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ミドリムシの話し。

2013年09月25日 | Weblog
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ミドリムシの話し(プレジデント9月号より

 ミドリムシは普通の植物と違い、動く植物で、植物であり、動物でもある。ミドリムシには、人間が生きていく上で、必要な59種類の栄養素が含まれている。魚のDHA、牛乳のカルシウム、肉のタンパク質、ニンジンのベータカロチンも全て含まれている。

 出雲充氏が、18歳の時、バングラデシュに行ったとき、バングラデシュは食べ物がなく、みんな腹ぺこと思い、カロリーメイト持っていった。ところが、みんな朝昼晩、カレーをお腹いっぱい食べている。カロリーメイトを配ったら、「みんな、あなたのように、乾パンを沢山、持ってくる、本当に必要な、野菜やフルーツ、牛乳は持ってこない」といわれた。

 氏は、栄養について、勉強しようと、東大文学部から農学部に理転し、ドラゴンボールに登場する、架空の「仙豆(せんず)」を開発して、バングラデシュに持って行けば、栄養失調の人もいなくなると考え、研究する中で、ミドリムシと出合う。卒業後、氏は、ユーグレナ社を立ち上げ、ミドリムシの栄養剤を開発し、販売している。※ユーグレナはミドリムシの別名。 

 ミドリムシは、雑菌から食べられるため、大量培養が難しかった。氏は、雑菌が入ってくるのを防ぐのでなく、ミドリムシは、平気でも、他の菌は、気持ち悪くて入ってこれない、培養液の開発に成功し、ミドリムシの大量培養に成功した。

 培養液の製造方法は、重要な企業秘密で、特許申請に記載する製造方法から、秘密が漏れるのを防ぐため、特許申請はしてない。また、作物や木材のバイオ燃料では、絶対に作れない、ジェット燃料を、ミドリムシからバイオ燃料として開発している。実用化は近いそうだ。

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