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◆「夜のピクニック」
一日かけて80キロを歩く「歩行祭」に参加する高校3年生の話。
作中、転校して最後の歩行祭に参加できなかった子が「ただ歩くだけなのに、どうしてそれだけのことがこんなに特別なんだろう」と語るが、特別なことに仕上ているのは恩田陸の力量。このネタで、この話を作り上げるのは、すごいです。
どうやら映画化も決まってるみたいなんだけど、映画は大丈夫なのか心配。ホント、歩いてるだけだからね。
主人公は、貴子と融。お互い人に言えない秘密がある。それはすぐに出てくるので、これ以上は書かないよww
かつて18歳だった人に、そしてこれから18歳になる人に、絶対読んで欲しい一冊。
うん、青春小説のバイブルになること必至です。
第2回、本屋大賞受賞作です。