待ちに待ったコンサート
前日の大雨の悪影響が出ないかと恐れていましたが
時刻通りに新幹線は動き
何年も前、ますだみきさんののライブに行く時に泊まったホテルにて
少し休んでから会場の昭和女子大学人見記念講堂へ
昭和女子大学の構内を通り
開場時間を過ぎた頃に講堂へ到着
プレミアムシート列から入場し、記念品を受け取ってまずはグッズ販売へ
並んでいるうちにコサージュが売り切れてしまったのが残念でしたが
バッグとタオル2種を買いました
次は入国証明印を押しにプレミアムシート専用コーナーへ
チケットを提示して一般席用と2種類を押し
お手洗いを済ませてちょうど開演15分前を切ったところでした
席に向かい、7列目だからあのあたり……と思った席がまだ2桁台
舞台が全体的に迫り出して客席が減っている模様
その結果
実質前から2列目
上手寄りですが近い！
見上げた舞台、ヴィオラパートの譜面台
5cm近くあろうかという分厚さの楽譜が置かれているのも見えました
そんな席でドキドキしながら開演を待つことしばし
女性の声でアナウンスが
皆さんは普段の生活の中で記念日を意識しますか？
今日6月30日は「星の王子様の日」
Sound Horizonの物語も星を意味するステラと言う女性がいますが
今日は登場するのでしょうか
ーー期待をいやおうなく高めながら
続いての注意事項を聞き
待つことしばし
まずは東京フィルハーモニーオーケストラの皆様が入場
そして指揮者の栗山博文さん
思いの外ご年配の方で
豊かな白髪がとても素敵でした
まず演奏されたのは
「希望へ向かう序曲」
RPGゲーム「BRAVERY DEFAULT Flying Fairy」で何度も聴いた
その壮大な音楽を生演奏で聴くことができて鳥肌が立ちました
陶然としている間に曲が終わり
感動のまま拍手をしているところで
舞台袖からRevo陛下が登場
ロングブーツに白のラインが入った黒いパンツ
白のシャツに白いベスト ベストの裾が覗くくらい前見頃の丈が短い燕尾服
エポレットや飾り緒、刺繍といった装飾は白
肩を過ぎるくらいの長さの白いメッシュの入った波打つ御髪は
襟元には黒いリボンタイ
下ろしておられるように見えたのですが
背を向けらると、我ら国民が尻尾という愛称で呼ぶ
白く長い御髪が黒いリボンに結われて垂れていました
そして少しお話
最初はオーケストラの曲
これから物語が始まる、という壮大な曲です
ただし、このコンサートは時系列に沿って
発表順に演奏します
自主制作の頃から20年くらい
これからどこに行くのか
「来年からは活動拠点をサウジアラビアに移します、とかね」
「アラブの石油王に呼ばれてるんだよね～」
「そうなったら、君たちどうする？」
「パスポート取ります」「ついていきます」などの声に
「気軽に言わない方がいいよ」
文化がだいぶん違ったりするからね
ーーと、おそらく冗談はさておき
次の曲へ
「黒い背表紙に黒い文字で記された物語」
そう語り、携えていた本を客席に示す
裏表紙に紅い瞳が光る黒い本
Black Chrocicle
「君が生まれてくるセカイ」
自主制作時代の曲も
オーケストラで豪華になっている、という印象は少なく
元からオーケストラに相応しい楽曲だったことに
改めて驚嘆
それでいて
草創期の曲も息が吹き込まれて
新しく演奏されるその場で聴けることに感激しました
「珊瑚の城」
重なり、荘厳になっていく旋律
歌詞が歌われなくても音そのものが情景を描く
別離の悲しみの中、揺蕩っているように感じられました
「失われし詩」
素朴な音色がどこか懐かしく
誰も知らない詞すらも添えられない旋律でも
かつて存在した国や文化を伝えているように思えました
「エルの肖像」
音色だけでも十分に劇的で
大きく世界が広がっていくような展開に
Sound Horizon の曲だ、と強く感じました
割れんばかりの拍手の中
袖からRevo陛下が登場し、少し解説
最初は短い曲が多かったけれど
『Elysion』でメジャーデビューして
曲も長く激しくなってくる
Elysionのコンサートで最初にやった曲
その時を知っている人もいるのかな？と問われると
何名かが手を挙げておられました
そして次はキングレコード時代
Revo’s Orchestra Consert 2024 ６月29日夜 Ⅱ へ続きます
