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まちだ ひろがりネット

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町田・生活者ネットワークの活動日記

電磁波の計測に出歩いてみて

2011年02月20日 | 活動
町田・生活者ネットワークは、この半年ほど世の中にある電磁波を問題として取り上げてきました。かねがね携帯電話の電磁波を気にしてはいましたが、身近に体調が不良となり電磁波の影響ではと話す人たちがいたこと、玉川学園に突然UQワイマックスの基地局の建設が予定されると分かって反対運動が起きたこと、そうと知って調べてみると過去にも現在にも、問題が全国に起こっていたことなど、このままにしておけない現状があったのです。



今日は、電磁波を専門的に測ることができる方を迎えて測定をしていただくことになりました。まず、電気に弱くても理解できる範囲でやさしく電磁波のレクチャーをしていただきました。私の疑問はアナログとデジタルの違い。なだらかな山を上下に描くおなじみの波形と直角の台を上下に連ねた角ばった波形、の図解から、角ばって面積が広いデジタル波の方が運べるデータ量が多いことを理解しました。また、それは波の密度の違いとなって、アナログをソフトボール、デジタルを同じ大きさの鉄球になぞらえ、同じ力で投げてもあたったときの衝撃に大きな差がある、つまりデジタルの方が人体がより影響を受けやすい、というお話は本当に分かりやすかったです。

密度が高いということは、強い出力でなくても多くのデータが運べるということになり、たとえばWI-FI設備(UQワイマックス)などは測定器が反応しないくらい弱くなっているとのことでした。



さて、いよいよ外回りの測定に出発。
歩いてみて分かったのは、道ばたで一番強いのは低周波帯では頭上の電線であることが往々にしてあること。ある交差点では測定の専門家氏が気分が悪くなりそう、と後ずさり。また、わたしが受け持った高周波測定器は誤差が多く信頼性に欠けるといわれつつも、バスが近づいた、自家用車が通った、という折には思いがけず高い数値を示し、そこにも電磁波があるのだと分かりました。そして件のUQワイマックスの側ではたしかに数値があまり動かず、出力が弱いということが実感できました。

低周波帯で強い電磁波を示した場所はごくふつうの道ばた。危険とは何の関係もなさそうなところ。そこにあるお家の方に耳打ちしてあげたいです。距離の二乗に反比例して電磁波は低くなるそうですから、少しでも離れましょうね。考えようによっては、少し身を離すだけで安全性がぐっと増すということですから。

さて、デジタルの携帯電話が使う2.5GHzという超高周波は波長がとても短いため、障害物の裏に回り込めずそれ以上進めません。そこで都会のようにこまごまと建物のある場所では数多くの携帯電話基地局が必要となる理屈です。これからもどんどん建設されることが予想されます。気をつけて周囲を観察してみましょう。この間まであんなうっとうしいものはなかったぞ、と気がつくかもしれません。そのときは、町田ネットにご一報ください。ただいま町田市内の実態を調査中です。(お)