◆「白い薔薇の淵まで」
山本周五郎賞を受賞したビアンの話。
エキセントリックな新人作家と平凡なOLとの恋愛なんだけど、同性だからというより、性格的なものだと思うのだが、よく修羅場になる。
よーするに、恋愛関係になると性差っつーのはあんまり重要じゃなくなるのね、って…違うか。
面白かったのは、面白かったんだが、やおいでもこういう話多いからなぁ。ゆえに、私には新鮮さはなかった。サクラダファミリーの方がよかったけど、あれもピアニストの設定あたりで微妙にズレを感じていたので、私にとってこの作者は、そういう感覚になる作家なんだろう。