マグロチャンピオンの料理道場

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料理長が自宅で作る「簡単おつまみ」(44)葉ニンニクが入ったサッパリ味の春巻き

2011年11月22日 | 料理長が自宅で作る簡単おつまみ
今回も前回に続いて「葉ニンニク」を使った料理をつくるが、南米のエンパナーダ(EMPANADA)のような料理を作りたくて「とうもろこしの粉」をスーパーマーケット等で探したが「米粉」を置いてある店はあっても「とうもろこしの粉」は結局見付けることができなかった。

「エンパナーダ」は南米のいろいろな街の屋台やローカルなレストランで食べることのできるミートパイのようなものだ。

種類もいろいろあって、パン生地のような物もある。

中に入れる具も、牛の挽肉を炒めた物もあるし、豚肉や鶏肉を使った物など様々だ。

今回、作りたかったエンパナーダは、ベネズエラのバスターミナルで長距離バスの出発を待っていた時に屋台で食べたエンパナーダで、そのエンパナーダは「とうもろこしの粉」で作った皮に「牛肉の挽肉炒め」を包んで揚げたエンパナーダで、日本の餃子の倍位の大きさだが揚げたてのそのエンパナーダがとても美味しくて、幾つもを食べたことを覚えている。

そのエンパナーダに「葉ニンニク」を加えてみたらと思ったとたんに食べたくなって「とうもろこしの粉」を探してみたのだが結局見つからなかったので、エンパナーダの作り方はいつか「とうもろこしの粉」が手に入ったら紹介することにしよう。

今回は「葉ニンニク入りの春巻き」を作るが、葉ニンニクの他に豚のひき肉、大根、太い春雨を加えて炒め餡とした。

鶏ガラスープを加えて水溶き片栗粉でトロミを付けた餡は、さっぱりしていてとても美味しい。

この料理のポイントは味付けを濃くしないことだ。

後で「醤油」と「ときがらし」を付けて食べる位の薄い味付けにすると、生姜や葉ニンニクの香りが引き立ち、幾つも食べたくなってくる。

太い春雨が無かったら普通の細い春雨でもいいが、その場合には水溶き片栗粉でトロミを付け、フライパンを火から下ろした後に加えるようにしよう。

熱いフライパンに春雨を入れると春雨がフライパンに貼りついてしまうことがあるので気を付けよう。

それでは早速、作ってみよう。

◆「葉ニンニク入り春巻き」の作り方。

1)用意する物。


2)作り方。

*******下処理*******

①ぬるま湯に太い春雨を入れ戻しておく。


②ぬるま湯半カップ(100ml)に小さじ1の鶏ガラスープの素を入れる。


③生姜をみじん切りする。


④大根を太めに4㎝位の千切りする。


⑤葉ニンニクを3㎝幅に切る。


⑥太い春雨をザルに上げ、水気を取ってから3㎝幅に切る。


*******下調理*******

①フライパンに大さじ1の油を入れる。


②生姜のみじん切りを入れて炒めて香りをだす。


③豚のひき肉を加える。


④大根を加える。


⑤葉ニンニクを加える。


⑥太い春雨を加える。


⑦料理酒大さじ1を加える。


⑧鶏ガラスープ(50ml)を加える。(最初に50mlを加えて足りなければ後で足す)


⑨醤油を大さじ1/2加える。


⑩塩を小さじ1加える。


⑪コショーを振る。


⑫ゴマ油を小さじ1加える。


⑬水溶き片栗粉を少しづつ加えてトロミを付ける。


⑭皿に上げておく。


*******春巻きを巻く*******

①春巻きの皮に具材を置く(中央より少し手前)


②手前の皮を折る。


③右側の皮を折る。


④左側の皮を折る。


⑤小麦粉か片栗粉で「糊」を作り、春巻きをしっかり巻いて止める。


*******本調理*******

①フライパンが天ぷら鍋にたっぷりの油を入れ油の温度を170℃にする。


②春巻きを入れる。


③ときどき上下を返しながらキツネ色に上げる。


④半分に切り皿に盛る。


さて、ここのところ割と手間の掛かる料理が多かったので、次回は最もシンプルで美味しい「おつまみ」を紹介しよう。



















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