マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

2014年最後の釣りはリン島での爆釣だった。

2015年01月01日 | シラチャー ジャスミンホテル
みなさん明けましておめでとうございます。

ずいぶん長い間、このブログをお休みしてしまったが、ここに立ち寄ってくれた方々には本当に申し訳ない。

みなさんも既にフェイスブックをやっている人が多いと思うが、自分のFB(Yasunori Sunami)を立ち上げてからはそちらの方がレスポンスも早くコメントもたくさん入ってくるので、なかなかこのブログの更新から遠のいてしまっていた。

また「パタヤ釣り倶楽部」や「釣り船太郎」といった釣り友のFBに釣りの釣果の写真や様子をアップすることも多くなり、時代の流れというのか今は自分のようにブログよりもFBを更新している人が多いのではないかと思う。

さて、釣りに興味の無い方には申し訳ないが今回は昨年の12月29日、30日の年末の釣りについてまとめてみることにしよう。

シラチャーに引っ越して来たのは2013年の8月だが、8月22日にジャスミンホテル内に「魚やす」をOPENしてからは、スタッフの教育もありほとんどまともに休みも取れない状況だった。

それから暫くして、1人、2人と前の店で一緒に仕事をしたスタッフが駆けつけてくれてから少しは余裕ができたので気晴らしで始めた釣りにすっかりはまってしまった。

昨年の6月からは一緒に船に乗ってくれる釣り友も増えてきて、今では6名で一緒に船に乗ることも多くなってきた。

また、バンサレーというここからさらに1時間程南の漁港で釣り船を所有して「釣り船事業」をしている高田さんと知り合ってからは月に2度はシーチャン島で、2度はバンサレーと毎週のように釣りに行けるようになってきた。

そして、昨年末は「曼谷釣野郎倶楽部」の企画に参加して、更に船で3時間程南下した「リン島」まで行くことができた。

前日の晩にイカを釣って翌日、その活餌で大物を狙おうというこのブログでも以前に紹介したことのある釣り方だ。

船はたくさん釣れると有名な「キャプテン・モッド」の大型船で、15名は乗れると思われるがそこに6名だけという贅沢な釣りとなったが、1日半で15,000バーツ(約5万円)なので頭割りすると日本円で1万円弱で、前日の夕飯、次の日の朝飯と昼飯にミネラルウォーターは飲み放題で氷もたくさん船に積んである。

空のクーラーBOXを持って行き、桟橋の近くの売店でビールだけ購入すればいいという気軽さだ。

さて、12月29日当日になり船の出港場所がバンサレーではなくサタヒップに変更になったということでサタヒップの桟橋にて今回ご一緒する皆さんと合流した。

曼谷釣野郎倶楽部の方が2名がそれぞれタイ人の奥さんを連れての4名と、自分と釣り友のFさんの合計6名で船に乗り込んだ。



噂通りの大きな船で、今までタイで乗った釣り船の中でも一番大きく、こんな釣り船があったのか?と驚く大きさだった。

そして、もっと驚いたのが船がとても綺麗に清潔に保たれていることだ。

今まで乗った船は木造のポンポン船という呼び方がふさわしいような薄汚れた船でエンジンの近くはオイル臭がしてエンジンを掛けると黒い煙が舞い上がるような船が多かったが、この船はまったくオイル臭もせずに煙はいったいどこから出てるのか?と思うような船だ。

寝室は1階に2か所と2階に一か所あり、毛布も枕も清潔だ。(他の船だと汚く汚れた毛布や枕のことが多く、ゴキブリは這い回っていることもある)

たぶん船長(キャプテン・モッド)の性格が綺麗好きなのだろうが、こんなタイ人もいるんだ。と本当に関心させられた。

中乗り(助手)が2名乗っているのだが、他の船の中乗りのようにダラダラしているのではなくキビキビとそれぞれの仕事(飯作りやお客さんの仕掛け作りの手伝い)等をしている。

そして、更にビックリしたのはイカの活餌が既に船の生簀に200匹以上も用意されていたことだ。

これならイカが釣れずに翌日の大物狙いができないといういうこともない。

良く釣れる船というのはキャプテンが良い釣り場所(ポイント)を知っているだけではなく、こういう全てのことに気配りができていることなのだととても感心させられた。

よく見るとどの場所に行っても竿を置く場所が設置されている。

また、置き竿にする竿受けの角度が他の船では角度が急で真上に近いので、魚が掛かると竿が折れてしまうのではないかと思い使ったことが無いが、この船の竿受けなら問題ないだろう。

氷を入れた大きなプラスティックの箱(保冷箱)も数か所に設置されている。

そして、大きな魚を釣り上げると中乗りがバケツに海水を入れナイフを魚のエラに刺し、血抜きをしてからこの保冷箱に入れてキープしれくれるのだ。

トイレのシャワーは海水ではなくて真水でシャワーの水の勢いはポンプでも付いているのではないかと思う程の勢いだ。

お湯も用意してあり、インスタントだがコーヒーも紅茶もいつでも飲むことができる。

こういう船がタイに(タイ人で)存在すると思わなかったので本当に関心してしまった。

さて、釣果の方だが下記の写真のように大漁になった。

タイ人の奥様方2名は船酔いなどでほとんど釣りをしなかったので、男4名での釣果だ。



たくさんの魚が釣れたが皆、釣りに忙しくてなかなか写真が撮れなかったのだが釣り友のF氏が撮ってくれた「コロダイ」を釣り上げた時の写真。


そして、船を下りてから「キャプテン・モッド」と一緒の写真。


今年もたくさん釣りに行くことになると思うが、定期的にこのブログでも紹介することにしよう。

また、フェイスブックの「パタヤ釣り倶楽部」や「釣り船太郎」にも立ち寄っていただきたい。

最後に「料理の方は?」という質問もあるかと思うが、今年は日本料理の入門本をタイ語で作ってみようと考えている。

タイには日本料理店がたくさんあり、バンコクには800軒以上、このシラチャーという小さな街にも150軒以上の日本料理店がある。

こんなに日本料理店が多いのはタイ人も日本食が大好きだからで、実際に日本料理店で多くのタイ人が普通に日本食を食べている。

きっと、日本料理を自分で作りたいと思っているタイ人も多く居ると思うのでそういう人達の為に簡単に美味しい日本料理を作る方法をまとめたいと思う。

実際、中国の上海では1年に4店舗、大型店ばかりをOPENした時があるが日本人は自分一人だったので調理スタッフの育成が大変だったが、どの店でも同じ味になるようにいろいろな工夫をした。

そんなノウハウを使った料理本をそろそろまとめてみようと思う。。。