露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

アンソロジーという手引き

2022-07-31 17:34:12 | 日記


先日とある作家さんの短編集を買って読んだのですが

好みに合うお話が2つしかなくて

しかも別のアンソロジーで読んだことのあるお話


高い評価を受け続けている作家さんですが

作風が余りにも多彩なためか

好きな雰囲気のものを探すのが少し難しい

そう前々から思っていたのですが

やはり今回も上手くいかなかったので

今後は単独の作品集とは距離を置き

アンソロジストさんに頼ろうかと思います


わたしが全幅の信頼を置いているお三方が

朝宮運河さん、千街晶之さん、東雅夫さん

なお異形コレクションの井上雅彦さんは別格の位置づけです

ホラーやミステリはたまたゴシックな

良い物語をたくさん読むことができているのは

素晴らしいアンソロジーの数々のおかげです


興味のある作家さんについて

まず短編を読んで好みに合うか測ることが多く

一方でアンソロジーをきっかけに

作家さんを知ることもありますし

単独のものでも多数の作家さんのものでも

短編集が新たな世界への扉になってくれています


信頼するアンソロジストさんの導きを受けながら

広大すぎる物語の森を

楽しく彷徨っていきたいと思います


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