げていたかと思うと、本当に年月の過ぎるのは早いと思う。

さて、下の写真は「ねぎトロつまみ」という商品でうちの店の常連のお客様に無料で出しているがとても好評だ。



この「ねぎトロ」は生の本マグロ100%なので、自分で食べても絶品だと思う。

一緒に入っている「松の実」の食感がよく、海苔の上にねぎトロを乗せてワサビとネギを少し加えてから手で海苔を巻いて食べてもいいし、ワサビ醤油に付けて食べてもいいだろう。

「魚やす」ではマグロは「生の本マグロ」を使っているが、色変わりがしないうちに、このようにお客様にサービスで出すことで、いつも良い状態のマグロを出せるようにしている。

この商品ばかりが出ると大赤字になってしまうが、このブログを見てくれたお客様には特別に380バーツで提供したいと思う。

『ねぎトロつまみ』と言えば店のホールスタッフでも分かるので興味があれば注文してみて欲しい。(味は100%保障するが、いつでも出せるとは限らないのでご了承いただきたい。)

また話が長くならないうちに今回のクン ヌン ガティアム(海老のニンニク蒸し)の話するが、この料理を美味しく作るポイントは何と言っても鮮度の良い海老を使うことだ。

鮮度の良い海老とニンニクの香がこの料理を引き立てる。

作り方はとっても簡単なので早速作ってみることにしよう。

◆クン ヌン ガティアム(海老のニンニク蒸し)の作り方。

<用意する物>


写真手前の左から「水」100ml、「砂糖」大さじ1、「片栗粉」大さじ1/2、「海老」5本、「コショー」少々、「味の素」小さじ1。写真中央の左から「ごま油」小さじ1、「オイスターソース」大さじ2、「パクチー」(コリアンダーの茎)1株分。写真奥の左から「紹興酒」小さじ1、「パクチー」(コリアンダーの葉)1株分。ニンニク5~6カケ。

<作り方>海老の下処理

①海老の足をハサミで切り取る。


②尻尾の尖っているところをハサミで切り取る。


③海老の背の方に包丁を入れて開く。(皮一枚分残して切り離さないようにする。)


④海老の開いたところを楊枝で固定する。(加熱した時に縮まらないよう)


⑤皿に並べる。


<作り方>ソースを作る。

①ニンニクを包丁の背で叩いて潰す。


②パクチー(コリアンダー)の茎を一本ずつに切り離す。


③パクチー(コリアンダー)の茎をみじん切りする。


④ニンニクも一緒にみじん切りする。


⑤ボウル等に水100㎜リットルを入れて、④のパクチーとニンニクのみじん切りを加える。


⑥オイスターソース大さじ2を加える。


⑦砂糖大さじ1を加える。


⑧コショーを少々加える。


⑨味の素を小さじ1加える。


⑩ゴマ油を小さじ1加える。


⑪紹興酒を小さじ1加える。


⑫片栗粉を大さじ1/2加える。


⑬よく混ぜ合わせる。


<作り方>本調理

①海老の上からソースを掛ける。


②ニンニクのスライスを海老の上に散らす。


③蒸し器に入れて5分間蒸す。


④蒸し器から出し楊枝を外す。


⑤パクチーの葉をちぎって散らして出来上がり。


さて、今回のレシピはうちの店の「JYO」ジョーというタイ人のレシピを元に作ってみたが、実際に試食してみると、全体に味が薄く物足りないというう印象を受けた。

塩を加えていないのもその理由の一つだろうが、やはりオイスターソースが中心の味付けに原因があるような気がする。

このレシピも淡泊な海老の味を生かしていていいとは思うが、もし、このレシピで作ってみて味が薄いと感じたら、シーユーカオ(醤油)を大さじ1と、マギーのようなシーズ二ングソース大さじ1をソースを作る時に加えてみるのも良いかと思う。

さて、今回はタイ料理の海老のニンニク蒸しを作ったが、次回は中華料理の海老のニンニク蒸し「蒜茸蒸蝦」をつくってみることにしよう。。。


タイ料理店 「トン クルアン」のクン ヌン  ガティアム(海老のにんにく蒸し)

2013年01月14日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
1月も15日となり、そろそろ正月気分も抜けるころになった。

バンコクは通常、11月~2月は気温も下がり過ごしやすいはずだが、今年は毎日、真夏のような暑さで今月もエアコンの請求書を見るのが恐ろしくなってしまう。

中国でも電気代は高いと思っていたがタイも食べ物等の物価に比べると電気代は信じられない程高いと思う。

さて、ここのところブログをなかなか更新できなかったが、実は店のスタッフ2名が昨年のクリスマス前に田舎に帰ったまま店に戻らなくなり、また自分みずから一日中お店に居て仕込みをしているような状況だが、毎日、たくさんのお客様にお店に来ていただき、誠にありがたいと思う。

最近、ランチの営業が終わると遅い昼食を食べに、うちの店の近くの「トン クルアン」というタイのイサン料理(東北料理)のお店に行くのだが、この店の「クンヌング ガティアム」(海老のにんにく蒸し)がとても気に入っている。

この「トン クルアン」という店はうちの店と同じトンロー通りの13(Soi13)にあるのだが、日本人のお客さんが6割というので、このブログを見てくれている人も知っているのではないかと思う。



この店のメニューはとても豊富なので、いつもはラープガイ(鶏ひき肉の炒め物)にスープ等、ご飯に合いそうな料理ばかりを注文していたのだが、この店の「クンヌング ガティアム」(海老のにんにく蒸し)を試しに食べてみたところ、海老がとても甘く最近はこの料理を目当てにこの店に通っている。

下の写真がこの店の「クンヌング ガティアム」(海老のにんにく蒸し)の写真。



実はこの「クンヌング ガティアム」(海老のにんにく蒸し)とよく似た料理が中国にもあり、「蒜茸開屏蝦」と呼ばれているが、蒜茸(ソヮンロン)はニンニクのみじん切りなので、こちらも海老のニンニク蒸しだが、海老を醤油などで味付けして蒸してから200℃以上に熱した油を上から掛けたものだ。

最初、「トン クルアン」でクン ヌン ガティアム(海老のにんにく蒸し)を見た時には、中華の「蒜茸蒸蝦」その物だと思ったが上から熱い油を掛けた味とは少し違っていた。

早速、店のスタッフにタイ料理の「クンヌング ガティアム」(海老のにんにく蒸し)のことを聞き、実際にお店で作ってみることにした。

次回は、そのレシピを紹介することにしよう。。。









沖縄料理の「青パパイヤ炒め」(パパイヤ イリチー)を作ってみよう。

2012年11月23日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
バンコクは雨季が明けたがここ数日は雨の日が多く、また相変わらず暑い日が続いている。

今日の昼には気温が36℃以上になり、これでは店内のエアコンも効かなくなり、大型の扇風機を何台か回してお客様には少しでも快適に食事をしてもらうようにしたが、それでも一歩外に出ればいきなり熱気が襲ってくる。

しかし、この太陽の恵みと雨が果物をとても甘くてジューシーで美味しくさせる。

そして、いろいろな種類の果物があり、また価格も日本に比べると格段に安い。

それらの果物をジュースにして販売している屋台や、果物屋もあるが、うちのアパートの近くに果物をたくさん積んだトラックが時々現れる。


とても新鮮で、日本では売られていない果物もたくさん見掛けられる。


さて、前回は青パパイヤを使った「ソムタム・タレー」(シーフード・ソムタム)を作ったが、うちの店のスタッフ達に『タイでは青パパイヤは加熱して食べないのか?』と聞いてみたところ、『貧乏人がおかずの無い時に炒めて食べることがあるが普通は加熱せずに生で食べる』と言っていたが、どうやら皆、炒めてた青パパイヤを食べたことはないようだ。

実は日本にはこの「青パパイヤ」を炒めて食べる地域があり、それは沖縄だ。

「青パパイヤ」は南米が原産の果物だが雑草のように生命力が強い割には、しっかりとした幹と根が無いので台風が来たりすると直ぐに倒れて腐ってしまう。

でも沖縄では昔から多くの家の軒先にもこの「青パパイヤ」があって、ゴーヤ・チャンプルーと同じように油で炒めて食べている。

「チャンプルー」は沖縄の方言で炒めるという意味なので、青パパイヤを炒めたら「パパイヤ・チャンプルー」と呼びそうなものだが、沖縄の青パパイヤ炒めは「パパイヤ・イリチー」と呼ぶ。

どうやら「チャンプルー」は(炒める)、「イリチー」は(炒め煮)ということになるようだが、特に決まりはないようだ。

青パパイヤと一緒に炒める具は「ツナ缶」などが多く使われているが、今回はコクを出す為に「豚のバラ肉」を使用したが、鶏のモモ肉などでもいいだろう。

この料理を作るにあたり、材料を用意していたらうちの店の調理スタッフが、『本当に青パパイヤを炒めるの?』と不思議そうな顔をして見ていたが、この料理はとても簡単で美味しいので、ぜひ、作って食べてみて欲しい。

◆青パパイヤと豚肉炒め(パパイヤ・イリチー)の作り方。

<用意する物>


写真手前の左から「豚バラ肉」、「出汁」、「醤油」、「塩」。写真奥の左から「青パパイヤ」、「ニンジン」、「ピーマン」、「コショウ」。

<作り方>下処理

①青パパイヤの固い皮をピーラーで削り取る。


②青パパイヤを細く切る。


③ボウルに取る(できれば冷水につけてシャキっとさせる。)


④ニンジンの固い皮をピーラーで削る取る。


⑤ニンジンを細く切る。


⑥ボウルに入れておく。


⑦ピーマンのヘタと切り取り、種を外す。


⑧ピーマンを千切りにする。


⑨ボウルに入れておく。


⑩豚のバラ肉を薄くスライスする。


⑪ボウル等に入れておく。


<作り方>本調理

①フライパンを中火に掛けサラダ油(大さじ2)を入れる。


⑫豚バラ肉(100g)を入れ、両面をじっくり焼く。


⑬青パパイヤ(250g程)を加えて30秒ほど炒める。


⑭ニンジン(150g程)を加えて30秒程炒める。


⑮ピーマン(50g程)を加えて30秒程炒める。


⑯出汁(濃いめの出汁を大さじ3、又は大さじ3の水に顆粒だしを小さじ1)を入れる。


⑰塩を加える(小さじ1弱い。醤油の塩気が強ければ入れなくてもよい)


⑰醤油を大さじ1加える。


⑱コショーを少し振る。


⑲全体をよく炒めて出来上がり。


出来上がりの写真。

この料理を美味しく作るポイントは炒め過ぎないことだ。

また、出汁は濃いめの方が「おかず」にも「酒のつまみ」にも合うと思う。

出汁を加えたら火を強めて全体を炒め煮し、野菜のシャキシャキ感が残るくらいで火から下すといいだろう。

さて、何回か続けて「タイ料理」を作ってきたが、野菜をたくさん使った料理が多く、また、素材の味を生かした調味料の使い方には勉強することが多いと思う。

早い物で、あと数日で12月になるが、12月から幾つか新メニューを加えるので、このブログも少しの間お休みさせていただく。

次回は新メニューの写真と共にレシピを紹介したいと思う。。。





危険な味がやみつきに?タイの青パパイヤと塩漬けの沢蟹のサラダ(ソムタム プーパラー)

2012年11月19日 | 魚やす UO-YASU のまかない料理
タイ料理には幾つも有名なものがあるが、その中でも「ソムタム」を外すことはできないだろう。

この料理はタイの東北部のイサンの代表料理だが、現在ではバンコクでもタイ料理のお店ならたいていは「ソムタム」をメニューに載せている。

「ソムタム」とは「ソム」(酸っぱい)、「タム」(叩く)という意味で、まだ熟していない「青パパイヤ」のサラダで、「甘い、辛い、酸っぱい、塩味」というタイの味の調和が素晴らしい。

そこに、「塩漬けの沢蟹」などの旨みが加わり、一度食べるとやみつきになってしまう味だ。

ソムタムには加える具材によっていろいろな種類があり、塩漬けの沢蟹を加える「ソムタム・プーパラー」や、フレッシュの渡り蟹を加える「ソムタム・プーマー」や、魚の塩辛を加えた「ソムタム・プラーラー」や、フルーツを加えた「ソムタム・ポンラマイ」、それに、欧米人や日本人にも食べやすいように辛味を抑えて茹でた海老などを加えた「ソムタム・タイ」というように加える具材や味付けで様々なソムタムがある。

その中でも一度食べたらやみつきになるのが、塩漬けの沢蟹を加える「ソムタム・プーパラー」だ。

実は自分の住んでいるアパートの近くに、この「ソムタム・プーパラー」を作ってくれる屋台が出没する。

ソムタムの他に、タイのイサン料理の「焼き鶏」(ガイヤーン)等も炭火焼きしてして煙が立ち上っているのだが、この煙の香ばしい臭いに誘われてアイドルタイムにはこの屋台に立ち寄り「おかず」を買ってアパートで遅い昼飯ということになる。

下がその屋台の写真。


鶏や魚なども炭火で焼き立てが売られている。


炭火で焼き立ての焼き鳥はとってもジューシーだ。

そして、この屋台のおばちゃんの作る、塩漬けの沢蟹を加えた「ソムタム・プーパラー」は絶品だ。

下の写真のガラスケースの下にソムタム(青パパイヤ)を切ったものが入っている。


おばちゃんが黙々とソムタムを作っている。


ちょっとおばちゃんの手元を覘いてみよう。
(青パパイヤの上にあるのが塩漬けの沢蟹でちょっとグロテスクな感じがする。)


ナンプラーやマナオ(レモン)等の調味料を加えている。


そして棒で叩けば出来上がりだ。

おばちゃんは一仕事を終えると、近くにいたお客さんとビールで乾杯!
(何と、のどかな国なんだろう。)

さて、和え物やサラダ等は調味料を加えてから時間が経つと野菜から水が出てべシャっとなるので急いでアパートに帰って食べることにした。
(手前が蒸もち米を蒸した「カオ二ァオ」、そして、焼き鳥「ガイヤーン」と「ソムタム」だ。


下の写真は皿に盛りつけたところだが、付け合せの野菜はサービスで、全部で65バーツ(約200円)という驚きの安さだ。

こんなに安い屋台の料理だが、イサン出身のおばちゃんの味は本物でとっても美味しいし、とても新鮮な材料を使っている。

実は最初のうちは「沢蟹の塩漬け」を食べることがなかなかできなった。

それは「グロテスク」な見た目ではなく「肺吸虫」という寄生虫が怖かったからだ、もし、この寄生虫が体内に入ると肺に寄生し、肺結核や肺がんのような症状になったり、または肺に水が溜まったり、肺気腫という恐ろしい病気になることもある。

そして、もし寄生虫が脳に移動したりすれば命を落とすこともある。

下が「肺吸虫」の拡大写真。


でも「塩漬け」にすれば大丈夫ではないか?と思うかもしれないが、この「肺吸虫」という寄生虫はとてもしぶとくて塩漬けにしても10日間位は生きているという。

だから、なるべく食べない方がいいのだが、この「沢蟹の塩漬け」が入っていないソムタムは何か物足りないような気がして、危険とは思いつつも自分からチューチューと蟹のエキスを吸ってしまう。

さて、今回、その塩漬けの沢蟹を加えた「ソムタム・プーパラー」を作ろうと思ったのだが、「肺吸虫」の写真を見た後ではさすがに食欲がわかないだろう。

そこで、今回は「渡り蟹」を使い、「海老」や「イカ」も加えた「ソムタム・タレー」(シーフード・ソムタム」を作ってみよう。

「海老」と「イカ」はさっとボイルするが、「渡り蟹」は生のまま食べるので、なるべく新鮮な物を用意しよう。

◆「ソムタム・タレー」(シーフード・ソムタム)の作り方。

<用意する物>

写真手前の左から「ライム」、「トマト」、「インゲン」。写真中央の左から「海老」「イカ」「青パパイヤ」、「ナムターン・ピープ」(ココナッツ砂糖)、ナンプラー、「味の素」。写真奥の左から「渡り蟹」、「生の唐辛子」、「ピーナッツ」、「干しエビ」。尚、写真には写っていないが「にんにく」を1/2個程使用した。

<作り方>青パパイヤの下処理。
①青パパイヤの固い皮をピーラーで剥く。


②ソムタム用の千切りカッターで青パパイヤを削る。


③氷水の中に入れてシャキっとさせる。


④氷と一緒にザルに入れておく。


⑤ピーナッツの皮を剥いておく。(生の場合は最初に油で揚げる)


<作り方>渡り蟹の下処理。
①渡り蟹の殻を外す。


②爪を根本から切り取る。


③エラを取り除き、口、目、内臓などを切り取り捨てる。


④胴を半分に切る。


⑤足を一本づつ切り取る。


⑥爪の固いところは叩いて食べやすいようにする。


⑦流水で身に付いている内臓や汚れを綺麗に洗い流す。


⑧氷水の中に入れて冷やす。


<作り方>イカの下処理。

①イカの胴に包丁を入れて開く。


②イカを広げる。


③イカの身に包丁を斜めにしながら、スリット(切り込み)を入れる。


④最初に入れた切り込みに垂直になるように包丁を斜めにしながらスリットを入れる。


⑤食べやすい大きさに切る。(茹でると縮むので少し大きめに切る。)


<作り方>イカと海老を茹でる。

①鍋にたっぷりの湯を沸かし、イカを入れる。


②直ぐに海老も加える。


③30秒程してイカが丸まったら火を止める。(茹ですぎると固くなるので注意!)


④ザルに上げて生上げ(自然に冷ます)する。


<作り方>本調理
①生の唐辛子(5~6本)のへたを取り、臼に入れる。


②にんにく(5片)を臼に入れる。


③棒で叩いて擦り潰す。


④ライム(2個分)を絞って加える。


⑤ナンプラー(大さじ4)を加える。


⑥ココナッツ砂糖(大さじ2)を加える。


⑦棒で叩く。


⑧いったん中身をボウル等に移す。


⑨臼は洗わず、インゲン(2本分)を3㎝程にちぎって臼に入れる。


⑩棒で叩いてインゲンを柔らかくする。


⑪トマト(3個)を食べやすい大きさに切って臼に入れる。


⑫棒で叩く。


⑬いったん取り出したソースを臼に戻す。


⑭ライム(2個分)を絞ったライムジュースを加える。


⑮味の素(小さじ2)を加える。


⑯棒で叩く。


⑰干しエビ(大さじ1)を加える。


⑱ピーナッツ(大さじ2)を加える。


⑲海老とイカを加える。


⑳青パパイヤを加えるる。


(仕上げ)よく混ぜ合わせる。


(盛りつけ)皿に渡り蟹を並べて、臼の中の具材を盛りつける。


下が完成写真。


お好みで、キャベツやインゲン等を添えて、出来立てを食べよう。

さて、日本でも「青パパイヤ」を食べる地域がある。

次回は日本の「青パパイヤ」料理の話をしよう。。。