まちだ ひろがりネット

ネットワークで豊かな町に!
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町田・生活者ネットワークの活動日記

東京・生活者ネットワークのリーダー研修

2011年04月30日 | 活動
選挙。統一地方選挙が終わり、各地域ネットの議員が確定したこの時機にいつもリーダー研修があるそうですが、はじめて参加しました。町田ネットは(選挙が1年早く)交代をすませているので、なんだかいつも間が抜けていたのかもしれません。


「議会と地域活動をつなぐ企画づくりとは?」 
    ワークショップ:(設計進行)ワーカーズコレクティブぷろぼの工房 

初めて集まった人たちの間で。6人程度のグループが理想。
1)自己紹介(所属、名前、最近のお気に入りなど 30秒で話す)
2)シート1 <防災(災害時)に関する課題を見つける> 以下のように5つの項目が設定してある。ここに各々記入。制限時間あり。私の意見、他の人の意見と2つの欄がそれぞれ設けてある。
    a 避難場所について
    b 水・食糧について
    c こども、妊産婦、障がい者、高齢者について
    d 緑、 空間、道路など都市計画について
    e その他
3)グループ内で発表しあう。30分。
4)グループ内で関心の高い項目を一つ選ぶ。
5)シート2 <課題の現状把握から解決方法の考案・政策化へ>
   それぞれ生活者ネットワークの中でやること、一般市民とともにやること、議員としてやること、その他の4つの欄がある。
    ステップ1 課題に関する現状や原因を把握するためにやること
    ステップ2 解決方法を考えるためにやること
    ステップ3 解決方法が有効か実行可能かを検証するためにやること
    ステップ4 解決方法を実施するためにやること

生活者ネットワークと市民と議員はもちろん分けがたいものだが、それでも立場の違いはある。それを敢えてはっきりとさせよう、というお話でした。

特に代理人は議員という公人である自覚をしっかり持って欲しいと、東京ネット代表のひとりが強調しました。新人議員はその所属会派の情報を他の会派議員が探る時の手づるに使われやすいので、甘い言葉に特に気をつけろとのこと。いつも素人の市民派議員はうかうかしがちです。


ワークショップは仮説を立てて計画をし、実行し、検証する。区分して考え合うことでものごとをとらえ直すことができる、いい経験でした。
これは生活者ネットワークとしての立場でのワークショップでしたが、同じものを市民の側が使ってもいいと思います。
今回は防災がテーマでしたが、これからいろんなテーマで取り組んでいく手法として使えると思いました。

4月29日(土)クロスウエーブ東中野 にて。

(お)

ユーストリーム三部作

2011年04月28日 | 活動
先日のシンポジウムがユーストリームで見られます。

慌ただしい中に録画の他、ユーストリームの中継までセッティングしてくださった鎌仲さんのお知り合いのSさんと、なかまの皆さんに心より感謝です。

1、井野博満さんのお話
   http://www.ustream.tv/recorded/14283774

2、鎌仲ひとみさんのお話
   http://www.ustream.tv/recorded/14284331


3、おふたりで(質問タイム)
   http://www.ustream.tv/recorded/14284921




1をごらんになった方はお気づきでしょう。井野さんのパワーポイントを操作してくださった方が影にいらっしゃいました。成瀬のれんげ舎代表長田さん。急なお願いでも快く応じてくださいました。れんげ舎はカフェ事業(金魚玉珈琲)や、デザイン事業(ポスター、印刷物、ホームページ作成)などをしているNPO法人です。

大勢の皆さんの力で、2時間半が短いとのご感想をいただくほど、熱気あふれるシンポジウムを無事にやり遂げることができました。

井野さんと鎌仲さんのいいコンビ。どちらがとは申しませんが、ぼけと突っ込みの呼吸すら感じました。

原発事故を考える町田市民の会。互いに初対面という人もあったのに、こちらの呼吸もぴったりでした。

準備の後半から反響の高さは予想しはじめました。でも本当に大勢の方々に関心を持っていただいて、企画の言い出しっぺ、蔵田計成さんを筆頭にやってよかったという納得感を持っています。

そして、これから町田市民の勝負です。(お)

子どもを救え!

2011年04月27日 | 活動
4月26日(火)
シンポジウム「いま、福島原発で何がおきているのか」 
原発事故を考える町田市民の会主催 
お話 
 井野博満さん:東京大学名誉教授 柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会代表
 鎌仲ひとみさん:映画監督「六ヶ所村ラプソディ」「ミツバチの羽音と地球の回転」


福島の子どもを助けよう、被曝から救い出そう。
「安全です」 などと国は言っちゃいけない。
子どもと母親が逃げ出せなくなる。

放射線被曝に安全基準が作られたのは、原発を運転すれば必ず被曝するから。
この辺までは安全と決めて作業するしかないからだ。
つまり事故が無くても放射線の被曝はついてまわる。原発を許した地元の人たちにも。

電力会社が安全ですというと、疑いもなく信じてしまう。
それを盾にして、原発に反対する人を変人だと思ってしまう。
反対する人の言うことを封じてしまう。

それほど私たちは、原発を安全であると信じたい。
事実に目をつむっても信じたい。
目先の利得だけで今日を過ごしてしまう。
かわいそうなくらい、長いものに巻かれてしまう。

無駄な電力の消費はやめる必要がある。
でも、使いたいものを使えないほど辛抱する必要は無い。
それだけの発電は、原発がなくても、実は、できるだけの余力があった。
わたしたちは、なにを信じ込んでいたのだろう。

自然エネルギー利用は不経済、不安定、不便。
ことさら欠点だけを並べて、原発にも劣ると主張してきた。
それが原発の欠点より大きいと、いつ、判断したのだろう。
わたしたちはなにを決定してきたのだろう。

放射線の被害は、こどもはおとなの5~9倍。
成長が激しくて細胞分裂が盛んで、放射線がDNAの鎖を切ったとき
コピー間違いをおかす確率が高いのだ。

福島の子どもたちに、いや、日本中の子どもたちに、
いまさら謝りようも無い、深い後悔を、
みんなで心に抱くことになった。


(お)




原発事故を考える町田市民の会

2011年04月22日 | 活動
3月30日、急遽立ち上がった「原発事故を考える町田市民の会」です。
どうしてもじっとしていられない、矢も盾もたまらない、体を張ってでもなんとかする。そんな思いに駆られた人たちから始まりました。

でも。

福島の原発の事故についてまず、多くの人に知ってもらおうじゃないか。
不安のままテレビの情報だけに見入っている人たちにより正確な情報を渡そうじゃないか。
どういう方法で自分達は対処していくのか考えられるように、知識を持って帰ってもらおうじゃないか。
そういう話し合いになってゆきました。
チラシをさっそく作って、広く知らせよう。ついては新聞社に、タウン紙に、町田市の議員に知らせよう。
188名収容のホールに100名くらいは来るかな。がらがらだったらどうしよう。


4月8日、2回目の会。具体的にどういう企画にするかを話し合いました。
話をする人は井野博満さんと鎌仲ひとみさん。
チラシを、駅頭でも撒こうということになりました。それは4月17日日曜日と決定。
役割の分担も決め、最終打ち合わせを17日のあとでやることになりました。


4月17日、駅頭でチラシまき。拡声器で、メンバーが主張をしました。
300枚程度は手渡しできました。手ごたえは?
思ったより反応が鈍いと感じた者も、逆に意外にとってくれたと思う者もいました。


4月19日 午後から事務所へ問い合わせ電話がかかり始めました。
朝日新聞夕刊に掲載されたことを知りました。
それから、連日の問い合わせです。これは。こちらの予想以上だと思いはじめました。

本番は4月26日火曜日午後。

以下は小出裕章さんのインタビュー、Ustreamでの公開映像です。

http://www.ustream.tv/recorded/13897618


(お)

またまた、パレード行ってきました!

2011年04月10日 | 活動
集会の場所、芝公園に行ってみると思いのほかの人出。桜の満開のもとの集会で、歌は出るし、うららかだし、集まった人は前回より多そうだし、こんな調子で原発に反対する市民の声が大きくなっていくといいなあと思っていると、会場を借りるのやら諸経費が10万円くらいかかっているのでカンパを、という拡声器の声が響いてきました。芝公園の23号という今日の場所は手前勝手に使っているのではなかったようです。

原発反対、今日は自作や替え歌でのパレードでした。聖者の行進、ウィ・シャル・オーヴァーカムの替え歌。

警官は交通安全のため(の割りには声を荒げていましたが)隊列をまとめるように奔走していて、思えばご苦労様でありました。ついには『結婚してるの」「はい」「子どもはいるの」などと声を掛け合う風景も。

ちゃんと社会のルールに則って開催を無事に終えた主催者側の報告で、2500人のパレードになったとのことでした。次回は今月4月24日だそうです。




会場でもらった歌詞集から。

『空が落ちてくる!』生田卍
1、今日、三度目のサイレン 窓を震わせる
  ヘルメットの男たち その度に行き過ぎる
  「いつもの訓練さ」 おざなりにチーフが言う 
  「いちいち気にしていたら 仕事にはなりゃしない」

  長距離のトラック野郎 ラジオをかけたまま
  「午後は雨に なるというし 早いとこ頼むぜ」

  おしゃべりなラジオのざわめきを吸い込んで
  底知れぬ 空の青 何も 語らない

2、どこまでもアスファルト 真夏の陽を浴びて
  海沿いに陽炎 不気味な シルエット
  走り去る車に パトカーが混じるたび
  煙草に 火を点ける 妙な胸騒ぎ

  風下の町では 今しも昼下がり
  あの子たちのお昼寝が始まった頃

  何が起こっているのか 何もわからない
  底知れぬ 空の青 何も語らない

3、「常磐自動車道が 閉鎖されてしまってる!」
  飛び込んだ客の顔 やけに 蒼ざめて
  「そういえば 黒塗りの高級車ばかり今朝方、南へ向かった」
  と、早番の鈴木が言う

  居ても立ってもいられない思いに苛まれ
  ハイウェイに飛び出したら 四度目のサイレン!

  雨よりも風よりも嵐よりも早く!
  走り出せ!あの空が 今に 落ちてくる

  もの言わぬ青空に 追い立てられるように
  風下の町へと 俺はひた走る
  せめてただ一度だけ 抱きしめることが出来れば
  
  何も知らず眠り込む子どもたちの上に
  もの言わぬあの空が、 空が落ちてくる!


(お)