都城ミュージカルクラブ(MMC) ブログ

ミュージカル劇団 平成24年4月~キッズ部新規開設♪http://www.mmc-2009.net/

役作り

2010年02月28日 00時18分06秒 | レッスン・練習
27日のレッスンは、演技でした。


第5稿が出来上がって1週間。

この間、作家の追加変更や、演出の解釈で 
あれこれ修正(テキレジ)するところがでてきました。

本読み(読み合わせ)を進めたいのですが、
テキレジしていなければ、話になりません。


次の稽古までの1週間、
各自で 本を読み込んでこなければいけません。
読み込んで、自分の役作りをするのですが、
相手役とのからみで出来てくる役作りもあります。

たとえば…
皆から恐れられている役の場合。
自分が力強く演じなければ、相手役が怖がることができませんし、
相手役が怖がる度合いによって、その役の要素が見えてきます。
力強く演じるだけでなく、優しい中の怖さというのもあります。
怖い人が優しい言葉を発することで、一段と怖さを表すことも出来ます。

相手役の反応で、その人の役が浮かんできます。

稽古場では、相手役とのやり取りで役を作っていきます。

気持ちの流れ・感情の流れを大切に、
相手の発した言葉を聞いて、どのように感じたのか?
自分の発した台詞が 相手にどのような気持ちを促したのか?
稽古場でのやり取りが大切になってきます。

自分だけで役作りをした場合、
往々にして起こるのが、想像の中で相手役を作ってしまうこと。
気持ちが流れていないのに、演じてしまう。

自分の中で相手を想像しているので、
いざ稽古場に来た時、
相手の感情表現が出来ていないのに、オーバーに受け止めてしまったり、
相手の出している感情を受け止めずに表現してしまったり。

稽古場で相手と呼吸を合わせて、
相手をよく見て・感じて
役作りを進めていきます。


演劇は、相手役との気持ちのキャッチボールです。
自分ひとりの 勝手な表現ではないのです。

そして、
常に観客を意識(会場の広さを含めて)して
自分の感情を伝えることが、一番大事なことです。

いつも言ってますが、
客観的に自分を見る目を養うことが 急務です。

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