イタリアでは男性が
普段お世話になっている
女性にミモザを
プレゼントする日で
ミモザの日とも呼ばれて
います。
「Festa della donna 」
ミモザの花言葉は
「感謝」です。
✨✨✨✨✨✨
「女性差別の中で」
ヨーロッパの
音楽学校において
19世紀まで
男女を差別する傾向が強く
女性が作曲を学べる環境は
ごく最近まで整って
いなかったようです。
クララ•シューマン
(1819ー1896)
シューマンとの恋を実らせた
天才少女ピアニストです。
家事と育児のかたわら
作品を書きますが
当時の女性差別の
風潮には逆らえず
ピアニスト業のかたわら
ほそぼそと
作曲を続けるしか
ありませんでした。
✨✨✨✨✨
ファニー•メンデルスゾーン
(1805ー1847)
メンデルスゾーンの姉。
弟と同等の楽才を示しますが
謹厳な上流ユダヤ人家庭の
女性観や女性の社会進出を
歓迎しない時代で
夢を叶えることが
できませんでした。
父の死後、
画家と結婚をしますが
夫の励ましもあり
41年の短い生涯でしたが
600曲近い作品を残します。
✨✨✨✨✨
アルマ•マーラー
(1817ー1964)
アルマは美貌と
芸術的天分で
ウィーン社交界の
花形でした。
17歳のときに
画家グスタフ•クリムト
との恋愛。
22歳の時に
知人宅の夕食会で
マーラーと知り合います。
23歳でマーラーと結婚。
作曲家としてよりも
グスタフ•マーラー夫人
として有名でした。
父はウィーンの宮廷画家
母は声楽家という
芸術を愛する家に
生まれましたので
作曲だけに専念していれば
大作曲家になっただろうと
思われますが
マーラーと結婚後、
専業主婦となり
夫の意向で
作曲を止めてしまいます。
夫の死後、
画家オスカー•ココシュカと
恋愛。33歳
建築家グロピウスと
2度目の結婚。36歳
その後、離婚して
詩人のフランツ•ヴェルフェルと3度目の結婚。50歳
ヴェルフェルの死後、
68歳からニューヨークで
華やかに暮らしました。
85歳で永眠。
✨✨✨✨✨
その後、
セシル•シャミナード
(1857ー1944)
エイミービーチ
(1867ー1944)が
作曲家として
世に認められるように
なるのですが
今夜はこの辺で。
おやすみなさい。