暑い日差しに熱せられた頭が渇望するのか
ホラー小説をよく買い込んでいます
異形コレクションの塔もまだ高いのですが
新しいものや読み続けられている名作も読みたくて
時折ゴシック小説に回帰したりしながら
恐怖を読み漁っている今日この頃
昨夜も月がとても綺麗で良い夜だったので
芦沢央さんの『火のないところに煙は』
残り数話を読み切ってしまいました
で
思ったよりも怖くて動揺しました
ひとつのお話は既に読んだことのあるものだったのに
謎解きが進むほど背筋が寒くなりました
一時おもわず冷房を切っていると
部屋が静寂に包まれてより一層気味が悪い
恐怖を愉しむホラーと謎解きを愉しむミステリ
気味の悪い物語ゴシックロマンスを源流として生まれた
とも解される、わたしの大好きな二大ジャンル
双方を楽しむことができて
落ち着いてみるととても面白かったです
カバー裏やWebでの特別掌編も読み
現実が浸食される恐怖に慄きながら歓ぶ
よい読書でした
次はどんな物語に出会えるのか
楽しみで、楽しくて
次々と読まずにはいられないのです