みなさん、おはようございます。昨日、天気がずいぶん回復して今日は晴れです。あまり長くは続かず、また明日は天気が崩れるみたいですが。朝焼けが楽しみですね。
さて今日ご紹介するのは、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭作業」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録された、寺山の炭窯跡です。昨日、ご紹介した寺山公園のすぐ近くです。
島津斉彬公は、集成館事業をはじめ蒸気船や大砲などを作ったのですが、大量の炭が必要となりました。木炭製造の先進地紀州で製法を研究させました。そこで木炭に適したシイ・カシなどの常緑樹の多かった寺山に三ヵ所の炭がまを作り、大量に木炭を製造したのです。ここでつくられた質のよい木炭は、集成館事業の大切な動力源となり、反射炉で鉄をとかすために利用されただけでなく、ガラス製造、陶磁器製造などにも使われたそうです。
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