露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

ホラー小説日和

2021-07-24 16:36:07 | 日記


暑い日差しに熱せられた頭が渇望するのか

ホラー小説をよく買い込んでいます

異形コレクションの塔もまだ高いのですが

新しいものや読み続けられている名作も読みたくて

時折ゴシック小説に回帰したりしながら

恐怖を読み漁っている今日この頃


昨夜も月がとても綺麗で良い夜だったので

芦沢央さんの『火のないところに煙は』

残り数話を読み切ってしまいました



思ったよりも怖くて動揺しました

ひとつのお話は既に読んだことのあるものだったのに

謎解きが進むほど背筋が寒くなりました

一時おもわず冷房を切っていると

部屋が静寂に包まれてより一層気味が悪い


恐怖を愉しむホラーと謎解きを愉しむミステリ

気味の悪い物語ゴシックロマンスを源流として生まれた

とも解される、わたしの大好きな二大ジャンル

双方を楽しむことができて

落ち着いてみるととても面白かったです

カバー裏やWebでの特別掌編も読み

現実が浸食される恐怖に慄きながら歓ぶ

よい読書でした


次はどんな物語に出会えるのか

楽しみで、楽しくて

次々と読まずにはいられないのです


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