マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

シーチャン島での陸釣り(2)

2014年01月01日 | シラチャー ジャスミンホテル
サワッディー・ピーマイ
明けましておめでとうございます。

タイでは12月31日の大晦日の夜のテレビ番組も相変わらず「シンデレラストーリー」のドラマばかりやっていて、大きなお屋敷に住む大金持ちの一人息子と貧乏人の娘が周囲のいじめにあいながらも最後には結ばれるといった、いつもワンパターンの同じストーリーだ。

タイ語の勉強になるのではないかとたまに見ることもあるが、女同志が取っ組み合いの喧嘩をしたり怒鳴り合ったり、やたらと「おかま」が出てくるので、こんな変な連中の話すタイ語を覚えてしまったらどうしようと思ってチャンネルを変えることもしばしばだ。

タイの大晦日は本当に大晦日なのかまったく実感が湧かないものだが、元旦を迎えた今日から1月7日までジャスミンの「魚やす」では「お雑煮」をサービスで出しているので、お客さんには少しでもお正月の気分に浸ってもらえたらいいと思う。

さて、昨日はまたシーチャン島へ陸釣りに行ってきた。

大晦日くらいはお店(魚やす)で「日本のテレビ番組」でも見てのんびりしようかとも考えたのだが、どうやら釣りにはまってしまったようだ。

人から聞いた話なので確かかどうかは分からないが中国では次のような「ことわざ」があるようだ。

「一日幸せになりたければ酒を飲みなさい。」

「三日幸せになりたければ結婚しなさい。」

「七日幸せになりたければ豚を殺して食べなさい。」

「一生幸せになりたければ釣りをおぼえなさい。」


何十年も釣りには行っていなかったが、釣りというのはなかなか奥が深く、さまざまな条件の変化が釣果につながってくるし、同じ仕掛けで同じ餌でも釣れる人と釣れない人がいる。

元々、凝り性の性格にどうやら火がついてしまったようだ。

さて、昨日も朝の6時半に起きてシャワーを浴びて、7時半にアパートを出てシーチャン島への乗合船に乗る為に「ロイ島」に向かう。

ここからは写真を交えよう。

年末ということもあり、いつもより大きな船だが乗客はとても少ない。


カム・ヤイの船着き場が見えてくる。

ここで降りる場合には船に乗る前に「カム・ヤイ」で降りることを言っておかないと停まってくれない。ちなみに「ジンダ筏」の小船がここで待っていてくれることがあるようだ。ここからの方が筏に近いからで、ジンダ筏に釣りに行く人は「ジンダハウス」まで行って小船に乗るのか、ここから小船に乗るのかをジンダ筏を管理している土方さんに確認しておこう。
尚、「赤い旗」が上がっているが、次のシーチャン島からロイ島への戻りの乗り合い船がここに停まってお客さんを拾うのだろう。

カム・ヤイの船着き場でも釣りができるようだ。

ここでは釣りはできないのだと思っていたが、3組程釣りをしているグループがあった。
しかし、水深は2メートル位しかないと思うので、小魚くん達を釣るか沖に向かって投げ釣りをするのだろう。(夜釣りでは鯵などの回遊魚の大型も期待できるかも知れない。)

シーチャン島に着いてサムローに乗る。

船着き場から降りて、有料トイレの前に座っているおばちゃんに5バーツを支払い、竿やクーラーやリュックを見ていてもらい小用をすませる。
トイレから出てくると「サムロー」(タクシー)の運ちゃんが近寄ってくる。彼は乗り合い船を降りた時からこっちをチラチラと見ていたので、きっとトイレの前で待っていたようだ。

今回も前回と同じ場所(シーチャン島での陸釣り(1)を参照)に行こうかと考えていたのだが、もしかしたらもっといい釣りポイントがあるのではないかと思い、彼に聞いてみることにした。
たとえば、知らない街に行った時に「安くて美味しいレストラン」の情報をタクシーの運ちゃんに聞くと以外と穴場を紹介してくれるのと同じで、いい釣りポイントを知っているかも知れないと思ったからだ
でも、磯の場合には足場が悪かったり、あまり人目につかない場所でも危ないような気がして、紙とボールペンを取り出して「堤防」の絵を書き「プラー・ヤイ」(大きな魚)と得意のジェスチャーを交えながら説明したところ、あっさり理解してくれたみたいだ。

やったー!と思い早速サムローに乗り込もうとしたが、まずは乗る前に「運賃」確認だ。

降りる時に聞いたのでは幾らふっかけられても後の祭りになってしまう。

サムローの運ちゃんは『往復で300バーツ』だと言う。

シーチャン島観光で島を一周しても300バーツ位と聞いたことがあるので、ちょっと高いかな?とは思ったが、『でも、いい穴場の釣りポイントを教えてくれるのなら情報料込みなら安いかも』と浅はかな考えが頭をめぐり、勢いよくサムローに乗り込む。

サムローはどんどん島の頂上の方に向かって登って行くが、途中から今度は下りとなり海が見えてくる。

15分程で運ちゃんおすすめの釣りポイントに到着。

海は見えているが、堤防は無いようであの「堤防の絵」と得意の「ジェスチャー」はあまり意味がなかったようだ。

この場所の目印。

この場所(釣りポイント)の名前を運ちゃんに聞いたのだがよく聞き取れなかったので、また紙とボールペンを出して『ティニー・チューアライ?』(この場所の名前は?)と聞いたら何と彼の携帯電話の番号を書いてくれた。
もう一度、繰り返して聞いたのだが通じてないみたいで諦めた。
もし、ここでの釣りに興味がある人はこの壊れかけた小屋を写真に取ってサムローの運ちゃんに見せればいいと思う。

ここが一番つれるポイントらしい。

運ちゃんの話では、両手を水平に上げている競輪選手みたいな恰好の人が立っているところが一番の釣りポイントのようだ。

その右側に自分の場所を確保。

堤防に来るはずがいきなり磯になってしまったので、なるべく平らな場所を探す。

ここなら足場もよく、滑ることもなさそうだ。

水面までも1メートル程で前回のように魚を陸に取り込む時にバラしてしまうこともなさそうだ。

*今回の釣果*

残念ながら今回も常連の小魚くん達ばかりで「アイゴ」は30匹以上釣れたが下の写真のように小さなサイズばかりで全部をリリースした。



手前を狙っても、沖に向かって投げても「アイゴくん」ばかりで、海には「アイゴくん」しかいないのでないかと思うほどだ。

たぶん、サビキの仕掛けを使っているのに「コマセ籠」を付けて撒き餌をしないのが原因ではないかと思う。

しかし、シラチャーでは「コマセ籠」も撒き餌の「オキアミ」も入手できそうもないし、たぶんバンコクでも同じだろう。

次回の釣りまでに、手作りの「コマセ籠」と「オキアミ」の代わりとなる撒き餌を研究してみたいと思う。

「一生幸せになりたければ釣りをおぼえなさい。」

今回は惨敗だったが、また行きたくなるのが釣りの魅力のようだ。

さて、次回は「ワインに合う和食」の続きで、牛肉を使った料理を作ってみよう。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿