曇空だったこの日...。
夏は16時過ぎ頃からの出発となる「さくらの里山科」にいる犬達の夕方散歩ボランティア。
エレベーターで二階にある犬ユニットに降り立ち、ドアに近づくと、犬ボスであるダイちゃんの甘えた可愛い鳴き声が聞こえてきた。
このところは散歩ボラさんが迎えに来ると、ドアの内側でやはり「ク~~~ン」と鳴いているのだそう。
ドアをそっと開けてみると、
ダイちゃん
ドアが閉ざされているのに、なぜ私が迎えに来たと判るのかな?足音で判別しているのだろうか???
ダイちゃんに続いて、殿様ジローとブンちゃんも吠えながら走ってきました。
あら、ジローちゃん。可愛いお洋服がとてもお似合い!
サポーター!?
この日も一気に4頭連れ出そうと、ぷーにゃん達もお迎えに行きました。
職員さんに呼ばれ、呼ばれた人の目を見て走ってくるぷーにゃん
ルイちゃんはなんとハッピ姿で走ってきました!
すぐに、私の服についている我家のイヌドモの匂いを嗅ぎにきます。
浮気チェック中(笑)
可愛いねー!
さて、出かけようか。
エレベーターに乗り込むとすぐに、出口で扉が開く方向を向くワンズ。
このような事も学習するのかと、思わず笑みがこぼれます。ある意味、人間の幼児よりも賢いかも!?
歩き始めて間もなく、ルイちゃんが抱っこをせがんで足元にまとわりつきました。しばし抱っこで歩を進めます。
しかし体調悪い様子もなく...。
下ろして確認してみると、どうやら綿のハッピが腕の動きを妨げて歩きにくい様子。
ハッピを脱がせてお散歩をさせました。
そのうち、ちょうど前から複数頭の犬がやってきたため、住宅街に迂回。
あれ?
いつのまにか唐揚げ屋台が出来ていて、ブンちゃんしばし離れません。(笑)
まだ揚げた匂いは漂っていなかったのに、犬には判るのでしょうね。
住宅街から公園へ戻る途中、変わった素敵な花を見つけました。
これは何という花かしら。
お花に詳しい
なずなさんにカシワバアジサイだと教えていただきました。
紫陽花のような、でも、葉はブドウのような。
その後公園を一周し、戻る途中でまた違う犬が前方からやってきました。
厳しい表情になるダイキ。ダイちゃんは他犬を見ると攻撃的になり、仲間を噛みつくことがあります。
ダイちゃんにダメよと声掛けしてお座りをさせる。
ふと見ると、ぶんぷくとルイちゃんもいつもと違い、戦闘態勢のように見えます。
このところは言葉掛けで、他犬を見てもちゃんとお座りして交わせたのに、このときは犬達の様子がいつもと違う。
危ないかなという感じがしました。
やはり、すれ違う瞬間に相手犬が吠えて向かってきたため、ダイキ、ブンプク、ルイの3頭は吠えながらもの凄い勢いで向かっていこうとしました。
リードを短く持って万一の場合に備えていたため、引っ張られることはなかったものの、相手犬によってはまだまだ油断できない状況であることが判りました。
吠えられても無関心だったのはぷーにゃんだけ。
まずは犬ボスであるダイちゃんを叱り、続いてブンちゃんとルイちゃんにもいけないことを伝えます。
耳を後ろに倒してすまなそうな顔をするイヌドモ。
吠えかかってはいけないことをちゃんと認識しているようです。
帰路も住宅街側に迂回、交差点を渡り、山科へ戻ります。
フロアに着くと、「早くドアを開けて」と待つブンちゃん。
ジローちゃんが吠えながら出迎えてくれました。
散歩後はいつものように、フロアにドテッと寝ころぶブンちゃん。
さくらの里山科特別老人ホームの時間は、緩やかに穏やかに流れて行きます。