まちだ ひろがりネット

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町田・生活者ネットワークの活動日記

生活と自治

2012年05月30日 | 活動
生活クラブ生協の組合員のための機関紙「生活と自治」6月号、
とても読み応えがありました。

私の一番は 秋山豊寛氏連載の「あぶくま通信」『「カレラ」がそのつもりなら』

ほかに
リレーエッセイ ~ 映像ジャーナリスト・河邑厚徳
「ワタママ食堂」から復興の輪を
がれき処理 求められるアスベスト対策 など

「生活と自治」、このタイトルはいままでは時代遅れのようにも感じていましたが
大事なキーワードだったのだと思います。

組合員のかたはぜひ時間をかけて読んでみてほしいです。
事務所にも1冊あります。

 


経産省前 テント広場

2012年05月23日 | 活動
ハンストに参加した話を代表に聴いて ひとりで17日(木)に行ってきました。

椅子に掛けて霞が関のエリートの方々の姿を眺めながら 福島を思いました。



福島から初めて立ち寄ったという若い女性が テントの外側がメッセージにあふれているのを見て 

東京だからこういう風にできるのね … と話されました。


テントにいらした方に伺ったら 来てくれるだけで有難いのでいつでも来てくださいという事でした。

また行こうと思います。             (じ)


この政権交替と民主党の話

2012年05月23日 | 活動
山口二郎北海道大学教授から、民主党を叱咤しかつ激励するお話を聞きました。
5月22日午後3時から 新しい参議院議員会館地下B109。

叱咤するのはもちろん決められない民主党、いきなり大臣が発信する民主党。
野党であった時、与党自民党に対立することでまとまっていた民主党は
じつはまだ党内で意見をまとめていく仕組みができていないのだとか。
話し合いをしているのは党内の一部で、大勢の人はどこで何を発言できるのか、
その場所がないのだそうです。党内の民主主義が必要だ、と。

  感動した政権交替。
  自民党の自滅もあって国民の気持ちが大きく振れ、自民党が野党になりました。
  いっしゅん、世の中バラ色でした。民主主義が実現する。でも、そんなに甘くなかった。
  準備していたはずの民主党はいざ政権党になると手も足も出ない。
  そうこうしているうちに3.11の大地震とひきつづく原発大事故。
  官僚に姑息な立ち回りを許し、みずから道を険しくしてしまった。

はなから民主党をきらっている官僚群。原発事故のことなど我関せずの自民党。
族議員の存在、財源の崩壊、談合へのメス。(談合は地域ではワークシェアリングだった)

学者の中で政権交替が起きなかった、と山口さん。つまり、前の政権と同じ学者が
政策形成に携わった。言い換えれば役所が用意した学者だった。

まったく使えないかのような民主党という印象があるが、それでも
また自民党に帰ればいいとは思わないし、まして維新の会などが政権を取ればいいとも思わない。

  山口二郎さんが民主党に期待をしていた、失望もしている、でもこれしかない
  と思いを決めていることが伝わりました。

「批判」と「協力」の姿勢で民主党に対すればいいと。是々非々で、とおっしゃいました。

生活者ネットワークは民主党とどうつきあえばいいのか迷っています。
町田ネットでも民主党とどうつきあえばいいか迷います。
小さな計算をせずに、ばしっ、と言いたいことを言うことが大道を拓く、でしょうね。


(お)







被災地がれき広域処理騒動 雑感

2012年05月13日 | 活動
被災地ガレキを国全体で処理しようという政府の方策。

いきなり切り出した、放射能物質の拡散だ、無用の運搬だ、経費がかかりすぎる、
ひいては現地での処理にまかせろ、現場は土地のかさ上げに使いたいと言っている、
法的に見ても、放射能の処理については動かさない、増やさない、広げないだ、
と竜巻のような反対がわき起こったら、何としたことか細野さんはお願い行脚をしていましたね。
そうすると、NIMBYだとか、助けようとしない非道の人だとかと思惑通りの反応がでてきました。

科学的な、法律的な根拠に基づく批判にぜんぜん真っ当な反論が出てこないので、
まあ、相変わらずと言えば相変わらずの、人を馬鹿にした(霞ヶ関の)態度だなあと
思っていましたが、ひょっとして。

ひょっとしたらぜんぜんそんな科学的な法律的な視点から考えたこと無かったんだ、
と思いつきました。とても素朴に、早く助けたい一心で処理するシステムを考えてたんだ、と。
もちろん、利権関係の人の耳打ちがあったんだろうけど。でなきゃ、
あんなに市民と噛み合ない説明会とか、お願いで情に訴えるとか、およそ
民主主義の手法にあらざるやり方をするわけがないでしょう。

神戸が3年でガレキ処理を終えたという実績ではじいた(に違いない)3年という年限。
神戸が処理を急いで他の自治体にも処理を頼んだという実績にもとづく広域処理の決定。
神戸を見て結論したのではないでしょうか。
神戸が急いだのはそこが狭くて経済圏の動脈(ボトルネック)だったからと言います。
広々した東北と比較にならない、と言います。

役人と言えば東大出のぼんぼん、せいいっぱいの施策だっただろうけど、いいめいわく。
もっと広い視野を獲得したまえ、と言って上げたい。
なんだか、政府が市民とずれたことを言ったりしたりしているような、
全く別の国の政治を見ているような気がする今日この頃です。


(お)




原発稼働ゼロ、そしてこれから

2012年05月05日 | 活動
新聞紙上もテレビも、北海道の泊原発が点検のため停止する今日を報道しています。
原発50基が稼働全部停止(4基減ったことにはっと胸を突かれる)そしてこれから。

昨日、経済産業相前のテント村に行ってみました。ハンストする人たちの居場所です。
そこでは、今日5月5日をこいのぼりとともに子どもたちのためにも記念する行事を予定しています。

カンショ踊り、を習いました。簡単だけど、その分、熱中します。福島の民衆の踊り。
気が狂った(カンショ)ように踊る姿を、GHQは畏れて止めさせたというエピソードを聞きました。
今日、それで踊る輪をつくり、経済産業相を囲む計画もあります。

そのテント村は昨年9月にテント屋さんがきちんと建てたと聞きました。
少々の雨風にも耐えそうなしっかりした作りです。寝所まであります。
ハンストする人の居場所なので、食べ物の影は無く、さっぱりとしています。
撤去するだの、右翼だので妨害を受けましたが、実は7割の人が原発に反対するという現実が
テント村を支えています。

そこでは今日の原発全部停止の日を最後の日として、
あすから原発稼働ゼロの日を1日、2日と数え始めるそうです。まず、夏を越す。

報道はしきりに電力不足の予報値を伝えますが、案外人々はクールですね。
もはや試算をする側を信用していないのだなあと思います。
でも、少しは危機感を持って節電を意識しましょうね、というのが自分への注意喚起です。

なんたって、野田さんの後ろ盾のオバマ・アメリカが再稼働を応援していると言ったそうですから。
儲け主義のアメリカの言うことですから、どんな儲け話をささやいているやら。
アメリカを相手にするのだなあ、私たち。

かつて、第5福竜丸の被爆(1954年)の報道がされた時代、原爆反対を掲げて
日本人の署名3500万筆、諸外国と合わせて6500万筆の署名が国連を動かした、
という話を生き字引の斎藤道子さん(83歳市民運動家)から聞きました。

そんなエピソードも急に色を帯びてくる、今日この頃です。

(お)