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ぷち旅~めざせ神話の国へ(その9)*古事記の時代背景+出雲大社の謎*

2010年06月03日 | ぷち旅
こんにちわ~^0^

前回は出雲大社とその境内をざっとご紹介しましたが、
今回は、ちょこっと趣向を変えて出雲大社の謎を少々。

古事記ではイザナギさんとイザナミさんが国土を作って、神々を生んで行くお話なのですが、そもそも、古事記の時代設定では、世の中どんな時代だったのでしょうか。

日本は近畿圏(主に奈良)で大和朝廷の元となる天照大神(アマテラス)の大和王権の勢力。近畿より東(尾張)にも勢力。
九州には小さいけれど沢山の勢力(熊曾・くまそ)があり、日本国中が土地と資源を巡る争いをしていたのです。

中でも九州はお隣の韓国などの強い勢力から狙われていたので、小さい勢力ではとても太刀打ちできないとどんどんとまとまりつつありました。

出雲も例外では有りませんが、周囲の勢力は出雲が欲しくてしかたがない。
それは、なぜか。

出雲は強い武器を作るためにはかかせない砂鉄が大量に産出する土地であったため、どの勢力からもターゲットにされました。

『鉄を得る者こそが天下を得る』時代だったのです。

出雲を拠点に国作りをしていたスサノオさん、古事記では神様の名前になっていますが、実のところどうなのでしょうね。
洲砂の王(スサノオウ)になった人が須佐之男命(スサノオノミコト)と言い伝えられたのかも。


近畿圏の大和王権も出雲をけん制しつつ東の勢力をまとめあげさらにスサノオチームが狙っていた九州へも侵攻してきます。
そうして、日本がだんだんと統一されて行くわけです。

スサノオさんがもし人間だったなら、あまり長くは生きられないでしょう。
洲砂の王はスサノオさん一人とは限りません。常にトップは変わっていたと思います。

そして、ついに、大和王権チームとスサノオチームがぶつかる。
結果的に大和王権チームが勝ってしまう。 (古事記では勝ち負けや戦いについての記述はありません。)

スサノオチームは大国主さんがトップでした、心の優しい大国主さんは頭も良いので、大和王権に自分の国を譲り渡すこととを選びます。
これで、大和朝廷が成立し日本はひとつにまとまります。

大国主さんが国を譲る代わりに大社を建てて欲しい、
もう自分は神の域に達したいと出雲大社を大和に建てさせたと、古事記にはあります。(民が殺されるのをやめてもらって自分は隠居する事を選んだ。)

出雲大社は大小4つの鳥居があります。
(コレ↓2番目の木製の鳥居)

ま、コレらは後の時代に作られたものですけれど、今在る出雲大社の本殿は、普通に小さくまとまった大社造りの建物というイメージですが、
2000年10月、とてつもなく大きな柱が発掘されなんと48mもの高さだった事が解ったとの事。

解析にあたった大林組のCGではこんな↓大きな建物だったそうです。


登るのも大変だけど、神様のお住まいにはピッタリですよね。

今の出雲大社は何度も倒れて立て替えられたそうなので、どんどんちっちゃくされちゃったみたいです。

興味がありましたら、こんな本↓あります。

古代出雲大社の復元


興味のあるかたは、こちらもチェックしてみてね。

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