露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

Revo's Acoustic Night 2023 ~Japanesque~ 10月9日 Ⅱ

2023-10-14 22:10:45 | SH/LHイベント記憶留書


「13文字の伝言」

改めて感じましたが

短い曲だというのに密度が凄い

色々な演出を削ぎ落してもなお

目まぐるしく感じました

原曲と違って途切れない終わり方が美しかったです


トミーさんによるカバー

「天使の彫像」

作られた時期が隔たっていても

相通じる境遇の人物がいて繋がる物語

伊坂那岐さんの歌い方とは異なる

トミーさんの穏やかで鬼気迫る歌声素敵でした


2曲続いたところでRevo陛下登場

「天使の彫像」はちょっと改心した那岐だというトミーさんの感想に

予備知識が少ない分また新しい解釈が生まれる、とRevo陛下

Jimangさんの歌い方に寄せることは諦めたトミーさん

Revo陛下いわく「Jimangというジャンルだから」

オリジナルを歌った人がいないからと言って

その歌をやらないで消えてしまうのは違う

いつか戻ってきてくれた時に

歌い継いで守っていたよと言いたい


歌の次はインストアレンジ

「追憶は郷愁の調べ」

本間さんの調律時間を稼ぐのは

和太鼓とギターの間奏

掛け声と和太鼓の太い響きがとってもカッコ良かったです


「邪なる者達」

ボス曲の中でかなり好きなので嬉しかったです

アコーディオンの生の音色で聴けて幸せ

この曲についてRevo陛下いわく

「ボス曲で、その中でも嫌な奴の曲」

ーー確かに躊躇いなく叩きのめせる相手の時の曲でした

「だから弾くのも楽じゃない嫌な方へいく」

「人が弾くことを想定していない曲です」

ーーそんな難曲を演奏してくださりありがとうございます


そして楽器紹介

まずは大太鼓の由有さん

太鼓の他にもパーカッションを担当

ぽくぽくと音のする打楽器、木鉦

澄んだ音のする鈴(れい)

神楽鈴という表記はしていたけれど

 本当の神楽鈴では音が小さいので代わりのスレイベル

締太鼓とより大きな桶胴太鼓

大太鼓よりは丸太を短めにくり抜いた平胴太鼓

張った皮が伸びるため、年単位で叩いて音が完成するそう

そして「よぉーーーーっ!」の声が印象的な鼓

紐を手で締めることで

「た」から「ぽん」へ音が変わるのを実演してくださいました

たくさんの楽器があるのに由有さんの説明がとても流暢で

Revo陛下が口を挟む隙がなかったのですが

木鉦のあたりで、無言で合掌されていたのは

「お仏壇の長谷川~」を入れたかったのだそうです


そして大橋英之さんのギター2本

硬質な音のスチール弦のアコースティックギター

柔らかい音のナイロン弦のガットギター

音の実演の後はRevo陛下による音楽と歴史の興味深過ぎるお話

フラメンコギターがガット

コンキスタドーレスが南米に持ち込んで

ラテン音楽はガットギター

アイリッシュブズーキが移民と共に大西洋を渡ったために

アメリカのカントリーミュージックはスチールギター

Revo陛下「君達こういう話好きだよね」

ーーはい大好きです

楽しい講義の後には再び歌へ


ハイジさんカバーの「おやすみレニー」

洋の東西を越えて繋がるお母さんの歌

船旅の先で

「よおーっ!」ぽん

ーーあれ、どこに渡られたのでしょう?

なんて考えてしまうJapanesqueアレンジの妙

ハイジさんの「おやすみ」に続き

「レニー」はローランで声を揃えて


「希望の詩」

改めて聴くと

ハイジさんとトミーさんのハーモニーが凄く綺麗で

二人で力を合わせるという希望が示されているようで

絵馬の中では明るい曲と思えました


ハイジさんのお話

今日は『ハロウィンと夜の物語』発売から10周年

Sound Horizonに参加される前から聴いておられて

その時から歌いたかった「おやすみレニー」

それが今回歌う曲と示されて

お家で叫ぶくらい、嬉しかったそうです

「そういえば……」とRevo陛下が思い出されたのが

「おやすみレニー」のオーディションでは選ばれなかったけれど

『絵馬に願ひを!』で参加できた、という話を聞いた

Revo陛下「でも、それはハイジじゃなかったみたい」

「おそらくそれはSAK.ちゃんだ」

ハイジさんにしてもSAK.さんにしても

10年前当時も歌は凄かったと思う、それでも

Revo陛下「当時はお母さんをやるには若過ぎたんだよ」と

それが絵馬では二人ともお母さんの歌を歌われて

那美さんコンビがよく似た思いを抱かれていたことに

不思議な縁を感じました


本編はここまで

配信の方へはこの後に国歌が流れるそうなのですが

1夜目は爆音で流れてしまったそうで

2夜目からは改められたそうです

Revo陛下「ご近所の迷惑にならない程度に、歌ってください」

バンドメンバーも揃って一礼の後

舞台を去っていかれました


Revo's Acoustic Night 2023 ~Japanesque~ 10月9日 Ⅲ に続きます

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