呂先生の中国語ブログ

皆様の中国語学習をサポートいたします~

北京で指導を受けたことのある先生達を調べたら・・・

2014年04月29日 | 先生の仕事・教え方

教材を研究しているとき、偶然見かけた写真に「あれ?日本に来る前に北京の学校でよくアドバイスや指導をしてくれた先生ではないですか・・・」と思い、調べてみると過去に数多くの参考教材を執筆した著者だったのです(衝撃)!

北京の学校に在職していた頃、北京語言大学のセミナーや講座によく参加していました。その時は、在職して間もないため分からなかったのですが、最近調べてみたら、業界内では有名な研究者や教授が結構いらっしゃったのですね~「有眼不识泰山」で本当に悔しいです!改めて耳を澄ませてもう一度指導を受けたいところですが・・・



以前、北京語言大学大学の劉教授が主催した講師研修講座に参加したことがあります。
中国語の指導者を指導する教授で、アメリカ・タイ・シンガポール・香港・マカオなど各国において学術講演会を行っています。
そのときは類似語の対照法・教え方についての話を聞かせていただき、大変勉強になりまた~


↑劉教授の著書

  • 新実用漢語課本」シリーズ
  • 外国人の子供を対象とした中国語教材「児童漢語」シリーズ
  • 講師用の各種参考書などを執筆→とても参考になりました!



もう一人強い印象を受けた先生がいらしゃいまいましたが、アメリカ・フランスに渡って教員を務めている北京語言大学教育学院の李暁院長の公開講座です。
学習者のそれぞれの出身国による中国語学習の難点と特徴の比較はとても印象的でした!


↑李暁院長の著書

  • 博雅漢語」シリーズ
  • ビジネス中国語向けの「新丝路」シリーズ
  • 楽しく学ぶを目指した「快楽漢語」シリーズ
  • 中国社会文化を題材した「中国剪影」など多数のテキストを執筆されています~

他の先生は、授業中でイラストの書き方を教わったり、実際に私の授業を聞いてアドバイスしてくれた丁永寿先生でした!
この方が執筆した「看図説話」はよく補充教材として授業で使われるため、中国語講師の参考書としてぜひオススメな一冊です~

中国語のマラソン用語
有眼不识泰山(yŏu yăn bù shí tài shān)→
目があっても泰山が見えない、重視すべき人または尊敬すべき人を見損なうたとえ
讲学(jiăng xué)→学術講演をする
任教(rèn jiāo)→教員を務める
执笔(zhí bĭ)→執筆する

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動詞・前置詞「給」の使い方

2011年01月21日 | 先生の仕事・教え方

日本語の「あげる」「もらう」「くれる」とは違い、「给」自体には動作の方向性を有さない事がまず大きな違いです~逆に、中国人が日本語の「あげる」「もらう」「くれる」の表現を学ぶ時は非常に違和感を感じる部分でもあります…(例えば、日本語では「あげる」と「もらう」は方向性が反対です)

手紙・電話などでの伝達や物などの受け手を導く。

wŏ gěi nĭ dă diàn huà
我给你打电话。
私からあなたに電話する

nĭ gěi wŏ dă diàn huà
你给我打电话。
あなたから私に電話する

tā gěi wŏ dă diàn huà
他给我打电话。
彼が私に電話する

「V+给」でどのような動作を以て与えるかという表現を加える

wŏ sòng gěi nĭ shū
我送给你书。
本をプレゼントする

nĭ jiè gěi wŏ shū
你借给我书。
本を貸す

tā jì gěi wŏ shū
他寄给我书。
本を郵送する

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中国語 複合方向補語の説明例

2010年12月13日 | 先生の仕事・教え方

日本語では馴染みがなく、中国語で細かい動作の方向的ニュアンスを示す「複合方向補語」の説明についてです。最初はどうやって分かりやすく説明できるのか結構悩んでいました。

いろいろな研究によって、この手の文法は空間・話し手の位置と関連した特徴がありますので、立体的な角度からその場を想像させながら説明するのが一番有効的な方法だと思います。

例えば、「上/下/进/出/回/过/起+来・去」の13個の複合方向補語の中で、「上下関係の組」を説明する場合は山や階段などを想像させて、下記のような図を開きます・・・


話し手が場所Aにいる時
tā shàng lái le
他上来了。
(彼は上に上がってきた)

話し手が場所Bにいると
tā shàng qù le
他上去了。
(彼は上に上がって行った)


話し手が場所Aにいる時
tā xià qù le
他下去了。
(彼は下に降りて行った)

話し手は場所Bにいる時
tā xià lái le
他下来了。
(彼は下に降りてきた)

 

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中国語 生徒さんの質問に答える

2010年11月04日 | 先生の仕事・教え方

体調が悪く病院に行ったとき、このような経験があるのでしょうか?知らないもしくは馴染みのない病名を聞いた時、どんな病気かを簡単に説明してくれますが、大体積極的には病理の原因を説明してくれません!さらに病気になる理由を再度聞いてみると、「ストレスや不規則な生活習慣・・・いろいろな要因の可能性があり、今の段階では原因が特定できない」のような答え多いですね~

客観的に考えられる理由としては、病理の説明は専門的すぎて一般の患者の理解を超えてしまうかもしれず、患者の不安を高めてしまうなど逆効果となります。状況や患者によってどの程度までの説明が適切かという問題となります。

語学は難易度の度合や前後の知識の関連性により、数学のように最後の答えは一つとは限りません。ルールや規則性のないものや例外が多く、医療の世界のおける原因不明な状況と同じです~確固たる理由や説明があっても、聞いている生徒さんの認知範囲を超えた場合、完璧に説明しようとしたら逆効果になってしまい・・・レッスンの大半の時間を使い説明しても、結局理解できなかったという最悪の状況に!判断基準としては、生徒さんのレベルを把握した上で適切な説明することが大事ですね~同じ質問でも、生徒さんの状況によって答え方が変わります。

生徒さんによっては、聞きたいことが自分でも明確化されていない場合があります。途中で「・・・何を聞きたいんだっけ?」というような現象も時々起こります~先生としては回答する前に、生徒さんに対してどういう事が聞きたいのかという誘導と聞き出す手助けをすることが重要です。一つの質問の中には、生徒さんが既習のものと未習のものが複雑に関連している場合が多く、難易度の高い事項をいかに分かりやすく説明するかということが要求されます。

一言中国語
阶段(jiē duàn)→段階
坚定(jiān dìng)→確固たる
适度(shì dù)→適度
判断标准(pàn duàn biāo zhŭn)→判断基準

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子供・キッズレッスンで中国語を教えるには

2010年10月25日 | 先生の仕事・教え方
以前から定期的に日本で中国語講師をしている方々からメッセージを頂いております。応援や質問などいろいろな内容がありますが、講師になってまもなくで不安を抱えてる方が多いと感じられます。

日本で講師をやっていると、やはり北京のスクールで仕事をしていた頃と比べ講師間の交流が乏しい感じがします~日本の生活リズムが早いのか、仕事のスケージュールが忙しくて余裕がないのか、いろいろな理由でどうしてもこういった機会が少なくなってしまいます~

まだまだ経験の浅いものですが、6年間で北京・東京でいろいろな生徒様とめぐり会った自分の経験を先生を志向している方とシェアしたいと思っています(学校側から言われない限りに)~

ところで、先週「・・・小学校4年生以下のキッズレッスンの教え方を話してもらえますか」というメールを頂いた先生の方に自分の経験を紹介させて頂きます~

大人のレッスンとの違いは、まず集中力の点ですね~一般的に10歳以下のお子さんは、大人のように集中してじっくり勉強できる時間は目安10分ほどしかありません。いかにその10分間で有効的に教えるかが、ポイントになります!

レッスンのリズムの例としては: 勉強→話しながらゲーム→勉強→体を動かしながら・・・のような流れです。

次に感じるのは、内容的には大人のレッスンよりシンプルですが、求められる技術や経験が大人のレッスンより断然高いです。子供の心理に対する理解力、リード力、楽器・歌唱力・運動神経・道具や教材の応用力など広範な分野に及びます~

残念なことですが、中国本土のキッズ教材では英語圏に向けられた傾向があり、日本語版の物がほとんど見当たらないのが現況です。ただし、子供は文字より直観的な絵や写真を好む特徴がありますので、特殊な要求がなければ、文字が適量でお子さんに受け入れられやすい教材を選べれば良いと思います~

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もう一度読みたい中国語講師の参考書

2010年10月20日 | 先生の仕事・教え方

中国語講師の仕事を始めたところに、参考にしていた参考書です~今でも、他の先生が自由に閲覧できるように教室常備している「汉语课堂教学技巧」という本です。単なる理屈やわかりにくい理論だけではなく、実際のレッスンの中で用いられる具体的な応用法が詳しく解説されています。発音・語彙・文法・漢字・聴力・口語・閲読・作文まで中国語を非母国語として教える方法や知識が系統立って全面的に紹介されてます。

対外漢語学術界では、基礎理論に重きを置くグループと教授技術に重きを置くグループの二種類に大別されています。教授歴が長く理論研究においても深い知識を有した北京語言大学の二人の教授が執筆したこの本では、理論+技術がバランスよく解説されています。

中国語の・・・をどう教えればよのか」 中国語講師の方へお勧めです。最近、真剣に二度目を読む予定です~

一言中国語
词汇(cí huì)→語彙
语法(yŭ fă)→文法
听力(tīng lì)→聴力
口语(kŏu yŭ)→口語
阅读(yuè dú)→読解
写作(xiě zuò)→作文

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愛用している日本の手帳

2010年09月06日 | 先生の仕事・教え方

学校のマネジャーに聞いところ、一番困ることとは担任の先生がレッスンの時間を勘違いすることです~予約の時間通りに来た生徒さんが待っても先生の姿が現れないというのは最悪の状況です~

そんなミスをしないように、先生になったころから、手帳を肌身離さずということになりました。何を忘れてもこれだけは忘れてはなりません~

手帳といえば日本のもののほうが、使用感やデザインなど優れているものが多いと思います。品質がしっかりしていて選べる種類も多様です。その中でこだわりや工夫が詰まった高橋手帳が一番のお気に入り!ただ今、6冊目を使用中~

    
              1週間バーティカル式

講師のスケジュールは日によって変わる事が日常茶飯事で、普通の手帳より、写真のように時間軸が縦に並び、予定を横書きで記入できるタイプが最適だと思います。それに、土日均等タイプなら、週末の予定も記入しやすくて有り難いです~年末になると、一般の書店でも入手することができますので、仕事が忙しい方にご参考になりますと幸いです!

一言中国語
记事本(jì shì běn)→手帳
不离身(bú lí shēn)→肌身離さず
横着写(héng zhe xiě)→横書き
家常便饭(jiā cháng biàn fàn)→日常茶飯事

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喉のお守りアイテム

2010年09月03日 | 先生の仕事・教え方

語学講師の場合、のどの調子の善し悪しが仕事に大きな影響に与えます~何時でものどの調子に気を付け、カラオケなどに行くことを控えて平日の食事にも配慮しています。ここで、自分流ののどを守るためのアイテムを紹介しましょう~

羅漢果入り薬茶、天然の甘みがあり美味しく飲めます!セッコクという薬草を同時に使うとより効果的です。喉枯れの予防に~
羅漢果入り薬茶、天然の甘みがあり美味しく飲めます!セッコクという薬草を同時に使うとより効果的です。喉枯れの予防に~




日本人ののどを守って200年の龍角散のど飴、いろいろなのど飴の中で一番のお気に入りです~少し喉の不調を感じる時、症状が緩和されます。



ジュースなどの甘みが強い飲料より、無調整の豆乳を飲むとなんとなく喉が爽快~刺激のある物を食べた後や、間食の代わりにおすすめです!



学生時代の音楽の先生から、合唱コンクール前に小さじのゴマ油をゆっくり飲めばのどが潤って声がきれいになると教えてもらいました



ヨード系のうがい薬より新コルゲンのうがい薬が爽やかで好き!毎日のどの殺菌や風邪の予防に常備しています~




梨や花梨などの梨類が喉に良いようです。肺を潤わせることができ、のどの不快感から開放されます。

一言中国語
药茶(yào chá)→漢方茶
豆浆(dòu jiāng)→豆乳
香油(xiāng yóu)→ゴマ油
润喉糖(rùn hóu táng)→のど飴
漱口水(shù kŏu shuĭ)→うがい薬

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中国語研修の現場にて

2010年07月15日 | 先生の仕事・教え方

日本独特の文化的背景もあると思いますが、経験上から多くの場合、日本ではプライベートの話や個人情報の取り扱いについてとても大切にしています。

中国語の学習経験がある方はご存知かと思いますが、ほとんどの入門テキストでは家族・仕事・年齢など個人的な(個人に関係した)話題で内容が構成されています。マンツーマンレッスンを受講される場合は良いですが、企業研修などのグループレッスンでは講師にとって話題の選択が難しいところになります~「会話練習のためとは言え、実際の話で聞くべきか?聞かない方が良いか?」と躊躇しながら慎重にグループ研修を進めるのが、先生の本音です~

「仮の話でも構いませんので…」とトレーニングを始める前に一言前置きすれば多少問題を解消できると思いますが、それでも、仮の話しとはいえ、家族の状況や生年月日などについて「仮」としてしまうのは、どうも少し不自然でしょう…

その場で、積極的に自分の話をしてくれる生徒さんがいますと、平静を装っている先生にとって本当に肩から大きな荷が降りたと感じます。もちろん、状況や事情によってあまり個人的な話を話せない場合もありますし、それは理解してあるべきです。

一言中国語
个人隐私(gè rén yĭn sī)→プライバシー
犹犹豫豫(yóu yóu yù yù)→躊躇する
如释重负(rú shì zhòng fù)→肩から重荷を下ろしたかのよう、責任を果たしたり心配ことがなくなったりしてほっとする形容

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授業では母語使用の割合(下)

2010年06月30日 | 先生の仕事・教え方
前回の続きで、語学を教えるための知識や原則が欠かせないことは間違いありません。それに、学習者の目的を明確した上でレッスンを進めることが大切だと思います。

例えば:

①ヒアリングを除いた単語の用法・文法の達人になって試験で良い成績を取りたい方へ
(レッスンで100%母語(学習者が日本人であれば日本語)でもOK!)

②中国の文化などに興味があり、ある程度話せれば良い、異文化を楽しみたい方へ
(レッスンで80%まで母語は許容範囲です)

③交際目的で中国人と中国語でコミョニケーションを取りたい方へ
(生徒さんのレベルにもよりますが、レッスン中では母語を50%以下に抑えなければ目標に達するのが難しい)

以上のような心得のある先生は、心の中に常に基準を持ってレッスンを進めることができます。一つの目安として、基本的に③のような、会話力の向上を目的とした語学レッスンでは母語の使用が半分以上の割合でしたら、不合格の講義と見なされます。道理からしても、結局わざわざ教室に足を運んでくださった生徒さんは日本語ではなく中国語を学びに来たのですね~

一言中国語
明确目的(míng què mù de)→目的を明確する
允许范围(yŭn xŭ fàn wéi)→許容範囲
胸有成竹(xiōng yŏu chéng zhú)→胸に成竹あり。前もってちゃんとした考えがある

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授業では母語使用の割合(上)

2010年06月29日 | 先生の仕事・教え方

北京の学校で中国語の先生になったばかりの頃の話です。私と日本人生徒さんの講義を聞いた学校の講師指導員から、「・・・内容は悪くありませんが、レッスンで日本語をちょっと使い過ぎですね!」と注意され、また「いつか日本語を使わなくても普通にレッスンを進められれば、生徒さんの学習に効果的で貴方の腕が上がった証拠です」という意味深い話をしてくれました。「日本語による説明をしなければ、どうやって学習歴がゼロに近い生徒さんに説明するのですか?」とその時頭の中に大きなハテナマークが浮かびました。

この疑問を持ってしばらく学校にいると、いろんな先生のレッスンを見学できて大いに見聞を広めることができました~見ている限りでは、生徒さんの母語が全く分からなく英語しかできない中国人先生は平気に多国籍クラスを教えているし、初級レベルでもほとんど英語が使われていません。もちろん経験のある先生は経験値が上がるにつれて高度なコミュニケーション技術を駆使しているとわかり、やはりノウハウや理論的な基礎部分がなければ母語抜きのレッスンは難しいと感じました。

ノウハウの部分はその学校のもので、詳しくお話はできませんが、今まで教えてきた中で、日本語なしでレッスンして欲しいという方もいらしゃいますし、どうしてもまとめた日本語の説明を求められる方などざまざまなケースがあります。先生と生徒さんの間にそれぞれ状況・目的が異なりますので、「教无定法」(決まった教え方はない)という有名な話があります。簡単にどちらが良いのかは絶対的には言えません…(つづく)

一言中国語
意味深长(yì wèi shēn zhăng)→意味深い
大开眼界(dà kāi yăn jiè)→大いに見聞を広める
教无定法(jiāo wú dìng fă)→決まった教え方はない

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日本の大豆バーは中国でも人気?

2010年04月17日 | 先生の仕事・教え方
    
周末愉快!講師の仕事を始めてから、体調管理の重要性が高まり、日頃の食生活に対する調整がいろいろ必要になります。レッスンが混み合っている時期は食事をする時間もなかなか見つけられなくて困っていた時がありました。そのとき、日本の大豆バーがあることを知りそれ以来よくお世話になっています~
考えて見ると、小さくて保存しやすい、すぐ食べれて便利、カロリーが少なく栄養バランスも考えられている、無臭…あらゆるメリットが集められています。大豆バーは私にとって大変ありがたい臨時のエネルギー源です。(発明された方に本当に感謝しています!)
    
ネットで調べましたら、なんと中国でも大塚製薬の大豆バーが発売されていて、おやつとして特に中国のOLに人気があるようですね~中国最大規模の大豆系食品会社(豆乳で有名)と合弁事業を行っていて、品名の“SOYJOY”は中国語で“维维嚼益嚼”と呼ばれています。原料は基本的に大豆と乾燥フルーツを使い日本の技術で生産されています。中国向けの商品は日本にはないサンザシ味などもあります。値段は一本で約3元と日本よりも手頃な価額で買えますね~

一言中国語
大豆营养棒(dà dòu yíng yăng bàng)→大豆バー
面向中国(miàn xiàng zhōng guó)→中国向け
白领女性(bái lĭng nv3 xìng)→OL

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HSK口語試験の指導方法と学習方法

2010年03月31日 | 先生の仕事・教え方
HSK口語試験基本知識の続きで指導方法と練習方法など書かせていただきます。初中級の生徒さんの場合、スピーキングでは頻繁に誤りが出てくるのが普通のことです。HSK口語試験には3つの基準があるため、一気にバランスの良い状態に達するのは難しいですね~先生が正確性→複雑性→なめらかさの順番で生徒さんのアウトプットトレーニングを指導するのが理想的です。考えてみると、発音方法が身についていない状態で、どうして流暢に話せますかということです。練習の内容も簡単なものから複雑なものの順番にすべきで、この順番を間違ってしまうと結果が想像できますね~

具体的に何種類かの口語表現の練習方法を紹介します。
正確性を高める練習→
一区切りの文を声に出して、誤った回数を記録し、自己採点する
複雑性を高める練習→
特定の語彙を使って、難度のある文法を取り入れながら文を声に出す
流暢さを高める練習→
指定された時間内(5分~15分)に止まらず一定量の文を声に出す

生徒さんの弱点も人それぞれに違っているため、その人にあった練習方法を採用すべきです。生徒さんは不得意な分野がそれぞれですので、その状況にあわせてトレーニングを行うべきですね~HSKに限らず口語練習については、ネーティブの人や中国語の先生による発音・語法等のチェックが入るのが理想的です。ただし、スピーキングで間違った箇所を自己採点により修正できる場合は独学でも可能なため、先生はポイントを押さえた宿題を出す必要があります。

一言中国語
自学(zì xué)→独学
打分(dă fēn)→採点する
出错(chū cuò)→誤りが出る

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中国語視聴教材の選び方

2010年01月26日 | 先生の仕事・教え方

「映画・ドラマを見ながら中国語を覚えたい場合、どんなものが良いでしょうか?」というのは生徒様からよく聞かれる質問です。すべては経験を基にした個人的な考えですが、よろしければご参考になさってください。

✕歴史に詳しい方は別として、時代劇は文言が多く理解するのが難しい
×リズムが早過ぎて大変忙しい状況になってしまう(例:アクション映画)
×現実・日常から離れている内容で覚えても実際に使えない
 (例:SF・サスペンス映画)
×怖い話や悲しいストーリーなど情緒に影響する内容(例:ホラー映画)
×特殊の希望以外、方言が多く入った映画(例:農村題材の映画)
○難度の問題で中級レベルに入ったばかりの方でしたら、一部日本語も入っている日中合作映画は理想的です(例:映画「上海の夜」)・・・

以上のように考えると中国語の授業で使える視聴覚教材はかなり限られていると感じております。リズムがゆっくりで日常的な内容のものから始めたが良いでしょう~有名なのはよく知られているドラマ「家有児女」、アニメの「喜羊羊与灰太郎」などは適していると思います。また慣れてきますと「男才女貌」などのテレビドラマで日常的に使える表現+中級程度のビジネス会話を学んでみたり、「鲁豫有约」などの字幕付きトーク番組では自分の興味にあった内容のトークを選んで視聴することができます。紹介しました番組はいずれもYouTubeやCCTVのネットで視聴可能ですので、興味のある方は調べてみてください。

一言中国語
动作片(dòng zuò piàn)→アクション映画
恐怖片(kŏng bù piàn)→ホラー映画
科幻片(kē huàn piàn)→SF映画

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中国語講義内容の黄金比

2010年01月09日 | 先生の仕事・教え方

よく言われることですが、語学の勉強は大きく分けますと四種類になります。つまり、聞く・話す・読む・書くです。
中国語講師と生徒さんが一緒にレッスンする時間は限れていますので、それぞれの内容を一体どのような割合で行えば良いでしょうか?実際にレッスンで教える内容は生徒さんの目的・希望・状況によっていろいろ組み立てなければなりませんが、北京の現地で教えていた時から、講師陣の間には原則的な黄金比があります。
その比率は聞く・話す・読む・書くの順番でしたら、4:3:2:1となります、覚えやすいように「4321の原則」とも言えますね~
しかし、いくらこう言っても中国語レッスンの現地の状況と日本の状況は違いがあります。いくら良い理論原則があっても「因地制宜+因材施教」の角度から考えることを忘れないようにしています。

一言中国語
听说读写(tīng shuō dú xiě)→聞く・話す・読む・書く
因地制宜(yīn dì zhì yí)→その土地の事情に適した措置をとる
因材施教(yīn cái shī jiào)→対象に応じて異なった方法で教育を施す

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