マグロチャンピオンの料理道場

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ワインに合う和食(6)ビーフステーキ(味噌バターソース)

2014年01月02日 | シラチャー ジャスミンホテル
今日は1月3日でタイでは今日から仕事始めの会社もあるのではないかと思うが、今日は金曜日なので来週の月曜日から仕事を始める会社が多いのか街中がひっそりしていて、また、ジャスミンに滞在しているお客さんも多くが日本に一時帰国していたり旅行に出かけているのか外で遊んでいる子供達の姿も見掛けられず、プールで泳いでいる人もいないので何かひっそりしていて、とても寂しい感じがする。

うちの店のスタッフも交代で休みを取っていて、いつもの半分のスタッフしかいないので本当に静かだ。

また来週からは慌しい日々が続くと思うのでたまには「骨休み」もいいだろう。

さて、今回は「ビーフステーキ」を作ってみようと思うが、ソースは「味噌バターソース」にするので、牛肉はあまり脂の多くない「ヒレ肉」か「オージービーフのサーロイン」などを使うといいと思う。

日本の味噌(信州味噌など)と酒と砂糖を合わせた「味噌だれ」をベースにバターを加えてソースにするが、これでは甘いので「コチュジャン」を少し加えるのがポイントだ。

コチュジャンは米麹味噌に唐辛子を加えて発酵させた韓国の味噌でビビンバには欠かせないが、マイルドな辛味が特徴でコチュジャンを少し加えることで、この甘めの味噌バターソースの味を引き締めてくれる。

下にコチュジャンの写真を添付しておこう。



尚、この料理に合うワインだがボルドーの赤(ミディアムボディー)で、ブドウの品種は「シラー」か「カベルネ・ソーヴィ二オン」がおすすめだ。

さて、それでは早速作ってみよう。

◆ビーフステーキ(味噌バターソース)の作り方

(味噌バターソースを作る)
①ボウルに※みそダレを大さじ3入れる。

※(みそダレは、信州味噌など100g、砂糖大さじ2、酒大さじ1をよく混ぜ合わせる。)

②コチュジャンを小さじ1加える。


③バターを大さじ1/2加える。


④酒(大さじ2~3)でのばしなからよく混ぜ合わせる。



(付け合せのキャベツを作る)
①キャベツを食べやすい大きさに切り塩を軽く振る。


②コショーも軽く振る。


③オリーブオイル大さじ1.5を加え、全体を混ぜ合わせる。


④ラップで蓋をする。


⑤レンジで2~3分加熱する。



(ステーキに天盛りの白髪ネギを準備する。)
①ネギの白い部分を細く千切りにする。


②水にさらしてシャキッとさせる。



(牛肉の下処理)
①牛肉を常温に戻して塩を両面に軽く振る。


②コショーも両面に軽く振る。


(本調理)
①フライパンを中火に掛け、サラダ油大さじ1を加えステーキ肉を焼き始める。


②両面を焼き(中心はレアの状態)焦げ色を付いたら味噌バターソースを加える。


③皿に「かぼちゃの煮物」と「茶わん蒸し」を皿に盛る。


④レンジから「キャベツ」を取り出して皿に盛る。


⑤ステーキを食べやすい大きさに切る。


⑥切ったステーキを皿に盛る。


⑦味噌バターソースを掛ける。


⑧ステーキの上に「白髪ネギ」を盛る。


⑨完成写真


さて、今回はたまたま「かぼちゃの煮物」を店で仕込んであったので付け合せに添えたが、付け合せは硬くない物で好みの物を添えればいいと思う。

ただし、日本では温かい料理に冷たいサラダを一緒に添えることが多いが、西洋料理では基本的に温かい料理には温かい付け合せを添えることになっている。

今回は「茶碗蒸し」と「キャベツ」を添えたがとても相性がよく、ステーキにも合うようだ。

特に「茶碗蒸し」が付け合せになるとは思っていなかったので、自分でも新しい発見だった。

次回の「ワインに合う和食」だが「漬け魚」の料理を紹介しよう。




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