衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

南足柄へ

2017-01-29 18:24:16 | 

土曜日夕方にボランティアをしている山科老人ホームでは、今月の土曜日は全てボランティアさんが入っているとのことで、私の出番はなく、犬を含めた家族や友人達とのスケジュール合わせが貴重な休日を有効に活用できています。

この土曜日はちょうど、我家の御主人サマも休日。

珍しく、我家のイヌドモが楽しめるいつもと異なる場所へ行ってみようという、前夜の晩酌時の勢いでの提案で、ボブ達3頭を車に乗せ、足柄峠まで足を延ばしてきました。

 

 

足柄峠付近は足柄万葉公園となっており、歴史散策・自然の景勝・万葉集を味わうの三区分から構成、富士箱根トレイルのコースの一つともなっているようです。

実際、辺りは自然豊かな山林そのままに、良い散策道が設定されており、犬散歩としてもナイスなエリアでした。

峠辺りに数台止められる駐車場があります。

その駐車場から見える富士山のなんと近くて雄大なことか。

 

 

この日は晴天。気温も高めであったためか遠望は効かず靄がかかったようになっていました。

しかしながらそれでも間近な富士山は、多少霞んでいたものの裾野までが綺麗に見えていました。

 

この足柄峠に来るまでの車道は、箱根道と競うかのような急カーブの登り続き。

凍結した跡もあり、道路脇や樹林の間には残雪やまだ凍った場所もかなりあったため、我家の車で暖かなこの日に来られたことはラッキーだったと思います。


 

 

公園内では万葉集の歌を楽しみながら辺りを散策したり、1周45分程で戻れるトレイルも有りますが、下から登ってくる古道等もあります。

さまざまな目的でさまざまな年齢層がたっぷりとオゾンに浸りながら、豊かな自然を楽しめる貴重な場所であると感じました。

 

 

万葉集には足柄山や足柄地方を詠んだ歌が多い事が知られているそうで、公園内には歌が刻まれた石や立て札が要所、要所にあります。

 

からたち(ミカン科)の木の下にも歌が...

 

御主人サマは前夜に晩酌が過ぎたのか、日頃の運動不足か、イヌドモを繋いでの一休みが多く、

 

 

10分程歩いては水分補給&休憩というパターンを繰り返し、

 

 

結局、この先の残雪が僅かに凍った道で、「危ないからここでもう戻ろう」と言いだしました。

 

3頭の中でも引きの甘いヴァレンシアと先を行く

 

私の姿が見えないと、座り込んでテコでも動かないというヴァレンシアのリードを自ら握り、リズムが取れず疲れたのか?

二日酔いの身体に堪えたのか?

或いは以前、ボブとの散歩中に転倒し、骨折した悪夢が蘇ったのか?

 

トレイルコースに入ってから僅か15分程歩いたところで御主人サマはギブアップ。

 

あぶない残雪!?

 

残念なことに、私達(私+イヌドモ)は、目の前に続く魅力的なトレイルから「勇気ある撤退」を強いられました。

 

その代わり、帰路に、峠の手前にあった「夕日の滝」に立ち寄る代替案で交渉成立。

 

 

しかしここはご主人サマの二日酔いも覚めるほど、一見の価値ありの素晴らしいスポットでした。

 

手前に有料駐車場がありますが、夕日の滝近くの一番奥に無料駐車場があります。

 

このキャンプ場の隣、手前側にやや広い無料駐車場有り

 

キャンプ場を横目に、赤い橋を渡るとムードは突然深い森の中に林相が一変。

 

 

綺麗な清流で水分補給したり、

 

半分以上凍ったままの小さな沢が流れていたり...

 

大きな石を次々と越えていくと滝の音が響き渡ってきました。

 

 

落差どのくらいだったか。かなり見応えのある滝。

 

覗きこんで見える滝つぼがまたとても神秘的で、なにかこう厳かな、そして清らかな気持ちになります。

 

そうだ、御主人サマを許してあげよう

 

この夕日の滝までは、駐車場から徒歩10分、のんびり歩いても15分程でしょうか。

 

そして東名高速に乗る前に犬達の消化不良を補うべく、もう一か所立ち寄ってもらうことを提案。ご主人サマは「まだ遊び足りないのか?」と、犬達が納得する運動量が判らない。

 

最後に立ち寄ったのは、大井松田インター手前辺りに流れている広い川。

 

 

水深は浅く、中州にはたくさんの水鳥。犬を遊ばせるのに良い河原が続いています。

 

 

 

三浦半島から日帰り十分な足柄の山と川、ふたたび行きたい、お薦めなコースです。

 

ところで大井松田から東名高速に乗る前に渋滞情報を確認したところ、横浜横須賀道路の衣笠インター辺りから逗子インター間でトラック横転事故のため上り8キロの渋滞とのこと。

私達はそれほどひどい渋滞に巻き込まれることなく2時間かからずに横須賀へ戻れましたが、横浜横須賀道路の事故現場近くを通ると、衣笠インターからの車が乗れずにいるほどの酷い渋滞でした。

この日に、三浦半島で遊んだ犬友達が巻き込まれていなかったことを祈りながら現場を通過しました。

コメント (2)
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