SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

雛の春秋

2023-03-02 20:47:00 | 日記
今日は雛祭り。
我が家の
古いお雛さまです。




「雛の春秋」という
女声合唱組曲があります。
村上博子氏の詩集
「立雛」から
3つの詩を選び
髙田三郎氏が
作曲されました。

第1曲「雛の季節」

雛の季節とは
3月のことで
「わたしはどんなに
考えただろう。
私が雛であり
娘たちが娘たちで
あることの謎を」と
始まります。

そして
「わたしを作ったひとの
手の冴えと熱いこころとを」
を読むと
それは人形師の「願い」
であることがわかります。

人とはこの世では
「願うもの」であり
「願い続けながら生きる
もの」なのだと。

そして作品とは、
作者が何を願って
生きたかの
軌跡であると。

そして楽譜の中に
閉じ込められている音楽は
演奏されるたびに
いのちを得、
その「願い」を
その場にそのまま
生きかえらせ
この世に花開き続けると
作曲家は書いておられます。

  ✨✨✨✨✨

お雛さまの日、
久しぶりに開いた
楽譜です。