まちだ ひろがりネット

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町田・生活者ネットワークの活動日記

「日本人はどう住まうべきか?」 養老孟司 / 隈 研吾

2015年12月29日 | 活動
新潮文庫の新刊。

2012年2月に刊行されたそうですが 鴨居のマンション群の事件を予言しているかのような帯…
「コンクリート建築って 中身が見えないから 詐欺の宝庫です (隈)」

隈氏については 初めて知ったのですが 根津美術館を建てた方だそうで。
あの 竹の壁まわり、入ってすぐのアプローチ、庭、茶室…
印象に残る建物です。

「基本的には日本全国どこでも建設業と政治家がグルになって」
「コンサルが行政に呼ばれて役場の人たちと一緒に絵を作る」
「行政とコンサルと政治家というのは、一つの『アミーゴ』になっています」 … 44頁

はたして。 町田市は 基本的?

 


「ぼくがいま、死について思うこと」 椎名誠    2015.12.28

2015年12月29日 | 活動
帯に 「うつ、不眠、大事故。実は何度か、死の淵を覗いた――。」

様々な葬儀を知ることにより、死や葬儀について 考え直すとっかかりになります。
モンゴルの鳥葬については 渡辺一技さんの本に詳しくありますが そのことにも触れています。
自然で、昔ながらのしきたりもあるようで 私は嫌だとは思いません。
死者の送り方は 民族・地域によって様々です。 
今の都市の一般的な葬儀も、業者任せにしない方が良いかと思います。

椎名氏の 毎日の15分ほどのトレーニング・メニューも かかれていました。 
ヒンズースクワット 300回
腹筋 200回
腕立て伏せ 100回
背筋 20回。

それで 体形が維持できていると。

食事・運動・睡眠。 元気に生きる上で、大事ですね。

「チェルノブイリの祈り」 スベトラーナ・アレクシェービッチ 2015.12.25

2015年12月25日 | 活動
2015年、ノーベル文学賞受賞作家が チェルノブイリ事故後10年に纏めた本です。
受賞により、岩波より文庫化され、書店で目にして購入しました。

読み始めてすぐ この本がノーベル賞を受賞した事は素晴らしい(村上春樹よりふさわしい)、と思いました。
絶望と悲しみの重さに圧倒されます。
石牟礼道子の「苦界浄土」のように 深く考えさせられる一冊です。
この作家の他のすでに絶版になっている、入手しがたい本も 2月ごろに復刻されるようで ぜひ読みたいです。

本日は 午前 政策委員会、 午後 運営委員会。

事務所は来週からお休みで 1月は5日からです。

電磁波学習会「電磁波と健康被害~スマホから子どもを守るには~」 2015.12.16

2015年12月16日 | 活動
12月15日、東京生活者ネットワーク 環境部会主催の 学習会に参加しました。
わたべが 環境部会のメンバーです。

上田昌文(まさふみ)氏による講演と 持ち寄った測定器による実際の測定。
電磁波の基礎知識・生体への影響・防止策など うかがいました。
携帯電話・固定電話の子機(無線で接続)を耳にくっつけての通話は、電子レンジの使用時にカラス面に顔をつけるのと同じレベルの被曝との事。
実際 測ってみると そのような結果に。
質疑の際、電磁波軽減グッズ(一万円くらい)の効果について 問われた方がいて 「たぶんまったく効果ありませんよ」
とのお答えでしたが 測ってみると そのグッズを外した方が低い計測値に。
機器は完ぺきに対象から出る電磁波だけを拾うものではないようですが、いろんな意味で気をつけなければ。

たびたび、携帯基地局に関した記事を 「まちづくり通信コア」に掲載し、携帯電話を使用する際の注意事項なども取り上げてきましたが、
あらためて 広く注意を喚起しなくてはと思いました。
また、上田氏の学習会を町田でも開催したいと考えています。

本日 夜は わたべ・田中とも 議員互助会と市管理職の意見交換会。

「社会を変えるには」 小熊英二

2015年12月14日 | 活動
「生きて帰って来た男」にも生活クラブ生協に関する記述がありましたが、
この「社会を変えるには」にも「生活クラブ」という項があり、3ページにわたって解説されていました。

「始まりは共同購入、やがて地方議会に自分たちの「代理人」を送り出し、政党とは別の独自会派を作っていきました。」…云々
3パーセントの人から変えていきましょう、というふうに述べられています。

この本を教科書として使わないで、とも書かれています。 でも 500頁に纏められたいい教科書だと思います。