マグロチャンピオンの料理道場

人気バラエティー番組、TVチャンピオンの「マグロ料理人選手権」優勝者が、本格料理を分かりやすく教えるブログ。

相性の良い食材の組み合わせ(1)豚肉と白菜の蒸しサラダ

2014年06月14日 | シラチャー ジャスミンホテル
皆さん、たいへんご無沙汰してしまってすまない。

タイは相変わらず暑い日が続いているが、何とインドでは最高気温が47℃を超えるところもあるようで、とても信じられない(暑)熱さだろう。

昔、スペインのセゴビアというところで43℃を体験したことがあるが、灼熱のという言葉がピッタリの(暑)熱さだった。

その時は車でスペインの古城を訪ねる旅だったが、どこまでも真っ直ぐに続く道路の両側の赤い土とオリーブの木と、全部同じ向きに咲く「ひまわり」がとても印象に残っている。

また、セゴビアはちょうどフランスのリヨンのように古典料理を美味しく食べさせるレストランが多く、暑さでグッタリしている体を美味しくてオリーブオイルをたっぷり使った力強い料理が蘇えさせてくれる。

何よりも太陽の多いところには明るい人が多く、旅の疲れなどセゴビアの人達の笑顔で吹っ飛んでしまう。

イタリアも大好きな国だが、ラテン系の人達は本当に人生を楽しんでいるように思う。

さて、タイは既に雨季に入ったのか雨の降る日が多くなってきた。

雨がたくさん降り、毎日、太陽が照り輝けば、フルーツも甘味を増すし花も元気にたくさんの花を咲かす。

先日「とおりすがりの花屋」さんからもコメントをいただき、ジャスミンの「1本でたくさんの花を咲かす木」がブーゲンビリアだと教えていただいたが、どうやら4種類のブーゲンビリアをつないでいるとのことで、この木は今、また満開に花を咲かせている。


他にも下の写真のようにはジャスミンの庭にはさまざまな花が咲いていて、特に白い花を見るととても清々しく感じる。



さて、今回からは「相性の良い組み合わせ」の食材を使い、家庭でも簡単に作れて美味しい料理を紹介しよう。

第一回目は「豚肉」と「白菜」だが、これを一緒に蒸して「ポン酢」であっさり召し上がってもらう。

日本もこれから本格的に夏へと向かって暑くなると思うが、豚肉には体を元気にしてくれるビタミンB等が多く含まれているので、ぜひ、実際に作って食べてもらいたいと思う。

◆「豚肉と白菜の蒸しサラダ」の作り方

1)用意する物

写真左から「刻み柚子」、豚肉(バラ肉)、白菜、ポン酢。
豚肉の臭いが気になる人は「料理酒」を少し用意しよう。

2)白菜を食べやすい大きさに切る。


3)豚肉を薄くスライスする。


4)白菜を水洗いする。(白菜の汚れを落とす為と、適度な水分を補い電子レンジ加熱での表面の乾燥を防ぐ為)


5)白菜の半分量を器に盛る。


6)豚肉の半分量を白菜の上に並べる。


7)更にその上から残り半分量の白菜を盛る。


8)残り半分量の豚肉を並べる。


9)料理酒を大さじ1程振りかける。


10)ラップを被せる。


11)電子レンジに入れて「3分半程」加熱する。


12)電子レンジから取り出す。(熱いので注意しよう)


13)余分な水分を切る。


14)ポン酢、または三杯酢をまんべんなく掛ける。


15)刻み柚子を散らす。


16)完成写真(熱々を食べよう)


さて、釣りの方だが5月11日にキャプテンタンの船に乗ってから丸一月以上船に乗っていない。

実は5月25日に「mokoley」のバンサレー釣りツアーに申し込んでいたのだが、タイは「戒厳令」が布かれていて、バンコクからの釣り客達が朝早く車でバンサレーまで来ることができなくなり中止となってしまった。

ちなみに昨日、タイ全土で戒厳令が解除されたが、最近はバンコクのホテルは海外からの旅行客が減りガラガラのようだ。

観光での収入にはタイにとっても大きいと思うが、それ以上にこの政情不安定な状況が早く収まって欲しいと思う。

バンコクの釣り友のAさんも同じような状況で戒厳令の為に車でシラチャーに来ることができなかったのでしかたなく単独で船をチャーターして釣りに行くことも考えたが、1本の釣りのDVDを見たことで釣りに対する考えが一気に変わってしまった。

その「DVD」だがこのブログで観ていただきくことはできないが、「佐藤統洋のこれが最強のスローピッチジャークだ」という題名だが一部は下記のように「YOU TUBE」でも観ることができる。

http://www.youtube.com/watch?v=tPe5vViC_O4

http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%B5%B1%E6%B4%8B&tid=647229e82eb520c1c39e32bcadde897a&ei=UTF-8&rkf=2

このDVDを観る前にはジギングというのは、ルアーを魚にアピールする為にものすごい大きなアクションで竿を振らねばならず、こんなことを1日中続けるのは自分にはとても無理だし、また、もの凄いオーバーアクションは、本人はかっこいいと思っているかも知れないが見た目にもかっこ悪いと思っていた。

それが、「佐藤統洋さん」のDVDを観ると、無駄がないと言うかとてもスムーズな動きで、何より苦しいという感じがなくとても楽しそうに見える。

これは料理も同じで、たとえば寿司を握る場合にも大きなアクションでパフォーマンスのように握る寿司職人がいる。

まるで、「ベニハナ」の鉄板ステーキショーみたいで面白いと欧米人のように喜ぶ人もいるかと思うが、できれば寿司では同じことをやって欲しくないと思う。

これとは逆にたとえばオバマ大統領と安部総理が会食をした「数寄屋橋次郎」の次郎さんの握り寿司はとっても優雅な握りだが無駄な動きが何もなくとても優しく感じる。

優しく握った寿司は口の中で優しくほぐれるだろうし、ゆったりとした気分にさせてくれるだろう。

逆に大きなアクションとパフォーマンスで握られた寿司はとても荒々しく感じるはずだ。

この「佐藤統洋さん」の「スローピッチジャーク」はまさに次郎さんの握り寿司と同じで、無駄のない小さな動きだがルアーがうまく魚にアピールされるようだ。

また、従来のジギングというのは体力的にもとてもハードで、また難しい釣りというイメージがあったが「スローピッチジャーク」ならば軽いタックルで釣り方も簡単で女性でも一日中楽しく釣りを楽しむことができるので最近では女性のアングラーも増えているようだ。

この「スローピッチジャーク」を生み出した「佐藤統洋さん」が自分と同じ位の年代というのも、この釣りに興味を持った理由だが、竿先を少し振りルアーを動かすだけで「餌釣り」と同じようにたくさんの魚が釣れるというのもこの釣りの大きな魅力だろう。

ここ暫く船釣りには行かなかったが、実はシーチャン島の堤防に「「スローピッチジャーク」の練習に2度程行ってきた。

この堤防は水深か3~4メートル程あるのだがとても水が澄んでいて底まで見えるので、実際にルアー(ジグ)を下して1/2ジャーク、1/4ジャーク、1/8ジャークをしてみるとジグの動きがよく分かる。

きっと船に乗った場合には潮の流れや水圧もあるのでまったく同じように動くことはないと思うが、最近のルアーはとてもよくできていると思う。

わずか1/8ジャークという小さな動きでもルアーが反応してくれて、真横を向き弱った魚を演出してくれる。これを見た魚がルアーに飛びつくという訳だ。

最近の釣り具の進歩には目を瞠るものがあり、リールに巻く「釣り糸」も最近はpe素材の物が主流だが、自分の使っている「1.2号のpeライン」は太さが「0.185㎜」しかないが、これでも4~5㎏の魚なら難なく釣り上げることができる。

また、日本に古くからある「インチク」や「鯛ラバ」という漁具もスポーツフィッシング用に改良されて誰にも楽しめるようになっているが、色もスタイルもカラフルで見ているだけで楽しい気分になる。

下の写真が「鯛ラバ」だが、大きく竿を振る(シャクル)をしなくても、ただゆっくり巻く(タダ巻き)だけで、鯛を含めていろいろな種類の魚が釣れる。


この写真は「セブンスライド」の鯛ラバだがヘッドの部分とネクタイ・スカートの部分が遊動式になっている。


また、下の写真は「インチク」という漁具だが「タコベイト」というタコの疑似餌に釣針が付いている。


下の写真は最近販売された「海士」という商品だが、鯛ラバとインチクのいいとこ取りのような商品だ。

イカをイメージして作ってあるようで目もちゃんとついている。

さらに、イカそっくりの物もある。


ルアー(メタルジグ)もカラフルで種類も豊富だ。


釣針(フック)も前に2本、後ろに2本や根掛かりの多い時には前だけや、それぞれ1本や、「タコベイト」を付けたりと様々だ。


以前の魚釣りのように「コマセかご」や「天秤」や重い「オモリ」を使い、ハリスが3m~5mでは最後に魚を船に取り上げる時には竿を置いて手で釣り糸を手繰らなければならず、釣リの醍醐味も半減されてしまうと思う。

自分は「ジグのスローピッチジャーク」や「鯛ラバ」や「インチク」は始めたばかりだが、どれも軽いタックルで細い糸で魚が掛かった時の当たりも魚の引きもダイレクトに伝わり、ますます釣りにハマってしまいそうだ。

6月のタイは風が強く雨の日も多く海が荒れる日が多いので、船釣りにもなかなか出られないと思うが、釣果はこのブログでお知らせすることにしよう。

釣りは本当に奥が深いし面白い。。。




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