フィンランドが生んだ
20世紀最大の交響曲作家の
一人である
ジャン・シベリウス。
24歳の時、
17歳のアイノと恋に落ち
交際をはじめました。
27歳の時に結婚しますが
アイノは21歳で、
知りあってから4年の
歳月が流れていました。
アイノの父親は
アレクサンダ―・ヤルネフェルト大将。
母親はバルト諸国の貴族出自
エリザベト・クロット=フォン=ユルゲンスブルグです。
1903年には2人の住まいの
アイノラが完成しました。
アイノラとは
"アイノの居場所"の意味です
アイノラが完成して
移り住んだころ
アイノは園芸を
始めました。
アイノラの土地を
耕すことは
並大抵のことでは
なかったようですが
だれの助けもなく、
農機具も不十分ですが、
岩場を農地へ変貌させて
しだいに本格的な耕作を
おこなうようになりました。
トマトやキュウリ、豆類、
じゃがいもなど。
又、ユリ、薔薇、すみれなど
花々を育てていました。
アイノは特にスミレを
愛していたようです。
シベリウスの好物である
リンゴを育てて
秋の農作物品評会で
最優秀の評価も得ました。
二人はそのリンゴの木の
もとに眠っています。
シベリウスop.85
花の組曲より
「アイリス」