ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

世界の音楽 メヘテルハーネ

2015-06-13 15:41:52 | 鑑賞
先生「今日は、トルコの音楽を聞きます。トルコはどこにあるか知ってる?」地図を出す。
児童「う~ん。」「どこだろう・・・」
先生「ここです!」地図を指さす。
  「ヨーロッパやアフリカに近いね。ここは、アジアの西の端。(一部はヨーロッパ)日本はアジアの東の端。DVDでトルコの音楽を見てみよう。」
児童 DVDを見る。

先生「どんな打楽器があった?」
児童「大きい太鼓。」「二つになってる太鼓。」「シンバルがあった。」
先生「よく見ているね、すごい!!大太鼓を打つバチを見た?違う音がでるように、二種類のバチを使っていたね。スズのような飾りのついたのぼりに気が付いた?」
児童「えーっ、ちゃんと見なかった・・・」
先生「教科書で確認してみよう。」教科書で軍楽隊のシンボルを確かめる。


*教育芸術社6年教科書から

先生「打楽器は後ろの方だね。前の方にある管楽器『ズルナ』は木管楽器です。オーケストラの学習のとき学んだオーボエみたいに、リードが二枚です。
   もう一度、DVDで見てみよう。打楽器の音や演奏の仕方、ズルナの音にも注目!!」
児童 もう一度見て確認する。
先生「これはトルコで『メヘテルハーネ』と呼ばれている軍楽隊です。」
   黒板に『軍楽隊』と書く。
先生「『軍』は兵士の集団、隊は『組・集団』。では、『楽』は?」
児童「楽しい・・・」「音楽の楽!」
先生「そうだね、音楽の楽。
   戦うときに、戦士の士気、意気込みを高めるために演奏しました。また、戦いが終わって勝利をみんなに知らせるために演奏したと言われています。
   DVDでみた軍楽隊の歩き方は独特だったね。『どうだ!』というように勇ましい感じだね。」

 この後、もう一度、DVDを見て、現在、演奏されている行進曲やブラスバンドの曲と雰囲気や音色を比べます。

 トルコについては、親日派が多いこと(明治時代のエルトゥールル号遭難時の救護)やトルコアイス、トルコ行進曲など、その時にタイムリーな話題を見つけて話します。

 オーケストラで学んだオーボエ→世界の音楽で学んだズルナ→これから学ぶ雅楽の篳篥
同じ二枚リードの仲間です。
 

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