日本の神社に行った時、厄年の年齢が書いてある看板を見かけました。厄年というのは日本だけではなく、様々な国で厄年というのが存在するようです。
中国には厄年に当たる「本命年」という言い方があり、自分の生まれた干支が厄年になります。つまり12歳、24歳、36歳・・・のように12年毎に厄年が巡ってきます。西暦の新年ではなく、旧暦の新年春節から年が始まります。
民間の伝説では、干支(今年なら兎)の神は上空の天神の宮から召集され、この干支に生まれた地上の人間を見守ることが少なくなり、その結果運気が下がってしまうという事でした。
他の角度から見ると、12歳は中学校入学、24歳は社会に出て間もなく結婚の年頃、36歳の中年世代はいろいろな人生の決断時期と、それぞれ心理的な危機が発生しやすい時期です。
人間として生まれた以上、誰でも不運や苦境には遭遇する可能性があるため、厄年ではなく自らを成長させる年として考えた方が気楽かもしれません~
厄年のお祓いとして、中国の漢民族ではなるべく赤や金色の物を身につける風習があります・・・(つづく)
一言中国語
该结婚的年龄(gāi jié hūn de nián líng)→年頃
本命年(běn mìng nián)→厄年
困境(kùn jìng)→苦境

呂老師

「本命年」の記事、日本人に説明する時に拝借させていただきます。当方、中国語をイギリスで始めてから24年になります。また度々お邪魔します。
阿里哥头!