
野津田・雑木林の会のイベントに誘われて参加しました。
チガヤは既に刈られて並べられて準備されていました。
なるべく枯れていない緑のチガヤを選ぶことから始めます。
切り口を揃えて束ねたら、講師の田極さんの手作りの木槌で叩いて柔らかくします。
「稲ワラには節があるが、チガヤには節はなく、生命力があるということです」
「ヨモギも生命力がありますよ」「大切にしたいですね」
「チガヤは家畜の飼料にしてました」
「滋養強壮があるので食べたりもしました」
など、お話もとても興味深く伺いながら、見ようみまねで(何度も田極さんに教えて頂きながら)
葉で手を切らないように気をつけつつ葉をまとめていきます。
左右2本に分け、それぞれを撚りながらまきつけていきます。
左手を上にして、左手を左にずらしてなうのが左撚りです。神事などに使われるものはこの左よりとの事です。茅を継ぎ足して長くなう方法も見せていただきました。
何とか太いながらも2本完成。続いて小さな輪も作りました。
ヨモギやカヤには霊的な力もあるそうで、11月3日の野津田祭りで使い、
燃やすそうです。
完成したものは持ち帰り玄関に飾り、邪気を払って貰うことにしました。
終了後、30分限定の上の原散策に参加。以下の植物を案内して下さいました。
萩・ヨモギ・マユミ・オニドコロ・ツリガネニンジン(シロバナ)・チカラシバ
ツリガネニンジン(紫)・マメハギ・コシオガマ・ヒキヨモギ・ナンバンギセル
オトコエシ・キンミズヒキ・イノコズチ・ケンポナシ・キンエノコロ
チカラシバ・カラスウリ・アオツヅラフジ・ナンバンギセル・ワレモコウ・キツネノマゴ・ゲンノショウコ・ノコンギク
野津田雑木林の皆様に 心より感謝いたします。
追記 「失われた手仕事の思想」塩野米松(中央文庫)を読んでいますが、
この時に教えて頂いた事で、少し深く読むことができていると思っています。