露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

知識の源泉

2020-06-28 16:46:25 | 叙情


「よく知っているね」と褒められることがあります

感心される程度には広範な知識を有しているのは

好奇心が強く、教えられたものをよく記憶に留めているのもありますが

たくさんの物語を読んでいることがその理由だと思います


物語を通じて、全く別の立場から見た世界を知ることができる

そこには「わたし」が接することのない知識・光景・考えがあり

「わたし」が決して経験することのない出来事がある

時には同じ事象を複数の別人の目から見ることもできる

わたしはわたしのままで、たくさんの別人の経験と知識を得られる

わたしが物語に惹かれてやまない理由のひとつです


ドラマは観ませんが、小説も映画も漫画も大好きです

この2週間、久しぶりに漫画をたくさん読みました

最新刊が出たついでに読み返したり

少し気になっていた作品を電子書籍で読んでみたり

綺麗な絵で描かれる別世界に耽溺


数年前から電子書籍アプリを使っているのですが

置き場所を気にせず気軽に漫画を変えるのが便利で

月に3000円と自分で制約をかけながら

色々な作品を楽しんでいます


文字ばかりを強く光る画面で見続けるのは辛いので

小説は相変わらず紙で買っていますが

一作品の冊数が多い漫画は電子版の方がハードルが低くて

Sound Horizon のコミカライズを掲載していた漫画誌で読んだもの

本屋さんで見かけて、アプリで試し読みをして気に入ったもの

月に3000円ずつ買い続け

そろそろ紙で所有している冊数に追い付いてきたかというところ


小説は小説で制限などかけず

月に数度本屋に立ち寄るたびに気の赴くままに購入し

新刊2冊を買いに行った筈が気づけば6冊購入していたことも


怪奇・幻想・恐怖・異形・狂気・懐古

それらへの好奇心と憧れ

好きなものを手掛かりに物語への渇望は枯れることを知らず

さまざな人の目を通じて、さまざまな時間と場所を観る

わたしが生きる上で不可欠の楽しみです


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