都城ミュージカルクラブ(MMC) ブログ

ミュージカル劇団 平成24年4月~キッズ部新規開設♪http://www.mmc-2009.net/

長崎まで日帰り観劇に行きました

2011年06月27日 21時30分40秒 | 制作日誌
(日にちは前後しますが…)

25日(土)、長崎まで日帰りで
旦那を二人、ミュージカルを観に出かけました。

作品は
『スウィーニー・ドット』 
主演:市村正親、大竹しのぶ

昔々、映画にもなりました。
最近は、ジョニーディップ主演で
映画をしていましたね。


九州では長崎公演はこの日のみ!
 (昼・夜 2回公演)
金曜日には、ジュニア部と声優部のレッスンがあり、
日曜日には、公演の稽古がありますので、
どうしても日帰りでなければなりませんでした。

長崎まで 片道約6時間!
夜の部の開演は18時・終演は21時予定。
(…あはは、昼前に家を出発して、帰宅するのは夜中3時。。。)


でも!
無理をしてでも、観に出かけてよかったです~♪

主演のお二人が素晴らしいのはもちろんのこと、
アンサンブルが約20名だったのですが、
この皆さんの、作品に溶け込んだ、
息の合った具合がとても素晴らしかったです。

ほとんどのアンサンブルの方が、
音大などで声楽を学ばれた人ばかり。
やっぱり歌の基本が大切です。


テレビ等で出演されている女優さん・俳優さんが舞台をされる場合、
だいたい演じる雰囲気ってのが想像されて
「このシーンはこんな風に台詞をいうんだろうな~」とか分かるのですが、
大竹しのぶさんは、想像以上の演技をされていました。
演じると言うよりも 役になりきる 
役の人間がその場に生きている
そういう感じです。(演じる基本なのですが…)
想像以上なので、こちらもグイグイ作品に引き込まれていきました。

作品がいいのはもちろんなのですが、
この日のカーテンコールがとてもスペシャルでした。

主演の市村さんが地元出身のスタッフ等を紹介し、
共演の方々を紹介して…

今まで結構な数の舞台を見てきましたが、
あんなカーテンコールは見たことがない!

これも市村さんの観客を大切にする思いの表れかと感じました。


我々、都城ミュージカルクラブも
来て頂いたお客様に、
『観に来てよかった~!』と言っていただけるような
作品作りをしていきたいです。

不安な点の解消はお早めに…

2011年06月26日 23時13分20秒 | レッスン・練習
本日は、
前半は、ダンスの先生に来て頂いて、
振付変更箇所と以前の動きの確認でした。


今回の公演には、
ジュニア部と声優部からも
コーラスやダンスで参加してもらうことにしました。
前回のジュニア部・声優部のレッスンの時に日程表を渡して
「都合のいい時には稽古に参加してね」と
声かけしておりましたところ、
数名が参加してくれました。

これから本番までに4~5回ほど参加してもらいます。


後半は芝居の稽古です。

ボチボチまとめにかかりたいところなのですが、
やはり稽古時間の少ない場面は、
やっている役者も不安なのでしょう。
テンポがビミョ~に遅くなったり、
妙な間が開いたりで、時々ダメ出しが入ります。

大道具や小道具を使って
本番通りの動きの確認も行いました。

さてさて、するべきことが多くなってきますよ~。
今のうちに不安な点は解決しましょうね。


…そういう私は、
稽古舞台監督として、道具の転換や
衣装担当として、皆の衣装プランのすり合わせ、
稽古音響として、音のキッカケ確認、
制作者として、広報活動のあれこれ。。。と
やることすべてが不安な状態~!
(あぁ、これではいけないわ~!)

一つ一つ丁寧に確認して、
確実にこなしていけば 怖いものはない!…はずです。

公演に向けて、
頑張りましょ~♪


Wキャストのさだめ

2011年06月20日 00時12分06秒 | レッスン・練習
今日の稽古は、
前回と同じ場面を行いました。

今回の公演は、Wキャストの配役があるため、
一つの場面を2回稽古しなくてはいけません。

シングルの配役の人は、
相手役が変わるため、その相手の呼吸に合わせなくてはいけないし、
Wキャストの人は、他の配役の人よりも実質の稽古時間は半減しますので、
より集中して稽古を取り組まなくてはいけません。


この前まで出来ていたこと・求められたことは必ずクリアしていなければいけないのに、
前回以下の事しかできない場合、演出のゲキがとびます。

「稽古場に来てから思いだし稽古をするのではなく、
毎回レベルアップするための稽古をして!」

本番まで2カ月となり、演出も神経がピリピリしてきました。

そろそろ通し稽古にうつります。
個々の細かい指示はあまり出なくなりますが、
それは出来ていて当たり前の事だから。
全体の流れ等を見る時期にうつってきていますので、
もう指示されないからしなくてもいいのかな。ではなく、
今までよりもいい物を出せるようにしてくださいね。




総見!

2011年06月12日 23時12分28秒 | レッスン・練習
本日は、都城ミュージカルクラブ(MMC)の稽古でした。


役者を育てるには、稽古(レッスン)も大切なのですが、
身につけた物を本番でどれだけ表現できるかだと思います。

そのためには、少しでも多くの現場(本番)を体験するのが一番です。

声優部とジュニア部では、
特に発表の場を設けていませんが、
せっかくの機会なので
MMCの夏の公演
「きみに優しい音楽を ~Reincarnation~」に声優部とジュニア部のメンバーも出てもらおうかなと考えております。

そこで、今日は
声優部・ジュニア部の総見の日としました。

MMC2期生のメンバー達も
多数の見学者に少し緊張気味。
いつも自主トレの時間は、演出席に向かって
みんなが同じ方向をむいて体を動かしているのに、
今日は見学者が多いため、少し恥ずかしさもあったのか、全員が向かい合って 円になって体操していました。
(見られていることにはかわりないんだけどなぁ…)

でも、体を動かしているうちに 少しは緊張も取れてきたのか、いつもの元気さが出てきました。

ダンスや歌の自主トレの後、
作品の場面稽古を見てもらいました。


稽古終了後、声優部の一人が
「…今日の稽古を見ていて、声優部のメンバーが少しビビっていました」と感想を言ってくれました。

普段の声優部のレッスン中よりも、厳しく指示を飛ばしていた演出や私の様子を見て、ビックリしたようでした。

自分がいかに表現したいのか、成長したいのか。目標は何なのか。。。
その目標を達成するためには 私たちは本気で指導します。
MMCのメンバーには『公演』という目標があり、
その公演を成功させようという気持ちがあります。
よい作品を作るため…

声優部は、レッスンを始めて2カ月…
まだまだみんなの本気度が私たちには測りかねています。
自分を成長させるのは自分自身です。

その気持ちがわかり、成長しようという気持ちが表れたとき、
もっともっと厳しい指導になることでしょう。
その厳しさを超えてこそ、本物の役者(声優)になれるのです。

プロ根性を持った人を育てていきたいとおもっています。

何度も言いますが、自分を育てるのは、
指導する私たちではなく、
【自分自身】なのです。

小説や映画から学ぶ・学べること

2011年06月11日 19時56分26秒 | 制作日誌
怒涛の週末レッスンの今日は
歌の集中レッスンでした。

通常のレッスン時間では、
一人ひとりの歌のレッスンに時間をかけていられません。
でも、ソロが多かったり、
歌だけの練習をすると時間がかかるので、
先月より2週に1回の割合で特別集中レッスンを設けています。

この日のレッスンは、
主役級の3名がメインのレッスンでした。

ソロ曲や合唱曲を合わせると
全部で11曲中の
Mさんは3曲 Yさんは5曲 Nさんにいたっては7曲歌います。

Mさんの役どころは巫女の役で、
悲しさの中にも愛する人を思う気持ちを表現してもらいます。


レッスン中に、気持ちの状況などを説明していて、
「近松物でよくあるような 心中する男女の気持ちだよ」
と演出が説明していました。

すると、メンバーの一人が、
「近松物ってなんですか~?」と質問してきました。


歌舞伎や文楽などでよく題材にされている内容なのですが、
やはり今どきの若者たちには縁がない話のようです。
(うーん、近松門左衛門という作者の名前は知っていてほしかった…)

悲恋の作品って色々ありますが
私がすぐに思い出したのは、
山口百恵さんと三浦友和さんの映画作品でした。
「DVDでも出ていると思うから、機会があれば見てごらん」
と、『春琴抄』と『絶唱』を勧めました。


小説や映画から
今、自分がしている役の気持ちを理解するのに参考になる作品もたくさんあります。

芝居をするものとして、
色々な作者の本や、映画などたくさんの名作に接してほしいと
改めて痛感したところでした。


国語の能力 (漢字を読む・言葉の意味を知る)

2011年06月10日 23時32分16秒 | レッスン・練習
今日は、ジュニア部と声優部のレッスン日でした。

演技の基本である滑舌(かつぜつ)の練習として、
早口言葉や『外郎売り』を勉強します。

ジュニア部は小学4年生~6年生のメンバーですし、
声優部も、中学1年生がいます。
資料に書かれている漢字が読めないと、レッスンが始りませんので、
うちで配布するプリントには、小学生程度の漢字にもフリガナを付けています。


声優部のメンバーの一人が、
『先生、台本ってフリガナふってありますよね。』と聞いてきました。

おいおい…「台本には基本的にフリガナはふってありませんよ。」
「え~っ!」

こっちが「え~っ!」と叫びたくなりました。

「あの~、学校の教科書にフリガナってある?」と聞くと
『…書いていません。。。』

だよな。

芝居の台本には特別な読み方をする漢字(例えば『宇宙』と書いて『そら』と読む場合など)以外は、フリガナはありません。

漢字は読めて当たり前なのです。


早口言葉の練習の時も…
『法性寺の入道前の関白太政大臣様のことを…』という文で、
漢字が難しい、読み方がわからないと言ってました。
関白って知ってる?と尋ねたところ、
「え~?知りません」との回答が…

おいおい…
漢字だけでなく、言葉の意味も知らないのかい…

台本を読むには
国語の能力が必要です。

習っていない漢字でも、読める・意味を調べるという
最低限の予習はするように習慣づけてほしいものです。


積み重ねる

2011年06月05日 22時24分20秒 | 日記
本日のレッスンは、場面稽古でした。

体調不良で欠席したメンバーの出ない場面を
この機会に稽古しようと思いました。

以前に稽古したところだったのですが、
装置の関係で立ち位置が変わったりして、
なんとなく雰囲気が違ったのか、
ちょっと詰まりながらの稽古となりました。

音楽や効果音もぼちぼち揃ってきてますので、
キッカケを確認したり、
小道具の出し入れの確認もあり、
するべきことはたくさんです。

稽古開始前に、歌の復習もしたのですが、
この日初めて歌うからといって、
前回指示された内容が忘れられていることがあります。

稽古とは積み重ねること。
前回ダメ出しされたものは、クリアされていなければなりません。
毎回同じ指示を受けていてはダメ!

毎回本番のつもりで、
集中して歌ってほしいのになぁ。。。

自分の成長は自分が作るのです。