今回は「クミンシード」を使った料理を紹介しよう。
クミンはセリ科の植物で、種子(クミンシード)は香辛料として用いられ、特にカレー粉を作る時には無くてはならないスパイスとして知られている。
クミンの独特の香は肉の臭みを取るばかりでなく食欲をそそられる。
カレーの臭いを嗅ぐと、お腹がグ~っと鳴ってしまうのは、カレーの香りの中心がクミンだからだ。
また、このクミンを料理に使うと、どんな食材でもたちまちエスニック料理になってしまうから不思議だ。
さて、「今回の料理長が自宅で作る簡単おつまみ」は、スペアリブにクミンシードと塩とコショーを振って、焼くだけという料理だがこれがビールや冷たく冷やした白ワインにとても合うので、是非、作って食べてみて欲しい。
ところで、このエスニック風の料理を最初に食べたのは、インドでもなければ中近東やモロッコでも無く、ヨーロッパのベルギーのギリシャ料理店だった。
今から20年以上も前なので、そのギリシャ料理店が今もあるかは分からないが、小さな羊のスペアリブにハーブと塩を振りかけて焼いた料理は「petite os」(プティゾー)という「小さな骨」という意味の料理名だった。
その美味しさにはまって、何度も何度もその店に通ったものだが、価格も非常に安かった。
小さなスペアリブが10個位に、フリッツ(フライドポテト)とサラダが付いて700円程度で、白ワイン(ハウスワイン)を飲んでも1000円以下だった。
また、この店で「タラモサラダ」を初めて食べたが、パンとの相性が良く今でもたまに自宅で作っているので、別の機会に紹介しよう。
実は、この「スペアリブの香草焼き」を自宅で作りたくて、スーパーでいろいろな香辛料(ハーブ)を買ってきては試してみたのだが、あのベルギーのギリシャ料理店の味を再現することはできなかったのだが、中国の大連の羊肉の串焼きの屋台で思いもせずに、この香りに出会った時には感動したものだ。
その香りが「クミンシード」によるものだと分かったからだ。
スーパーで売っている粉末のクミンに比べて、クミンシードを使うと香りが全然違う。
早速、市場に行きクミン中国語で孜然(ズーラン)を買い求めて作ってみたところ、あのベルギーのギリシャ料理店の味を90%以上は再現できたと思う。
尚、今回はまずは醤油で肉に下味を付けるがその方が旨いと思うからで、また、クミンシードの他に「イタリアンハーブミックス」を使うが、「オレガノ、バジル、ローズマリー、」等が風味を増してくれる。
◆「スペアリブの香草焼き」の作り方。
1)用意するもの。
写真手前の左から「豚のスペアリブ」「クミンシード」。写真奥の左から「塩」「黒コショー」「イタリアンハーブミックス」「醤油」。
2)作り方。
①ボウル等にスペアリブを入れ、醤油を大さじ1程加えて手で揉み込んで味を染み込ませる。
②オーブントースターの鉄板の上に①のスペアリブを置き、塩を振る。
③コショーを振る。
④クミンシードを振る。
⑤ハーブミックスを振る。
⑥表面が焼けたら裏返して、網に乗せて裏面も焼く。
⑦皿に盛り、レモンを添えて出来上がり。
さて、今回は小羊の替わりに「豚のスペアリブ」を使ったが、この方が食べ応えがあって旨いと思う。
次回の「料理長が自宅で作る簡単おつまに」は先日、「豚の味噌漬け」に使った味噌で作る料理の話をしよう。
クミンはセリ科の植物で、種子(クミンシード)は香辛料として用いられ、特にカレー粉を作る時には無くてはならないスパイスとして知られている。
クミンの独特の香は肉の臭みを取るばかりでなく食欲をそそられる。
カレーの臭いを嗅ぐと、お腹がグ~っと鳴ってしまうのは、カレーの香りの中心がクミンだからだ。
また、このクミンを料理に使うと、どんな食材でもたちまちエスニック料理になってしまうから不思議だ。
さて、「今回の料理長が自宅で作る簡単おつまみ」は、スペアリブにクミンシードと塩とコショーを振って、焼くだけという料理だがこれがビールや冷たく冷やした白ワインにとても合うので、是非、作って食べてみて欲しい。
ところで、このエスニック風の料理を最初に食べたのは、インドでもなければ中近東やモロッコでも無く、ヨーロッパのベルギーのギリシャ料理店だった。
今から20年以上も前なので、そのギリシャ料理店が今もあるかは分からないが、小さな羊のスペアリブにハーブと塩を振りかけて焼いた料理は「petite os」(プティゾー)という「小さな骨」という意味の料理名だった。
その美味しさにはまって、何度も何度もその店に通ったものだが、価格も非常に安かった。
小さなスペアリブが10個位に、フリッツ(フライドポテト)とサラダが付いて700円程度で、白ワイン(ハウスワイン)を飲んでも1000円以下だった。
また、この店で「タラモサラダ」を初めて食べたが、パンとの相性が良く今でもたまに自宅で作っているので、別の機会に紹介しよう。
実は、この「スペアリブの香草焼き」を自宅で作りたくて、スーパーでいろいろな香辛料(ハーブ)を買ってきては試してみたのだが、あのベルギーのギリシャ料理店の味を再現することはできなかったのだが、中国の大連の羊肉の串焼きの屋台で思いもせずに、この香りに出会った時には感動したものだ。
その香りが「クミンシード」によるものだと分かったからだ。
スーパーで売っている粉末のクミンに比べて、クミンシードを使うと香りが全然違う。
早速、市場に行きクミン中国語で孜然(ズーラン)を買い求めて作ってみたところ、あのベルギーのギリシャ料理店の味を90%以上は再現できたと思う。
尚、今回はまずは醤油で肉に下味を付けるがその方が旨いと思うからで、また、クミンシードの他に「イタリアンハーブミックス」を使うが、「オレガノ、バジル、ローズマリー、」等が風味を増してくれる。
◆「スペアリブの香草焼き」の作り方。
1)用意するもの。
写真手前の左から「豚のスペアリブ」「クミンシード」。写真奥の左から「塩」「黒コショー」「イタリアンハーブミックス」「醤油」。
2)作り方。
①ボウル等にスペアリブを入れ、醤油を大さじ1程加えて手で揉み込んで味を染み込ませる。
②オーブントースターの鉄板の上に①のスペアリブを置き、塩を振る。
③コショーを振る。
④クミンシードを振る。
⑤ハーブミックスを振る。
⑥表面が焼けたら裏返して、網に乗せて裏面も焼く。
⑦皿に盛り、レモンを添えて出来上がり。
さて、今回は小羊の替わりに「豚のスペアリブ」を使ったが、この方が食べ応えがあって旨いと思う。
次回の「料理長が自宅で作る簡単おつまに」は先日、「豚の味噌漬け」に使った味噌で作る料理の話をしよう。
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