夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

夫の旧車好き。(夫の病気 その2)

2005-05-17 22:42:53 | 車。
結婚前、初めてのデートはTE27だった。

国道を走っていても
映画館の周辺で駐車場を探していても
レストランで食事をしていても
いろんな人が手を振ってきたり挨拶してきた。

「今のは誰ですか?」と聞くと
「さぁ?知らない人だったナァ。」と夫。

欲しくて所有者の元へ通い、ようやく譲ってもらったものの
それから1年ほどで私と結婚する話がでてきて
旧車の卒業を両親にキツク言われる。

夫は若い頃から
NッコロやKP61、AE86、ハコスカとか旧車専門。
外車やクラシックカーじゃなく
国産車で古物好きというかこだわりだったらしい。

で、部品取りの必要を考え
借金してまで一度に5台を購入し
駐車スペースがないために悩み
悩みすぎて円形脱毛になったこともあるらしい・・・アホか。

改造してマイチューニングカーとなった車は爆音を発し
近所よりも家族から大クレーム!
(家中のガラスがビリビリと震えたらしい)

デートの最中
「お昼も過ぎたし、おなかも空きましたね~!」
とレストランへ向かう途中
公園に止まっているハコスカを見つけUターン。

「見てください、この三角窓!
  タバコの煙が外へ流れていいんですよ!」
「ホイルを見てください!この8本スポーク!!
  ワタナベというんです。これじゃないとという人が多いんです!!」
と、嬉々として延々と説明する・・・
それって他人の車じゃん
おなかすいて不機嫌さんだった男は何処へ?

そんなに車が好きな夫に
旧車乗りを止めろとは言い難かったが
丁度、雪国転勤を言い渡され
私の知らない間に自分で車を売りに行ってきた。

両親は喜んだ、というより安心したのかな?
結婚後の経済状況を考えれば
趣味としても実用的にも認められないのは目に見えていたし・・・。
でも私は、反面ちょっと寂しい気もした。

旧車があれば
普通の車よりずっと不便で手もお金もかかるだろう。

でも、出来ることならまたいつか所有して一緒にドライブしたいな・・・と
あのTE27でのデートから5年経った今は思う。


※ 車はよくわからないのに、旧車を見ると写真を撮りたくなる!
  夫に見せたくなるというか・・・。
  (でも、知らない人に声をかける勇気がナイ。
     黙って写真撮ったら不審者だし・・・。)
  エンジン音を聞いて
  「おおっ、なんて軽やかな音。よく手入れされて調子良さそう!」
  と夫に報告してしまうあたり旧車病うつりかけか・・・


15年越しのカンチガイ。

2005-05-17 21:56:02 | 四季便り。
今日、久々に晴れたため仕事を終えた午後
タイサンボクの写真を撮りに山林へドライブ。

そして初めて気づく。

私がタイサンボクと思っていた木はタイサンボクじゃない
ホオノキじゃないか

葉の大きさといいタイサンボクとは違うぞ

子供の頃から母に聞かされて信じ込んでいたが・・・。
大好きな木だからこそ、長年のカンチガイに大ショック
                                

 ※ でも、タダじゃ起きないぞ!
   ワラビとゼンマイを発見、採取!!
   ・・・でも、ショック大きすぎ空しい