「STAR WARS フォースの覚醒」を観てきました
どきどきしたり、笑ったり、心に沁みたり…
感情が様々に揺り動かされて
2時間半があっという間でした
空想科学と伝統美の融合
映像も音楽も壮大ながら
人間の心の動きも丁寧に描かれていて
本当に贅沢な映画だと感じました
新キャラクターのBB-8がと~っても可愛くて
表情の豊かさはR2-D2を超えたのではないでしょうか
一方、ハン・ソロ達が登場した時には
生ける伝説に会えた喜びを主人公たちと共有できたように思います
戦いも、心の動揺も、成長も
共に歩むような濃厚な時間でしたが
それでも尚、まだまだ明かされていない深淵が感じられて
物語の豊かさに感歎すると同時に
続きが気になって仕方がありません
特に、顔すらも明かされていない女性について…
さて、ここからは内容に触れて綴りますが
仲間に届けなければならない重要なデータ
黒い仮面の強敵と白い機械のような兵士たちの襲撃
人間は捕えられ、1体のドロイドに命運が託される
かつての歴史を繰り返すような始まり
R2-D2も時もそうでしたが
誰もいない広大な砂漠を独り進むBB-8の姿は
物悲しく頼りなさげで不安にさせられます
ですが、小さくとも勇敢なドロイドには勇者の救いが…
一方で、機械のようで人間であるストームトルーパー
人としての感情や葛藤を露わにするの見て驚きました
臆病風に吹かれたようで、でも果敢に抗った脱走兵
感情豊かで強い意志をもつドロイドBB-8
砂漠の星で独りで生きる強かな少女レイ
臆病と自信の狭間で揺らぐ脱走兵フィン
彼らがR2や3PO・レイア姫やハン・ソロ
神話の英雄と思っていた先達たちと出会いながら
自らの過去、現状の世界と向き合い戦っていく姿は
とってもどきどきわくわくしました
そんな風に書くと真面目な感じがしますが
これらは後で改めて整理した感情でして
実際には、BB-8超可愛い~!!
ちょっと情けないぞフィン!レイ強い、賢い、凄いっ!!
Xウィングとタイ・ファイターのチェイスカッコいい!!
がんばれっ、いけいけ!やったぁ~!!!
とまあこんな感じで興奮しっぱなしでした
勿論心の中でですよ
愉快なやり取りに忍び笑いが漏れることはありましたが…
そして、生ける伝説たちの登場にも凄く興奮しました
…といっても実はわたし、エピソード1~3は知っているのですが
生まれる前の作品であったこともあって4~6は曖昧なのですよね
4は辛うじて見直したのですけどね…
ですが、そのリアルタイムでなかった感覚が
ちょうど主人公たちと似通った立場なのでしょう
「これがあのハン・ソロ…!!」と
物語の中の存在だと思っていた人物に
現にまみえる感動を共に味わえたように思います
往年のファンからはにわかと言われるとしても
「懐かしの…」とは異なる感覚を味わえた事
シリーズの狭間に生まれた者ならではの特権ではないかと思います
話をハン・ソロに戻しますと
こんな父親欲しいな~って思いました
危なっかしいけれど、その危険を乗り越える強さもある
実は寒さにも弱かったりする相棒チューッバッカを気遣い
助けを求める誰かに手を差し伸べる優しさもある
差し迫った状況で軽口を叩くユーモアもある
本当にカッコいいですね
歪なものかもしれないレイア姫との関係も
2人らしい素敵なものだったのではないか思います
…息子ぐれちゃってますけどね。。
ベイダー卿の血を引くカイロ・レン
悪に染まりきれておらず、苦悩しているようでしたね
仮面で表情を隠していても
早い足取りから、焦燥や苛立ちが見て取れました
兵器のエネルギーとして殺されれつつある太陽の光
闇に抗うレジスタンスたちを象徴するその光が消えゆく中で
光に傾くように見えたレンが、闇に堕ち
父を葬ることで乗り越えたことは
歴史の再演として予想できたこととはいえ
ひとつの象徴が潰えた悲しい瞬間でした
しかし、伝説のセオリーはそれだけではありません
世界中の幾多の物語にある通り
伝説の剣は世界を救う勇者の手に委ねられるもの
最大の生ける伝説、ルークのライトセイバーは
覚醒したフィン、そしてレイの手へ飛び込み
不完全な闇を退けました
そして、きっとドロイド界の伝説であろうR2-D2
彼(?)も眠りから覚醒し
BB-8と共に目指すべき場所を示してくれました
再び持ち主の下へ戻って来たライトセイバー
廻る物語の中で、彼がどのように動くのか
続きが本当に待ち遠しいです