今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

はじまり ~ 病院にて

2007-01-03 19:21:22 | FIV紀行(07-08)

このカテゴリでは、私がパリで「不妊治療専門医」にかかって不妊治療をする経緯
について書きます。在仏の方、どうぞ参考にしてみてください。
タイトルのFIVとは「Fecondation In Vitro(体外受精)」の略称で、日本ではIVFと
略されています。

2006年の9月に2度目の流産をし、はじめての「そうは術」を病院で行う

それからというもの、精神的にも萎え萎えで、全く妊娠に対してやる気が出ず。
再度妊娠してもどうせまた流産をするだろうという諦めの気持ちと恐怖感とがあって。
どうしても、まず双方の体と生殖能力のテストをしたくなったので、夫に話し、私の
かかりつけの医師に相談して「不妊治療」をやっている病院を紹介してもらった。
Hopital St Vincent de Paul  (Paris)
ここに1月はじめから通うことに。

●1月3日、初診の日に過去の経緯を話し、不妊治療を開始する方向で決まる。
医師はとても良い人だったが、パリの古い病院だけあって、中は迷宮のようでも
あり、また病院(産科救急)の悪夢蘇える。。。
ひとまず夫婦ともに検査の処方箋をもらう。

私の検査:血液検査(ホルモン、細菌の存在などの検査)
夫の検査:血液検査、精子検査(クラミジア感染症や細菌などの検査)

●1月25日、私は病院にて子宮鏡検査をする。
この検査は子宮の中を観察するためのもので、子宮内に生理食塩水を充満させて
内視鏡で目視確認をするというもの。この、生食水を入れるのがとっても痛い!!
(麻酔とか無し。)非常に痛い!!でも通常は15分以下の作業らしいので、ガマン
します。
ただ、私の場合は、カメラの誤作動(レンズカバーに血液が入って画像が見えなく
なってしまった)によって、生食水を入れた状態でしばらくカメラの調整のため待た
され、ウンウンうなって半泣きになりながら、再びカメラを挿入されるのを待って
いた。若い看護婦さんが気の毒そうな顔をしてこちらを見ていたが・・・。(生食水を
入れる管などを下から挿入するため、あちこち傷がついて出血します。)
産みの苦しみのことを考えると、このくらいの痛みなどガマンだ!!と気合を入れて
真剣になんとかがんばり抜き、検査終了。子宮の入り口辺りにポリープがあるので
切りますね~(チョッキン!)と切られて痛かった。
検査が終わってすぐ、医師から「全く問題無し(健全)」と告げられる。

●2月21日、検査後はじめての問診。
検査結果を見せて、特に問題は無いと言われる。
(あんなに苦労した子宮鏡検査、結果の紙を病院側が無くしたらしく、もらえず。口頭で
「検査したお医者さんは問題ないと言ってました」と答えてパス。そんなんでいいのか??)
私の子宮の奇形でもないし、双方に感染症などの疑いも無いので、ヒューナーテストを
することに。

●2月26日、ヒューナーテスト(性交後テスト)をする。
これはフランス語では「Test de Huhner」と呼ばれている。
(私も夫も、「test de Une heure」と聞き間違えてしまった…恥)
ヒューナーテストとは、性交をした翌日に検査機関にて頸管粘液を採取して行われる検査。
☆詳しい検査内容と判断方法については、上のピンクの文字の「ヒューナーテスト」を
クリックして見てください。

●3月、ヒューナーテストの結果を持って再び病院へ。
検査の結果は「不良」だったので、さらに検査を続けることになるはずでしたが、ここで
医師から進言が。実は日本びいきなお医者さんで、自分のいる病院が全てにおいて
スローペースなことを認めているので、自分の先輩で独立して働いている不妊治療
専門医を紹介してくれるとのこと。そちらで治療したほうが早く事が運ぶでしょうから、と。
先日の子宮鏡検査の結果の紙を無くされて腹が立っていたので、医師の進言どおりに
することに。(病院とは縁を切る。)
さっそくその医師のところで予約を取る。