キングレコード時代
1曲目から激しさが大きく増して
「Schwarz Weiß～霧の向こうへ繋がる世界～」
あれだけの音の数と大きさを鳴らすことのできる
人って凄いな、と何だか思ってしまいました
聴いていて楽しいと共に
演奏家の皆様を心から尊敬します
「朝と夜の物語」
「僕の代わりに廻っておくれ」のメロディーをですね
ヴィオラで奏でていらっしゃったのですが
それがとても甘い響きで陶然としました
「神話」
前回も鳥の声がしていることは気づいていたのですが
まさかその場で鳴らしているとは思っていませんでした
奥でバードコールを使ってメロディーを彩っておられました
「暁光の唄」
重く穏やかな音色が涙を誘います
静かに登場されたRevo陛下が語る
「Mutti ひかり あったかいね」の直後
栗山先生だけでなく
オーケストラの皆様が一斉に楽譜を捲っておられました
そして次のポニーキャニオン時代について
Linked Horizonが始まり
「紅蓮の弓矢」が大変バズった
「それまでも歴史があるんです」
童話や歴史といった、ちょっと離れた物語だったのが
現実に侵食してくる
「暁の鎮魂歌」
厚く高らかに響く世界の理の中で
異質にも聞こえる低く力強い音が印象的でした
世界に独り相対する様を
音の高低だけで表現していると初めて気づきました
「MOON PRIDE」
この曲だけではないのですが
ライトによる色の演出も凄かったんです
戦士の5色が歌詞に合わせて照らされて
舞台がとても華やいでいました
「西洋骨董屋根裏堂」
店主の声音の変化を楽器の移り変わりでも表し
イカれたメンバー紹介では楽器と共に
照明もくるくると変わるカオス
屋根裏堂の異空間が感じられました
「紫青の参道」
一瞬の混乱と興奮
『絵馬に願ひを！』のコンサートで初めて聴いた時もそうでしたが
何だったんだ今のかっこいい曲!?と驚くばかり
理解するには短過ぎるけれど、熱狂するには十分
不思議な曲です
最新の地平線まで到達したところで解説
一つの曲にどれだけメロディー入っているのか
Revo陛下「本当に長い曲はやっていないんだけどね」
ーー誰かのインタビューとか、誰かの半生をなぞる曲とかでしょうか
ここまでで現時点
「これからどうなっていくのか、見届けてください」
ここでオーケストラの皆様は休憩へ
その間トークコーナーということですが
Revo陛下「一人で話すのも何なので」
ここは昭和女子大学
教授を呼んで、これからの音楽はどうあるべきかを論じる
ということで
Revo陛下「トミー教授、どうぞ」
そう呼ばれた出ていらしたのは
サンホララボ研究員でお馴染みの冨田明宏さん
冨田さん「凄い出づらいんですが」
Revo陛下「みんな通った道です」
改めて冨田さんに今日のコンサートの感想を問われると
オーケストラという音楽として最高峰のパフォーマンスと
『Chrocicle』からの歴史をRevoさんの解説付きで観られる贅沢さ
との冨田さん回答
いちいち出典の解説はしていない
Revo陛下「それは、みんなを信頼しているから」
緘口令が解けたらネットで物凄い情報が駆け巡る
今はとにかく音楽を受け取って欲しい
また、オーケストラという形の始まりについての冨田さんの問いに
古楽やルネサンス期の音楽も残っているけれど始まりはバッハ
室内楽から大きな編成に発展し
ティンパニーに頭から飛び込むのが今
「暁光の唄」の楽譜を勢いよく捲るのも
楽譜に捲り方が指示されている、とのこと
ーーという音楽の歴史と今についてお話しされている内に
Revo陛下「スイッチが入った」
生演奏というのもこれからどうなるか
電子楽器もあるし、初音ミクさんの登場で新しい音楽が作られるように
伝統も大事にしながら、新しいものも取り入れる
オーケストラの編成上音の小さな楽器は難しい
楽器に差別はない
バケツを叩く人が凄い、必要だと思ったら呼ぶ
Revo陛下「いつか凄いバケツ奏者が参加するかもしれない」
そんな話をしているうちにお時間
冨田さんが退場され
オーケストラの皆さんが戻って来られました
チューニングが始まるので静かに
そう注意を残して
Revo陛下は袖に戻られました
Revo’s Orchestra Consert 2024 ６月30日昼 Ⅲ に続きます
